2011年 01月 04日
わたしはイタリア人ですか?
準備が終わったあと、同じく出し物係の友人や子供たちが、ゲームに興ずるのを、まずは横から楽しく観戦し、そのあとは、わたしもゲームに参加しました。
写真で皆の額に貼られている白い紙には、世界の有名人の名前が書かれています。額に紙を貼っている本人には、書かれた氏名は見えません。ちなみに、このとき書かれていた名前は、左から順に、Enrico Papi、Lady Gaga、Valentino Rossi、 Max Biaggi、Sylvester Stalloneです。
誰かが自分の額に書かれた人物の氏名を当てたら、その人の勝利で、ゲームは終わります。時計回りに、一人ずつ、たとえば“Sono italiano?”(「わたしはイタリア人ですか?」)、”Sono un attore?” (「わたしは俳優ですか?」)と、Sì(はい)かNo(いいえ)かを問う質問をしていって、自分の質問に対する皆の答えを聞き、質問を繰り返しながら、人物名を当てていきます。
「だれでも知ってる有名人」の氏名が書かれているということだったのですが、わたし自身も、左から2番目にいるロージーも、Enrico Papiは知りませんでした。夫によると、「若い子はみんな知っている。」ということなのですが。
皆が頭を悩ませて、質問を繰り返したあと、勝利を収めたのは、「Lady Gaga」と、みごとに正解にたどり着いたロージーでした。簡単そうで、実はなかなか難しいのです。
わたしも参加した2回目のゲームで、わたしの額に貼られた名前は、Roberto Benigniだったのですが、質問を重ね、「現存の人物」で、「男性」で、「イタリア人」で、「30歳以上」で、「政治家」ではなく、「俳優」だと分かって、皆が少しヒントをくれてから、ようやく見当がつき始めました。
日本語やイタリア語の授業でも使えそうな楽しいゲームなのですが、皆が楽しめるためには、参加者が同等の、かつある程度の語彙力を備えている必要があります。イタリア語の授業で使う場合には、「わたしは~ですか?」という質問は、日常生活ではあまりしない質問なので、中級以上のクラスで行った方がいいと思います。ごく入門や初級の段階では、自分自身に関わる"Sono …..."という表現は平叙文と共に、話し手に関する表現は、"Sei ...... ?"や"Lei è ...... ?"という疑問文と共に覚えたほうが、実際に使える場面が多いし、イタリア語の主語と述語の複雑な対応を身につけるのに役立つからです。
これが、日本語の場合には、職業を表す名詞をあらかじめ教えておき、かつゲームに登場する人物の職業や国籍をすでに生徒たちが習ったものに絞っておけば、初級の生徒でも、楽しみながら、日本語を学ぶいい練習になると思います。日本語では、主語が「わたし」でも「あなた」でも、動詞の活用が変わりませんので、ゲームで行われる質問を、実生活で応用しやすいからです。
英語やイタリア語の学習仲間どうしで、ゲームをしてみるのも、おすすめです。外国語教育・学習の研究結果によると、「外国語の学習者が複数で話す場合は、たとえ参加者がすべて異なる言語を母語としていても、自分ひとりだけで話す場合より、互いに修正しあって、より正しい文法や言葉を用いて話す傾向がある」からです。ですから、たとえ先生がいなくても、学習仲間どうしでも、職業名を表す言葉や人物を説明する言葉を学ぶいい練習になるんですよ。
Gioco per indovinare il nome scritto sul pezzo di carta messo sulla propria fronte, chiedendo agli altri, ad esempio, "Sono italiano?", "Sono attore?"
I nomi dei personaggi erano da sinistra, Enrico Papi, Lady Gaga, Valentino Rossi, Max Biaggi, Sylvester Stallone. Ha vinto Rosi dicendo il nome esatto, "Lady Gaga".
何か楽しげなゲームですねぇ~連想ゲームなんですね。
学校で生徒さんたちがされるのも、いいですね~
言葉が身につきますね。
生活の幅が広くて楽しむこともこちらではまだまだですもの、びっくりします~
家族でできるゲームはよいですね^^
私も親戚で集まるといつもBINGOです。
祖母が景品のチョコレートを買っておいてくれているのです。
いくつになっても団欒ゲームは楽しいですよね♪
だいぶ出遅れてしまいましたが、
少し前の記事から読ませて頂きました。
大人数の賑やかなお正月を迎えられたのですね~
他の方もおっしゃっていましたが、私も真っ先になおこさんの美味しそうな太巻きに目がいきました。皆さん美味しく召し上がって下さったというコメントを読んで、私まで嬉しくなりましたヨ。
名前当てゲーム、楽しそうですね^^
みんなが少しヒントをくれたということは、なおこさんが皆に受け入れられ愛されてる証拠ですね。外国での生活となると、やはり難しいこともおありでしょうが、いつも前向きで楽しく明るいなおこさんのブログをこれからも楽しみにしています。
雪の中を歩いて風邪など引かれませんようにご自愛下さいませ。
少し長くなりましたが
今年もどうぞよろしくお願いします。
おもしろいゲームですね♪
本当におでこに貼り付けているところが笑えます♪
芸能界にあまり興味がないので、
日本・台湾・イタリアの芸能人をあまり知りません。
もっと勉強しなければ!浦島太郎になってしまいます。
日本だったら、百人一首や花札で盛り上がるのかな~
久しく日本のお正月を過ごしていないので、忘れつつあります。
記憶にあるのは、お年玉をもらった事と食べ物のことくらいです(汗)
ジーナ
芸能人の名前については、イタリア人どうしでも、世代間で、知っている知らないの差があって、おもしろかったです。一番右にいるエンリーコは、シルヴェスター・スタローンの名前が分からず、皆がロッキーのテーマをジェスチャーつきで歌う中、すっかり困惑していました。わたしも、大人も子供も、大人数で一緒に楽しめるのが、いいと思います。
ビンゴもご家族で盛り上がりそう、楽しそうで、いいですね。 おばあさまの用意される、景品のチョコレート! 日本の我が家では、家族で集まると、よくトランプをしたのですが、景品はやっぱり、チョコレートでした。アルファベットが書かれたチョコレート、そう言えば、イタリアでは見かけませんが、これがお決まりの景品でした。
旅行から帰られたばかりで、お忙しいでしょうに、目を通してくださったんですね。ありがとうございます。そして、こちらこそ、新年もよろしくお願い申し上げます。巻き寿司は物珍しさもあってか、作ると皆が喜んでくれるのが確実なので、便利な一品です。日本人としては、やっぱりうれしいですね。
2度目のゲームでは、参加者が倍に増えて、「だれでも知っている名前を」ということになりました。レオナルド・ダ・ヴィンチやクリストーフォロ・コロンボ、眠れる森の美女、ドラキュラ伯爵など、歴史上の人物や架空の人物が登場して、より難しくなり、皆で頭をひねりました。「友人の友人、あるいはさらにその友人」といった感じで、あまり知らなかった人も多かったのですが、きさくで大らかな人が多く、一緒にゲームや作業、散歩をするうちに、親しくなることができました。
おもしろかったですよ。やっぱり芸能人については知識に世代差があるということで(上のコメント参照)、2度目は、ベルルスコーニやオバマ大統領など、政治家も登場。「ベルルスコーニ」を額に貼った友人が、「わたしは生きていますか?」と聞いたとたん、反射的に「Purtroppo, sì!(残念ながら、生きています!)」と叫んだ友人がいたりして、現首相への憤りもゲームに反映していました。
わたしも、日本の百人一首や花札が懐かしいです。花札、わたしはしたことがないのですが、中学生の頃だったか、学校の休み時間に遊んでいる子がいたのを覚えています。
こういうゲーム、似たようなのを日本のテレビ番組でも見ましたよ。イタリアから入ってきたのでしょうか?手軽にできて面白いゲームですね。
P.S.
長崎から博多へ行って、おとといの夜中に栃木県へ帰って来ました。九州はニュースで騒がれていたわりに、たいした雪ではなかったのですが・・・鳥取は本当に大雪で電車が何時間も線路上で止まって動けなかったりして大変だったようですよ。
凸d(^ー^)応援pochi!
日本のテレビ番組でもですか? おもしろいゲームは、やはり世界中で人気があるんですね。
いつも応援をありがとうございます!
マージャンもありましたが、こちらも遊び方がわかりません~~~
そうそう、
私のブログで、オーリオ・ピッカンテ(台湾風ラー油)の写真をアップしました。
お時間のあるときに覗いてくださいね。
台湾のイタリアンレストランで、オーリオ・ピッカンテがないときは、これがでてきます(汗)
注)
写真のラー油は激辛タイプです(爆)
ジーナ