クリスマス・コンサート

 ペルージャ北方にあるコルチャーノ(Corciano)市では、毎年、年末年始にクリスマスを祝う催しが行われ、12月26日の夕方に、クリスマス・コンサートが開かれます。

f0234936_23555949.jpg

 こちらがコンサート会場となる聖マリーア教会(Chiesa di Santa Maria)。日が暮れるのが午後4時40分頃と早いので、コンサートの始まる午後6時には、すっかり暗闇に包まれ、彗星をかたどったイルミネーションが、闇夜を照らします。

f0234936_23571073.jpg

 14世紀に建てられたこの教会の祭壇には、あのラッファエッロが師と仰いだ巨匠、ペルジーノ(Perugino)の祭壇画が飾られています。

f0234936_23574025.jpg

 毎年、12月26日、聖ステーファノの祝日の夕方に、美しいクリスマス・ソングを聞かせてくれるのは、夫が属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)です。日の光のもとで見るコルチャーノの町と教会、そして、合唱団に興味のある方はこちらをご覧ください。

f0234936_2358986.jpg

 定番の『Tu scendi dalle Stelle』(詳しくはこちら)や『Adeste fideles』を始めとした、イタリアを中心とする世界の国のクリスマスソングを、美しい合唱で楽しませてくれました。

 『Adeste fideles』はラテン語の歌ですが、ミサでも、イタリア語版の『Venite Fedeli』と同じくらい、よく歌われます。興味のある方は、以下のYouTubeのページで、クリスマスの美しい映像を、アンドレーア・ボチェッリのみごとな歌と共に楽しむことができますので、ぜひどうぞ。

YouTube – Adeste Fideles (Andrea Bocelli)(リンクはこちら

f0234936_23591084.jpg

 クリスマスの時期には、コルチャーノでは、例年、美しい石畳の町のあちこちに、等身大のプレゼーペが飾られます。4枚目の写真は、このプレゼーペの幼子イエス生誕の場面で、一方、直前の写真は、東方の三博士一行を表したものです。

 夫が合唱の練習に参加するため、コンサート開始より、1時間以上も前に、コルチャーノに着いたので、わたしは冷たい風が吹きすさぶ中、プレゼーペを見ながら散歩しました。

f0234936_23595154.jpg

 このプレゼーペの特徴は、主要人物以外の服装や仕事が、中世のコルチャーノの町のものであることです。というわけで、ご覧のように、ポルケッタ(記事はこちら)を作る職人まで、プレゼーペに登場しているのが、興味深かったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

by milletti_naoko | 2010-12-27 16:05 | Feste & eventi | Comments(6)
Commented by ムームー at 2010-12-28 08:58 x
なおこさん
イタリアでのクリスマスのことが良くわかります。
興味深く、また敬虔な気持ちにさせて貰えて嬉しいです。
何も知らなかったです~
職人さんのプレセーペも素晴らしいですわぁ~

こちらでは、お正月に向けて買い物や煮しめ、黒豆など
これから煮ますの。
一応お重につめますのよ、夫がそういうのが大好き
なんです。
片付けももう少しになりました。
Commented by milletti_naoko at 2010-12-28 17:48
ムームーさん、こんにちは!

コルチャーノのプレセーペは、町を散歩しながら、中世の衣装を見にまとい、仕事に励む人形を見られるのが特徴で、子供たちも楽しそうに、プレセーペを見ながら、歩いていました。

日本の年末年始の厳かな気分が懐かしいです。煮しめ、黒豆、おせち料理を一つひとつ重箱につめられるなんて、すてきです。イタリアの大晦日は、友人たちと集まってにぎやかに過ごし、新年の訪れは、カウントダウンの後で、乾杯したり、花火が上がったり。新年の迎え方は、日本の方がずっと敬虔です。

わたしもクリスマスの翌日もイタリアでは祝日で、「休息日には働いてはいけない」と、夫に掃除をさしとめられていたので、昨日からは、掃除に励んでいます。
Commented by ank-nefertiti at 2010-12-29 01:10
naokoさん、こんばんは!
等身大のプレセーベ!素晴らしいですねぇ!

職人さん、ポルケッタを作る人までプレセーベの中にいるなんて!
よいですね、こういうの。

イタリアはクリスマスが終了し、お正月までの間は静かなのでしょうか?
クリスマスからはもう休暇になるのかしら???

ご主人さまが参加されている合唱団の歌、聴いてみたいです~^^

私は今日で仕事納めでした。
30日からおせち料理を作ります。
間に合うかどうか、限りなく不安ですよ~^^;
Commented by milletti_naoko at 2010-12-29 01:45
杏さん、こんばんは!

世界各国のプレセーペに、それぞれ特徴があっておもしろいのですが、ポルケッタ職人を見て、「これはウンブリア独特」と、わたしもにんまりしてしまいました。

この時期、学校や大学はお休みです。クリスマスと翌日の祝祭日、そして元旦が平日に当たる年は、間の平日に会社や工場が閉鎖されて、休みとなる場合もあるのですが、今年は、どの祝日もすべて土日に当たっているため、平常どおり働く人がかなりいるようです。個人で休暇を取って、旅行に出かける人はいます。

合唱団は、今回は諸事情のため、団員がひどく少なかったのですが、いつもどおり美しい合唱を楽しませてくれました。今は、ビデオカメラがなく、YouTubeに映像を載せる方法も分からない状態なのですが、いつか合唱の様子をご紹介できたらと思っています。

1年のお仕事、お疲れさまでした。今から、お宅で慌しい日々が始まりそうですね。杏さんのおせち料理、きっと美しく、かつおいしいことでしょう! わたしたちは年を友人たちと修道院で明かすことにしていて、大晦日の料理は皆で持ち寄ります。みんなが喜んでくれるので、巻き寿司を大量に作る予定でいます。
Commented by haru at 2011-01-19 22:10 x
えええ!何と!等身大のプレセーペもあるのですか!これはびっくりです。プレセーペの奥深さに、ますます惹かれてしまいます。
こっそり人形達の中に入って、自分もまねをしてみたくなってしまいます。あ、こんなことしちゃいけないですね。;)
Commented by milletti_naoko at 2011-01-19 22:13
haruさんへ

実は、実際に人々が衣装を着て、プレセーペを実演しているような町も、ウンブリア州を始め、イタリアの各地にあるんですよ。
<< 年末年始のコルチャーノ1 クリスマスの1日 >>