祝3周年の小旅行2

 2日目、6月17日木曜日。朝食後、宿泊したアグリトゥリズモ、ラ・カスタンニャ(Agriturismo "La Castagna", Fiuminata)(詳しくは、こちらの記事)の周囲を、少し散歩しました。
f0234936_039344.jpg

 ご覧のとおり、アグリトゥリズモは山の中腹にあり、四方を豊かな緑に囲まれています。宿の方に、写真撮影をお願いしてから、10時頃に、車でフィウミナータの村を後にしました。
f0234936_0423034.jpg

 再度モンテ・ラーゴ平原へと向かう途中、前日にも訪れたピエーラコ(Pieraco)の村(詳しくは、こちら)に通りかかりました。
f0234936_0594090.jpg

 明るい朝の日ざしの下で見たポテンツァ川沿いの散歩道が、それは美しく見えたので、車から降りて、川堤の上に続く小道を歩くことにしました。
f0234936_125723.jpg

 上の写真に見える木の橋まで歩いたのですが、わたしたちの姿を見て、すぐに白鳥が3羽、川下から近づいてきました。再び土手の上の小道を行き、駐車場まで戻る途中には、川の中や川沿いに遊ぶ野ガモや花から花へと飛び移る蝶も、たくさん見かけました。
f0234936_183727.jpg

 土手の上からは、洞窟の聖母教会(Santuario della Madonna della Grotta)が、岩壁の合間に建つ様子もよく見えます。教会には、聖母マリア(Madonna)の像があり、3年に1度、聖母マリアを記念する祭りが催されると、村の観光案内に書かれています。

 散歩の後、村の文房具屋で、セーフロ・ピオーラコ・フィウミナータの3小村を含む地域一帯のより詳しいトレッキング用の地図(Comunità montana "Alte valle del Potenza e dell'Esino" zona "H", 1:30000, S.EL.CA.)を見つけて、次回のために購入しました。セーフロの村役場でも、宿泊したアグリトゥリズモでも、「10年前にウンブリア州と共同で作られた1:50000のアッシジ‐セーフロの巡礼・トレッキング用地図以外には、詳しい地図がまったくない。」と聞いていたのですが、土手沿いの散歩道の出発地点に、それよりも詳細な地図を載せた案内板が立っていたので、「もしかしたら」と期待しながら、店で尋ねると、幸い店に置かれていたのです。

 地図を購入してから、再び車に乗り、モンテ・ラーゴ平原へと向かいました。前日とは違って、セーフロ村の中心を通る道ではなく、アゴッラ(Agolla)という集落を通る道路を行くと、アゴッラを通り過ぎたあたりから、道の両側に見えるエニシダ(ginestra)の花がだんだん数を増し、やがて、一面がエニシダの鮮やかな黄色い花に覆われた峠にさしかかりました。
f0234936_1372270.jpg

 この日は、こうして、前日も訪れたモンテ・ラーゴ平原(Piano di Monte Lago)に別の方向、異なる道から到着することになりました。
f0234936_140675.jpg

 南北に細長く広がる平原の北端から中央へと車を進めて行きます。道の両側には色とりどりの野の花が咲き乱れ、写真の左手に見える柵の向こうには、たくさんの白い牛が群れをなしているのが、遠くに見えます。
f0234936_144442.jpg

 平原の中西部にある、モンテ・ラーゴ聖母マリア教会(Madonna di Monte Lago)のある丘に登ると、モンテ・ラーゴ平原の北半分を見渡すことができます。(上の写真)

 上の写真には、右から左奥に向けて並行に伸びる、細長く白い道路が二つ写っています。この日、わたしたちが通って来たのは、この右手に見える道で、一方、左側に見えるのが、前日通ったセーフロの村へと続いていく道路です。
f0234936_215368.jpg

 モンテ・ラーゴ平原の畑を色とりどりに染める花々を眺めながら、聖母マリア教会から東方面へ伸びる小道を進んで、平原を横断しました。
f0234936_210513.jpg

 平原を通り過ぎた後も、「カメリーノ(Camerino)の町が見える見晴らしのいい場所まで行って、引き返そう。」という夫の希望で、この眺望を楽しめる地点まで、小道をさらに進みました。上の写真で、中央よりやや左手の丘の上に細長く左右に伸びて見えるのが、カメリーノの町なのですが、残念ながら、日光や雲の落とす影のために、見えにくくなっています。

 この眺めのよい場所とモンテ・ラーゴ平原の東端の間を走る道の路傍には、美しいラン(orchidea)の花が群生しているところが、いくつかありました。
f0234936_2175617.jpg

 遠くから見ると同じように見える花も、一つひとつの花弁を見比べると、天使が羽を広げたように見えるこの小さい花弁の色や、形、模様がそれぞれ微妙に異なる花がたくさんあります。
f0234936_2205218.jpg

 車を停めて、ランの花を撮影したりしながら、小道をモンテ・ラーゴ平原まで引き返し、それから南西へ向かいました。道路沿いのレストランで、遅めの昼食をすませて、ウンブリア州のコルフィオリート(Colfiorito)に着いたとき、夫が「まだ家に帰るには早いので、他の見晴らしのいい場所も発見したい。」と言うので、ペルージャのある西ではなく、南方へと進むことに決めました。
f0234936_2294188.jpg

 コルフィオリートからカヴァッロ山(Monte Cavallo)の西部を南北に走る山道を行くと、このように花の美しい畑や、眺めのいい場所があちこちにありました。
f0234936_2343075.jpg

 山あいの集落をいくつか通り過ぎたあと、道は上へ上へと登って行き、やがて、眺めのそれは美しい場所へとさしかかりました。山の高みを行く道路に車を停めると、下方に、美しい緑の森のある渓谷やこれまで通り過ぎてきた集落を、遠く見晴らすことができます。また、前方には、色とりどりの花に彩られた畑が広がっています。
f0234936_2391860.jpg

 こうしてしばらく道を南へと進んで、景色を楽しんでから、疲れもたまってきたために、帰途につき、ペルージャの自宅に、夜7時半頃に到着しました。

 結局、夫が見たかった「幻の平原」がわたしたちが今回の旅で見たモンテ・ラーゴ平原かどうかは、はっきりと分からぬまま、旅行を終えたのですが、旅行中に、再びじっくり訪れてみたい場所がいくつも見つかり、結婚3周年を記念するにふさわしい、すてきな旅となりました。

 いつもすてきな旅と毎日をありがとう。これからも、どうかよろしく。 

Articolo scritto da Naoko Ishii

「この記事いいな」と思われたら、クリックをお願いします。
Cliccate l'icona con la talpa se vi è piaicuto l'articolo.
 人気ブログランキングへ

こちらもクリックして、応援をいただけるとうれしいです。
Sarei contenta se mi incoraggiaste cliccando anche l'icona con i fiori.
 にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
    にほんブログ村

by milletti_naoko | 2010-06-21 19:49 | Marche | Trackback | Comments(5)
トラックバックURL : http://cuoreverde.exblog.jp/tb/14025947
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by chi at 2010-06-24 01:59 x
ご結婚3周年おめでとうございます。Chiと申します。
偶然、この素敵なブログにたどり着いて、素敵な風景の数々に疲れも吹き飛びました。トレッキングに行きたくなりました。素敵な写真をありがとうございます!
Commented by milletti_naoko at 2010-06-24 05:55
ブログを書き始めてから、散歩中でも何でもよく足を止めて写真を撮るので、ただでさえ足が遅いわたしを、夫が、「最近、すっかり日本人になったね」と苦笑しながら、辛抱強く待ってくれることが多くなりました。

 旅行案内と言いながら、自分が見て美しいと思ったものの、一般の日本人観光客の方は行かれないだろう場所の記事が多いので、ひとりよがりになっていないだろうかと、心配していたので、見て喜んでくださる方がいると分かって、うれしく、また安心しました。こちらこそ、ありがとうございます。
Commented by chi at 2010-06-27 00:07 x
風景の写真を見るとお人柄が分かります(^^)。
これからも楽しみにしておりま~す!

Commented by hacci at 2010-06-28 12:18 x
Perugiaあたりに暮らしていると周辺に星の数ほど素敵な小さな村?町がありますね。
うらやまし限りです。
わたしも1969年から1978年までPerugia で暮らしていました
今回のColfioritoの名も懐かしく聞きました。
周辺の様子を楽しみに待っています。
Commented by milletti_naoko at 2010-06-28 15:02
30~40年前とは、大先輩ですね。風景にしても暮らしにしても、今とはかなり違うところが多かったのではないかと思います。ペルージャ郊外も、緑の田畑の多かったところが、最近どんどん住宅街になりつつあります。

一方、コルフィオリートの田園風景やペルージャの中心街の町並み(店は一部ですが、近年入れ替わりが目立ちます)などは、以前とほぼ変わらないのではないかと思います。

ペルージャ周辺には、イタリアには、すてきな小村が本当にたくさんあります。あまり日本の方に知られていない場所を、少しずつご紹介していけたらと思います。
<< アドリア海は俺の海 ~沿岸ミニ... マルケ州の3小村を訪ねて ~祝... >>