冬のリミニ

 サンティアーゴ巡礼を描いた映画(記事はこちら)を見終えた晩は、夜遅くまで、まずは上映会場で、それから、フランコ宅でおしゃべりに花を咲かせました。

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 翌日、大人数で、スピーディの家で昼食を終え、皆で片づけを済ませたあとは、同じ町に住む別の友人宅へと、夫とフランコと3人で歩いて行きました。

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 フランコの家も、訪ねたかった友人の家も、海に近いので、行きも帰りも、海岸の波打ち際を歩いて行きました。

 リミニ(Rimini)と言っても、ここは県はリミニですが、リミニ市からは少し離れたイジェア・マリーナという町です。夏には海水浴の客でいっぱいだった砂浜も、今はたまに散歩をする人がいるくらいで、ひっそりと静まりかえっています。

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 残念ながら、訪ねたかった友人たちは留守でした。そこで、来た道を引き返したのですが、行きがけにアサリを獲っている人を見かけたからか、帰り道は、フランコもアサリを探しながら歩きました。生み育ちのフランコや兄弟たちは、幼い頃から友人たちと遊ぶうちに、自然にどうしたらアサリを獲ることができるかを、学んだそうです。わたしと夫は、色や形の美しい貝殻がないかと、やはり下を見ながら、ゆっくりと歩いて行きました。

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 ちょうど、リミニ市中心街で、印象派の展覧会が行われていたので、夕方は、車でリミニに繰り出し、シモーナと落ち合ってから、皆で歩いて会場へと向かいました。

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 実は、リミニの町には、寿司屋があって、シモーナが、「おいしいから、ぜひ一緒に食べに行こう」と、かなり前から誘ってくれています。こちらがそのお店なのですが、わたしたちが来るときは、なぜか閉店のことが多いのです。この晩は開いていたのですが、夕食はすでによそで食べることに決まっていました。

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 日頃はうるさく感じられる宣伝も、絵画の展覧会のものだと、どこか風情があります。町の壁に、大きな広告が掲げられていました。

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 こちらが、展覧会場となっている城、Castel Sismondoです。

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 入り口となっている門にも、威容があります。写真を撮るために、皆に遅れて歩くわたしを、夫があきれたように、せかすように、振り返っています。

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 この印象派(impressionismo)の展覧会では、展覧会そのものの他に、美しい城のつくりも楽しむことができました。この看板に使われている絵は、わたしたちが今回見て、最も気に入った作品の一つです。

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 夕食は、イジェア・マリーナのレストランで、大きなテーブルに並んで、皆で食事をしました。フランコたちは、年に1、2度、親戚一同で集まって、夕食会をするそうなのですが、この晩はちょうどその会食に当たっていたのです。フランコのお母さんや兄弟、その子供たちだけではなく、おじ・おば・いとこまで並ぶという、大人数の夕食です。わたしたちはフランコの友人として参加したのですが、船長スピーディも同席しているのは、スピーディの奥さんがフランコのいとこだからです。

 レストランには釜焼きのピザもあり、ピザがおいしいと言って、食べている人が多かったのですが、わたしが食べたサーモン・クリームソースのラヴィオーリも、とてもおいしかったです。

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 レストランの名前は、Ristorante Pic Nic。雨の夜でしたが、皆でおしゃべりしながら、おいしく、楽しく食べることができました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-04 18:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(6)
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Commented by bianchi_saitoh at 2011-03-05 11:48 x
海でのアサリ採り楽しいですよね。
消波ブロックの映っている写真、近くの海に雰囲気がにてます。

外房(九十九里浜)は波が荒くどこの浜も侵食被害が大変です。

地元でとれたアサリはダシが良く出て味噌汁は最高です。
ハマグリは焼きハマが一番!
ポタっと醤油を落として・・・何度かTVで取り上げられる有名店もあります。

親戚一同の食事会ってすごいですね。
ウチも子供の頃はお盆とかに集まりましたが最近は従兄弟達も親になったりしてると揃うことはムズカシクなりましとた。

それでも明日、おじいさんの法要がありおじさん、おばさん夫婦や自分の弟、妹達もそろいます。
こういうコトでもないと大人数で集まる機会はなかなかありません。
Commented by (mstk)a.it at 2011-03-05 18:01 x
食事の風景を見ると、
あぁ戻りたいなって思います。

夏の間働いたCervia milano-marittimaにも何軒か寿司barがありましたが、裏巻や創作寿司ばかりで日本人向けではありませんでした。
Commented by milletti_naoko at 2011-03-05 21:57
bianchi_saitohさんへ

海の近くにお住まいで、アサリを採られたことがあるんですね。いいですね! とれたての貝はおいしいことでしょうね。海から遠いペルージャで食べると、店でも家でも、どうしても冷凍してあった貝を調理して食べることになります。

フランコの親戚の場合は、一同が皆近辺に住んでいるからこそ、できることだと思いますが、それでもこれだけの人数が、特に何かがあるというのでもなく、都合を合わせてそろえるというのは、すてきだなと思います。
Commented by milletti_naoko at 2011-03-05 22:04
(mstk)a.itさんへ

気心の知れた人たちと、おいしいものを、わいわい言いながら食べるのは、楽しいですよね。

こちらの人がおいしいというお寿司、わたしたちが食べて必ずしもおいしいとは限らないのですが、リミニには時々足を運ぶので、いつか行ってみたいなと思います。ペルージャ外国人大学の裏にできた日本料理店も、教えていた学生たちが、「とてもおいしいです!」と言うので出かけてみたら、店のつくりや雰囲気はいいし、値段は高いのですが、料理の方は今ひとつでした。料理をする人から給仕まですべて中国人。それでも、日本の味や日本に興味を持つイタリアの人を増やしてくれているという点は評価できるかな、と。
Commented by かや at 2011-03-06 03:58 x
こんばんは☆
海・・・地中海ですね?!
世界地図で見ると湖のように大きな湾になっている地中海も、こうして見るとやはり海なんだな~と分かりますね。広いですからね~。
浜辺でアサリが採れる・・・日本と同じですね。
海に囲まれ、山脈も走る、海の幸も採れる・・・食文化に若干の違いはあっても、やっぱりイタリアって日本に似てますね。

凸d(^-^)応援pochi!
Commented by milletti_naoko at 2011-03-06 06:15
かやさん、こんばんは♪

海は、地中海の一部をなすアドリア海です。アドリア海は地図で見ると、地中海よりもさらに狭いのですが、やっぱり広いですよ。南北に長く、海に囲まれ、山があって、四季の変化があって……と、わたしも日本とイタリアには地理的に共通点が多いと思います。

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