2017年自家製カレンダーとピザ窯その後

 2009年以来、毎年前年の写真の中からこれはという写真を選んで、自家製のカレンダーを作っています。時には、義父母や義弟夫婦とすべて共通のカレンダーを作ったり、義父母用に別のカレンダーを作ってクリスマスに贈った年もありました。けれども、ブログを始め、わたし個人のデジタルカメラを持つようになってからは、撮影する写真の数が膨大に増えて、わたしと夫のカレンダー用の写真を選ぶだけで手いっぱいになり、今年、2016年のカレンダーなどは、恥ずかしながら新年の2月になってようやく注文しました。(下記リンク参照)

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 先ほどようやく、来年、2017年用の自家製カレンダーの写真を選び、誕生日などを書き込んで、注文を終えました。上の写真は、11月のカレンダー写真です。これまでは一月の写真は1枚と決めていたのですが、今年はミジャーナでの思い出や改築作業の写真5枚を、すべて同じ月に載せました。右上の友人たちとの食事の写真が無事であれば、この写真1枚だけでよかったのですが、ブログの記事にするために、縮小したときに、うっかり名前を変えずに保存したため、ひどく小さいサイズになってしまい、カレンダーに印刷できるような容量ではなくなってしまったのです。右下に、義父・義弟と友人たちが協力してくれて夫と共に120㎏のピザ窯を土台に設置する様子、中央下に、完成したピザ窯が使えるようにするために、夫が火を焚いて窯の湿気を取り払い温める様子を撮影した写真があります。ピザ窯についても、いつか詳しく経過をご紹介するつもりでいます。

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Migiana di Monte Tezio 2016

- Grazie e tutti per l'anno 2016. Ieri notte sono finalmente riuscita
ad ordinare il calendario 2017 dopo aver scelto le foto tra tante.
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関連記事へのリンク
- 今ごろ新年カレンダー (7/2/2016)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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# by milletti_naoko | 2016-12-09 23:59 | Altro | Comments(1)

ラヴェルナ修道院参詣、聖フランチェスコゆかりの地で聖母の無原罪の御やどりを祝うミサ・山歩き

 今日12月8日は、聖母の無原罪の御やどり(Immacolata Concezione)、イエス・キリストの母マリアが、その母アンナの胎内に宿ったときから原罪を免れていたことを祝うカトリック教の祝祭日で、イタリアでは国民の休日でもありました。天気がいいので、久しぶりに

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Santuario della Verna, Chiusi della Verna (AR) 8/12/2016

ラヴェルナを訪ねました。聖フランチェスコが聖痕を受けたという聖地は、ペンナ山の切り立つ断崖の上にあります。イタリアでは伝統的には、12月8日の聖母の無原罪の御やどりが、クリスマス(Natale)を祝う時期の始まりとされていました。かつては教会や家庭、町のクリスマス祝いの飾りつけも、12月8日以降に行われ、クリスマスの祝祭時期が終わる1月6日、東方の三博士が長い旅の末、幼子イエスに面会したことを祝う主顕節(Epifania)まで、キリスト生誕場面を模したプレゼーペ(presepe)やクリスマスツリー(albero di Natale)、イルミネーションが飾られ続けます。

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 着いてすぐに、教会のミサに参加してから、

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教会近くからペンナ山を登っていくと、

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葉を落としたブナ(faggio)の木々が凛としていて美しく、途中からわたしは頂上を目指して登り、夫は木々の間を歩いての瞑想を楽しみました。

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Panorama dalla cima del Monte Penna (1283 m s.l.m.)

 覚えていたよりも長く、上り下りのある道を登って、ようやくたどり着いたペンナ山の頂上からは、空が晴れわたっているおかげで、これまでにないほど、遠くの山々までくっきりときれいに見えました。

 下山中に夫と電話で連絡を取って、ラヴェルナ修道院の境内にあるバールで落ち合い、パニーノを買って、いっしょに食べ、それから土産物屋で、自分たち用のものやクリスマスの贈り物を、じっくり選んで購入しました。

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 そして、教会前の広場から、夕日が沈むのを見届けたあと、ラヴェルナから車を置いてあったベッチャまで歩いて戻り、ペルージャへと帰途につきました。

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Messa & Passeggiata alla Verna 8/12/2016

- Belli gli alberi di faggio spogli e dignitosi, fantastico il panorama
dalla cima del Monte Penna (1283m) sotto il cielo limpido.
- Abbiamo slautato il sole dalla piazza davanti alla basilica del
Santuario della Verna.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ラヴェルナ、聖フランチェスコが聖痕を受けた聖地 / Visita al Santuario della Verna con i suoceri (31/7/2016)
↑↑ 記事末に、ベッチャからの参詣路やペンナ山の登山など、ラヴェルナについての過去記事の中から主なものをいくつか紹介しています。
- 聖母無原罪の御宿リを祝うミサ、ペルージャ / Immacolata concezione, messa della Chiesa di San Filippo dei Neri con canti della Corale Tetium (8/12/2010)
- イタリア語学習メルマガ第60号「12月のイタリア、外国語学習成功の要因、スカルペッタ」 (4/12/2010)
↑↑ イタリアのクリスマスと年末年始の行事について書いた記事へのリンク一覧あり。
- クリスマスの1日 / Natale 2010 (25/12/2010)
- 贈り主いまむかし、イタリア各地で従来クリスマスの頃に子供に贈り物を運ぶと考えられていたのはだれだったか (20/1/2011)
- 1月6日はベファーナと主顕節

Articolo scritto da Naoko Ishii

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# by milletti_naoko | 2016-12-08 23:59 | Toscana | Comments(3)

金星と三日月近づくたそがれの空

 12月3日土曜日に、出かけた先のマルケの町からペルージャへ車で戻っていると、日没後のまだ明るい空に美しい月が見え、よく見るとそのすぐ下で、金星が輝いていました。

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Congiunzione Luna-Venere 3/12/2016 17:05

 きれいだなと思って写真を撮ったのですが、今調べてみると、月(luna)金星(Venere)がここまで近づくことはまれなようで、イタリアでは、そのめずらしさ、美しさを語り、人々の注意を呼ぼうとするオンライン記事がいろいろと出ていました。

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 車の中から撮ったので、画像がぶれている写真が多く、車内も見えるこの写真のぶれは、まだ少ない方なので、

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1枚だけとは言え、こんなふうに三日月もその下で輝く金星もきれいに写っている写真があって、うれしかったです。冒頭の写真は、元のサイズから縮小してしまう前に、月と金星が写る部分だけを切り抜いたものです。

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Luna, Marte & Venere 8/12/2016 18:08

 その5日後の今日、12月8日の夕方には、離れてしまった月と金星を一直線上に結んだそのほぼ中間に、火星(Marte)の赤みがかった光が見えました。

 冬は雨や曇りの日も多い一方で、強い北風に雲が吹き払われ、空が殊に美しいときもあり、南向きの窓から、きれいな夕焼けや金星や月がよく見えるので、ついよろい戸を閉めるのが遅くなってしまうほどです。

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Congiunzione Luna-Venere 3/12/2016 17:05

- La bellissima luna crescente l'abbiamo vista insieme a Venere
dall'auto mentre tornavamo verso Perugia.
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参照リンク / Riferimenti web
- MeteoWeb - Lo straordinario spettacolo della congiunzione Luna-Venere nel cielo Mediterraneo (3/12/2016)
- Sidereus il 1° Parco Astronomico del Salento - Congiunzione Luna-Venere (3/12/2016)
- Astronomia.com - il cielo nel mese di Dicembre 2016 (29/11/2016)
↓↓ 東京でも12月3日には月と金星が並んで見えたそうです。
- 国立天文台 NAOJ - ほしぞら情報 2016年12月 - 月が金星・火星に接近

Articolo scritto da Naoko Ishii

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# by milletti_naoko | 2016-12-07 23:59 | Altro | Comments(1)

日々こつこつ肩リハビリも日本語も

 昨年から今年の初夏にかけてお世話になった理学療法士のアレッサンドロが、故郷のナポリに戻ってしまい、通っていたカイロプラクティック院にいなくなってしまったため、凍結肩(癒着性関節包炎)で可動域をできるだけ取り戻すには、療法士による施術と指示を受けてのリハビリ運動が必要だと知りつつも、新しく勤めている療法士さんは、アレッサンドロほど経験や技術があるだろうかという不安が、左肩まで凍結肩を患い、再び通院が必要だというときになって、頭をよぎりました。

 新しい療法士さんは、最初は様子を見るために手加減しながらの施術で、一度は忙しくて別の新人さんの担当になったこともあり、どうかなと思ったこともあったのですが、幸い、若いのにそれは勉強家かつ患者思いの人で、仕事中は息つぐ暇もなく忙しいというのに、昼休みには担当する人の検査の結果を調べ、家でも何冊も買ってきた専門書で勉強しようというほど熱心な人です。「研究結果など、いろいろ自分で調べて勉強しないと、日々いろいろと技術や療法も進化しますからね。」とのことで、ごく最近の研究結果で知った療法を、わたしと、別に同様に凍結肩を患っている男性に、試みてくれています。まだ痛みが激しい上に、動きがひどく制限されているのですが、その新しい療法の効果が、その日の施術前後の肩の動きの違いにすぐに表れることさえあって、感謝しています。

 うちでも毎日、指示してもらった運動を継続することが必要だと分かっているのに、うちでパソコンに向かって仕事をしたり、食事のしたくやアイロンがけなどの家事をしていると、ひどく肩や腕が痛むので、痛まない範囲でできる運動はするものの、痛みを伴う運動はついついさぼってしまいます。ただ、本当は毎日でも通うのがよかろうところを、療養までが長い病気で、毎日通うほどの時間とお金の余裕がないため、せめては、「効果を得るために最低限必要」と言われた週に2回通っているので、療養のない日も、きちんと運動をこつこつと続ければ、それが回復を早めることは分かっています。なのにできずにいたのですが、今朝、「ぼくの施術も、そうやって毎日家でも運動をすることで、より効果が出てくるんですから。」と聞いて、そのとおりだと反省し、今日は夕方うちに帰ってから、きちんとするべき運動を一通り終えました。

 と言うのも、そういう療法士さんの言葉を聞きながら、当たり前と言えば当たり前なのですが、わたし自身が新しい日本語の生徒さん、現在および過去のすべての生徒に言ってきたことに通じるものがあることを、改めて感じたからです。新しい生徒さんは忙しくて、うちで授業の復習をする時間がなかなか取れないようですが、授業があるときだけ学ぶのと、授業がないときにも、1日に20分でもいいから復習をするのでは、かなり学習成果が違ってきます。復習をすれば、学んだことを忘れずにすみ、確実に定着させて、自分のものにすることができるし、自分が苦手なところが分かって、その克服に向けて努めることもできるようになることでしょう。

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 昨年の生徒さんの一人が、

「学ぶ」の「学」という漢字は、一生懸命勉強して、脳みそが煮つまりそうに、溶けそうに、頭が爆発しそうになって、髪がほうぼうを向いて逆立つ、まさにそういう感じを表しているように見える

と思うまでに、日本語の勉強に苦しみながらも、必死で取り組んでいたように、肩のリハビリでも、さぼっているフランス語の学習でも、思うようにできずにいる瞑想でも掃除でも、「ぼんやりやろう」と思うだけではいつまでもできないので、まずはこつこつと、するべきことを少しでもしていって習慣にしてしまうことが大切であり、それを習慣にするためには、やはり「なんとなく」ではなく、「よしやるぞ」という思いと気合がなければいけないのだなと感じたのです。いったん軌道に乗ってしまえば、後は続けやすくなることは、経験的に知っています。リハビリと掃除については、そういう意気込みを持って臨み、瞑想とフランス語については、限られた時間の中で何ができるか、何がしたいかを改めて考えて、結論を出してみたいとも思っています。

 日曜に日本語能力試験のN3を受けた生徒さんに尋ねると、「合格できるかどうかは分からないけれども、自分なりに試験前にも試験後にも全力を尽くせたので、悔いはありません。先生に教えてもらって、とてもよかったので、またこれからもお願いします。ありがとうございます。」と、お礼まで書いてくれて、本当にうれしかったです。N2はN3と違って、過去からすでにあった2級に該当するので、どういう語彙や漢字、文法事項などを学ぶ必要があるか、その手がかりがあります。単なる受験対策にとどまらない、もっと深みがあって本当に学力がつく日本語の授業をしながら、N2に合格できるようにするには、どういう教科書や問題集がいいだろうかと、今調べているところです。

関連記事へのリンク
- 学問も爆発だ - イタリア風新解釈 漢字の成り立ち 第1回 (20/4/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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# by milletti_naoko | 2016-12-06 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

それでも命は尊くすばらしい

 最近は少なくなりましたが、以前は外国の人にわたしが日本人だと言うと、「日本は自殺がとても多いですよね。」と言われることが、時々ありました。

 一方、自分と別れて、他の男性とつき合い始めたり、結婚したりした元恋人や元妻であった女性を、元恋人・元夫であった男性が殺害するという事件が、イタリアでは恐ろしいほど頻繁に起こっています。そういう男性が、その後すぐに自らも命を絶つ場合も少なくありません。

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 そういう事件のたびに、「そうした男性が女性を対等とみなさず、自分の所有物のようにみなしている」ことが非難・糾弾され、わたしも絶対に許すべからざる犯罪だと思うのですが、その一方、その心理の奥の奥には、「その女性といっしょでなければ生きていても意味がない」という、他人や外的条件によってしか自分自身の存在価値や生きる意義を見出せないという問題も隠れている気がします。たとえ愛していた人が自分から離れて行っても、自分は愛されるに値する、生きるに値する人間なのだという意識、あの人がいなくなって今はつらくとも、いつかきっと立ち直れるときが来るという思いが持てずにいることも、問題ではないかと思うのです。

 「あなたなしでは生きられない」
 「あなたのことが心から離れない」

 歌謡曲では、イタリア語でも英語でも日本語でも、こうした言葉を耳にするのですが、あふれる愛は感動を与えるものの、一方では、必要に迫られれば、「あなたなしでも生きられる」、「あなたのことも今は遠い思い出」という歌も、もっとあっていい気がします。「あなたがいなくとも、あなたが去っても、わたしは強く生きられる」、「だからと言って、わたしは生きる価値のない人間では決してない」ということを、心の奥底で人々が信じられるように。

 冒頭の日本における自殺についても、入試や仕事の成功などに、人生の均衡を崩してしまうほど、重きを置きすぎてしまい、そればかりが生きる目的となり、また自分の人生や命の価値がそうしたことにかかっていると思い込んでしまっているから、起きるのではないでしょうか。人生にはいろいろな生き方があり、わたしという人間に命がある、そのことだけでも尊くてかけがえがない。失敗は苦しくとも、人生に何か新たな転機をもたらしてくれるかもしれない。合格や仕事の成功は確かに大切でも、命をそのために失ったり、そのためばかりに絶望してしまうほどの価値は決してない。

 桃太郎が鬼退治をしてめでたしめでたしではなく、主人公が失敗したけれども、それでも命が輝き、心が優しくてすばらしいとか、シンデレラや白雪姫が王子さまと結婚してめでたしめでたしではなく、結ばれたあとに、いろいろ行き違いがあって、結局は別れることになっても、離れた相手を敬う心を忘れず、やがて幸せに暮らせるようになったとか、そういう新しい物語が、もっともっと語られるようになればと思います。

 男性が女性を所有物のように扱って殺害することが許せないという討論番組や報道番組を流すそのテレビ局が、同時に、ささいなことから怒りや激情に駆られて殺人を犯し、それを解決する推理番組のようなものばかりを、ドラマとして放送するのも、いかがなものでしょうか。

 皆と同じ道を、皆といっしょに歩けなくとも、転んでも前を向いて歩いて行ける。あの人がもう自分を愛してくれなくとも、だからと言って絶望したり相手を憎んだりせずに、相手の幸せを願いながら生きていける。

 いろんな意味で、自分の命も人の命ももっともっと大切にしながら、皆が生きていけるような、そういう世の中であるように、もっと人生のすばらしさを、あなたのその命のかけがえのなさを、いろんな機会に伝えていけるような社会になっていったら。

 写真は土曜日にマルケ州の山を歩いている途中に見かけたセイヨウマユミの木です。鮮やかなピンクの果皮がまるで花のようで、とてもきれいでした。

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Berretta del prete, sembra un albero fiorito.

@ Riserva Naturale Statale Gola del Furlo 3/12/2016
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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# by milletti_naoko | 2016-12-05 23:24 | Vivere | Comments(8)