春の足音

 2月は、まだ冬のさかり。天気予報によると、ペルージャでは、日曜日まで、最低気温が氷点下になる日が続くようです。それでも、この数日のように、天気のいい日が続くと、そこかしこで花が開き始め、少しずつ春が近づいてくるのが、はっきりと感じられます。

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 テラスの掃き掃除をしようと外に出ると、ネコたちが日だまりで、暖をとっていました。

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 ネコたちの左手の鉢では、ローズマリー(rosmarino)が、かれんな花を、たくさん咲かせています。

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 後方にあるミモザ(mimosa)の木では、まだほんのわずかですが、小さな黄色い花が、咲き始めています。

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 庭には、くす玉のように、白い花を球状に咲かせる、こんな木もあります。

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 まだまだ、つぼみの方が、咲いた花よりも、数が多そうですが、それでも、不思議な華やかさがあります。

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 椿(camelia)のつぼみも、いっそう膨らみ、赤く色づいてきました。

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 今日の午後は、ミジャーナ(Migiana)のオリーブ園に出かけた夫が、今年初めて見つけたスミレ(violetta)の花を、摘んできてくれました。このところ夫は、オリーブの木々が精力を取り戻すようにと、1本1本の幹にブラシをかけては、苔などを払い落とす作業に取り組んでいるのです。

 そう言えば、ペルージャの町を離れて、初めて二人きりで、スペッロの町を散歩したのも、ちょうど2月で、このときも、散歩中に、スミレの花を夫が見つけて、摘んでくれました。そんなことを懐かしく思いながら、スミレを紙の間に挟み、押し花にしようと、厚い本の中に差し込みました。

 まだ春は遠いものの、少しずつ、春の気配が感じられる今日この頃です。

*追記(2月23日)
 今日、お義父さんに訪ねると、「くす玉のような花」は、イタリア語でsambuchellaというそうです。手持ちの伊伊辞典にも伊和辞典にも記載がなく、インターネットで調べると、学名は
Sambucus ebulus Linne。Sambucus ebulusの名前を、日本語で記載したサイトを見ると、英語名を使って、ドワーフエルダー(dwarf elder)あるいはデーンワート(danewort)としています。スイカズラ科ニワトコ属の植物だということです。

参照したサイト・リンク
Metabolomics.JP - Species: Sambucas
ハーブのデータベース・ナ行の部 - ニワトコ - デーンワート

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-22 21:57 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(10)
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Commented by ムームー at 2011-02-23 09:49 x
なおこさん
春がもうそこに来ているのですね。
お花が咲き始めて綺麗です~
くす玉のような、お花もいいですね。
猫ちゃんたちも幸せそうにひなたぼっこしてて、こういう
のを見るといいですね。

スミレのお花がもう咲いているのですね、持ち帰られるなんて素敵。
Commented by Yuka at 2011-02-23 11:31 x
そちらも段々と色づいてきましたね。日本も少しずつではありますが、花を見かけるようになってきました。
氷点下の中、春に向けて植物も着々と準備しているのですね!
三寒四温と言いますが、あったかくなって「やっとか!」と思ったのにまた寒くなったりというのを繰り返しています。
まだ2月なので辛抱強く待ちたいと思います^^
Commented by mihodiary at 2011-02-23 14:43
なおこさん、こんにちは!

素敵な春の日記ですね。イタリアから、春のお便りをいただいたようで、なんだか心もぽかぽかと、あたたかくなりました。
いちばん最初の、佇む2匹の猫ちゃんも可愛いし、お花も素敵です。ローズマリーは、ハーブとしていただくのももちろんですが、あの、淡いパープルのようなブルーのような花もまた可愛いですよね。私も大好きです。そして、何度も何度も、うらやましいと言い続けているミモザの木...。大きいですねぇ。こんな存在感のあるミモザがあるなんて、つくづくうらやましいのです(またまた)。椿も、ようやく咲きそうですね。楽しみですね。
私も、好きな花を挙げはじめたらキリがないのですが、なんとなく、この時期の花に集中しているような気がします。ヒヤシンスを筆頭に、ラナンキュラス、そして、スミレもそのひとつです。可憐なビオラも、優雅なパンジーも、どちらも大好きです。イタリアでは「ビオレッタ」とよむのでしょうか、この響きがまたいいですね...。春のうきうき感が出ている気がするのは私だけでしょうか?(笑)
ご主人は、オリーブの木にも、なおこさんにも、お優しいですね! いつもながら、素敵なご夫婦です。
Commented by milletti_naoko at 2011-02-23 15:58
ムームーさんへ

少しずつ春に向けて、庭にも野山にも変化が見えてきています。くす玉のような花、夫も名前を知らないというので、いろいろ調べたのですが、今のところ分かっていません。

太陽が家の周りを動くにつれて、日の当たる場所が変わるのですが、猫が日なたを求めて、少しずつ場所を変えていくのを見るのも、なんだかほほえましいです。
Commented by milletti_naoko at 2011-02-23 16:04
ゆかさんへ

日本のように赤白の美しい梅を眺められる梅林はありませんが、ペルージャでも、庭でも、春を感じさせる小さな花があちこちにあって、うれしいです。

わたしも寒がりなので、春が待ち遠しいです。花粉症なので、手放しで喜べないのが、悲しいところですが……
Commented by milletti_naoko at 2011-02-23 16:18
みほさんへ

ミモザのは、やはり日がよく当たるからか、木の上の方と西側に、咲いている花が集中しています。夫は、他の家のミモザに比べると、咲く花が少ないので、具合が悪いのではないかと心配しています。

まだ寒い時期に、真っ先に咲き出す花というのは、けなげでもあるし、寒い中春の訪れを感じさせてくれるので、うれしいですよね。スミレのイタリア語は、カタカナ表記で読みを書こうとすると、「ヴィオレッタ」になります。野山では、春に向かって真っ先に咲くのが、スミレ、それから、プリムラ、クロッカス、シクラメン、蘭、初夏に入ると、野バラにエニシダが、順に美しい花を咲かせます。

先日、オリーブの幹に栄養分を与える泥パック(?)を作ろうと、夫が大量の泥を、購入しました。イタリア各地の温泉などの泥パック用の泥を販売する企業に、直接買いに行ったのですが、販売した係りの人が、一体何に泥を使うのかと、興味深そうにいろいろ質問してきたそうです。
Commented by bianchi_saitoh at 2011-02-23 21:27 x
まだ寒いのに花たちは頑張ってますね。
ローズマリーの花個人的に好きです。色と形がいいんですよねェ。
ミモザは満開になると黄色が鮮やかですごいですが、庭広いんですね!
Commented by milletti_naoko at 2011-02-23 21:51
bianchi_saitohさんへ

夫もローズマリーがとても好きで、島や海辺の町に旅行するたびに、気に入った花を咲かせているローズマリーの枝を切り取っては、うちに帰ってから、鉢に植えて、育てています。写真のローズマリーもそうやって、旅先のどこかから持ち帰って育てたものなのですが、どこのものだったかが分からないそうです。

4家族が住む家の庭なので、すべてわたしたち二人の庭というわけではないのですが、家全体の持つ庭は確かに広いです。ミモザの木、昨年は花に勢いがなかったので、今年はどうか咲いてくれますように!
Commented by ぽん at 2011-02-24 05:59 x
うちにもローズマリーがあるのですが、そんなかわいいブルーの花を咲かせるなんて気がつきませんでした。心に余裕がないのかなー。英国ではスノードロップに始まって、クロッカス、水仙が春の訪れを知らせてくれます。(っ言っても毎日曇り空ですけど。)うちの庭ではポツーンとプリムローズが咲いています。うちの庭にスミレが咲くのはもっとずっと後です。
Commented by milletti_naoko at 2011-02-24 06:52
ぽんさんへ

イタリアであちこち散歩すると、見かけるローズマリーの花の色はさまざまで、青かったり水色だったり、薄紫だったり白かったりします。スミレもよく見かけるのは3月に入ってからで、高山ではイタリアでも4月半ばに咲いていたりします。イギリスは北にあるので、やっぱりイタリアの方に、一足先に春が訪れるんですね。
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