ピンクの妖精、フクシアと椿のつぼみ

 テラスのフクシア(fucsia)が美しい花を咲かせ始めました。

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 連日雨が降り、水がたっぷり補給された上、昨日から天気が持ち直して日も注ぎ、暖かくなったからかもしれません。

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 華やかなピンク色の衣装に身をまとった妖精が、空から降りてきたかのような、美しい色と形をしています。

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 お義母さんによると、夫の好きな花には移り変わりがあるということです。夫自身も、一時期フクシアに入れあげたときには、イタリアで手に入るほとんどの種を所有していたと言っています。

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 フクシア、バラと対象が移り、今夫が最も大切にしているのはジャスミンの花たちです。好みがすぐに移り変わるのは幸い花だけで、他のことに関しては、物も友情も妻も、古いものをいつまでも長く大切にする人です。古いと言っても、わたしは40代に入った今も若いつもりでいますし、夫よりは7歳ほど年下です。

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 下から見上げると、風鈴のようで、どこから見ても愛嬌があります。

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 最近、わたしの気になっているのが、こちらの椿たちです。四つある鉢植えの椿のうち、すべてがつぼみをつけ始めて、少しずつ育っているのですが、特にこの椿のつぼみはとても大きくなってきています。

 夫は、「今から準備していても、咲くのは来年の春だよ。」と言うのですが、わたしはバラと同じで、椿も天候次第では二度咲きするのではないかと、ひそかに期待しています。つぼみの膨らみ具合が、ちょうど今年の春先と、よく似ているからです。

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 というわけで、期待を込めながら、今年3月から4月にかけて、咲いていた我が家の椿(camelia)たちの様子をご披露します。

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 落ちた椿の花を、水をはった器に載せて、食卓に飾るというおしゃれな演出は、夫が思いついたものです。

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 ちなみに、器はイタリア製の和食器です。厚みのある陶器で少し重いのが難点ですが、雑貨店というよりは、食品以外は何でも売っているGrancasaという店で、和風の食器を見つけて、色合いや模様も気に入ったので、すぐに購入しました。お茶碗や湯のみのセットもあります。

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 一つの木から、色も模様もとりどりの花が咲いていて美しいのが、こちらの椿です。

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 白や赤、ピンクを基調とした一輪の花の中にも、少しずつ色合いの変化があったりします。

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 こちらは3年前に購入した鉢です。鮮やかな白に差す紅の色が美しい椿です。

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 椿の鉢植えは、すべてルッカ県で毎年3月に催される椿まつり(詳しくはこちら)で購入したものです。

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 こちらが、椿まつりが開催された、トスカーナの小村、Sant’Andrea di Compitoです。

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 こちらは、純和風の椿。今年の椿まつりの際に、わたしが日本を懐かしんで購入したものです。我が家は年中風が強いので、鉢が強風に倒れぬよう、対策を練りました。ペルージャでは土壌が石灰質、アルカリ性なので、酸性土を好む椿は、鉢で育てざるを得ません。

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 水をやりに行くたび、つぼみが膨らんでいく椿に、期待が募る今日この頃です。(後半の写真は、すべて今年の春に撮影。6枚目の緑のつぼみだけが、本日写したものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-10-07 17:38 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(2)
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Commented by mihodiary at 2010-10-08 20:41
なおこさん、こんにちは。

椿のお写真、堪能させていただきました!
椿祭りがあるほどなので、イタリアでも椿は人気なのですね。
カメリアというと、まったくイメージが変わるので不思議です。
...実は私、若い頃は椿の花の風情がちっともわからず、
あの、ぼてっと落ちる姿が、むしろ好きではなかったのですが
年齢とともに、椿の花の佇まいを美しいと思うようになり、
いまは大好きな花のひとつとなりました。変わるものですね。

なおこさんのお宅には、たくさんの種類の椿がありますね。
ピンクなどの、可憐な品種のものが多くて素敵! うっとりです。
椿は品種が多いことでも有名ですが、それぞれの名称もまた、
風情があって、いいものですよね。
東京でもよくみられる“乙女椿”をはじめ、“利休”とか
“侘助”とか、古風で凛としたネーミングも魅力的です。
イタリアでの、それぞれの名称もいつか知りたいです。
イタリア的な、素敵な名前がついていそう...。
美しく咲いてくれるといいですね!

Commented by milletti_naoko at 2010-10-08 21:02
椿はアジアからヨーロッパに伝わり、特に18世紀頃から、ヨーロッパの特に貴族層に愛されたと読んだような気がします。このルッカ県周辺は、イタリアにはめずらしく土壌が酸性で椿が育ちやすいために、かつて貴族の屋敷であった大邸宅で、大きく美しい色とりどりの椿の木が庭じゅうに配置してあるところがたくさんあります。他の花が咲かない冬に咲くという点が愛された理由の一つのようです。

椿まつりの2週間は大型バスでこうした邸宅の椿を見ることができて壮観です。一度はまつりの後に行って、人が少ない中すばらしい庭園をじっくり見られたのはよかったのですが、祭りの時しか入園できないという庭もいくつかありました。

実は品種名は、わたしたちが持っている椿に関しては、あまり風情がないものが多かった気がします。また調べてお知らせします。

季節はずれかなと思いながら記事にしたのですが、喜んでくださる方がいてよかった!コメントをありがとうございます。


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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