女性の日を祝って

 昨日、3月8日は、女性の日(Festa della donna)。女性の政治的・社会的平等への道を振り返り、男性が日頃の女性の働きに感謝する日で、イタリアでは、女性にミモザの花を贈ります。

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 お義父さんが、我が家の木に咲くミモザ(mimosa)で、花束を作って、贈ってくださいました。

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 外は寒いのですが、日差しは暖かく、椿の花もいっそう美しく咲いていました。

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 和風の椿も、昨日になってようやく、最初の花が開き始めました。花たちも、こうして女性の日を祝ってくれているようです。

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 ミモザの花も、日の光を浴びて、金色に輝いています。

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 女性の日を祝って、ミモザ・サラダを作りました。ゆで卵をフォークでつぶして、塩・コショウ、それからニンニクをすりおろして少々加え、最後に、みじん切りにしたルーコラとオリーブオイルをふりかけて、混ぜ合わせました。

 ミモザの葉に見立てて、周囲をルーコラで飾ります。友人から畑で採れたルーコラをたくさんもらって、ルーコラ尽くしの日が続いたのですが、ようやく使い切ることができました。

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 ミモザ風に飾った下には、ケッパーと共にゆでたジャガイモの層が、隠れています。夫はパンと一緒に食べたのですが、わたしはごはんの上に、ミモザとジャガイモをよそって、ミモザどんぶりにして、食べました。

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 花のつぼみであるケッパー(記事はこちら)を使ったのは、こうすることで、おかずを花のようにお皿に盛るだけでなく、本当の花を食することもできると考えたからです。

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 午後は夫と、テッツィオ山のミジャーナ(Migiana di Monte Tezio)へ行きました。右手に見える横に長い山は、アッシジを中腹に抱く山、スバージオ山(Monte Subasio)。頂上付近にわずかながら雪を頂くスバージオ山の左手には、白い雪に覆われたアッペンニーニ山脈の高峰が、見えています。

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 こちらが、夫がこの数週間、鉄ブラシを使って、幹をきれいにし、精力を取り戻させようとしていたオリーブの木々です。空が澄み渡っているので、白い雪を頂いた遠くの山々が、よく見えました。

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 改修中の城のそばを通って、テッツィオ山(Monte Tezio)を、しばらく登って行きました。

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 冬を越した野バラの赤い実は、やがて地面に落ちて、その実のいくつかから、新しい木が育つことでしょう。

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 まだ枯れた風情が色濃いものの、ところどころに、春の兆しが見えていました。

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 散歩を終えて、ミジャーナのオリーブ園に戻ると、スミレ(violetta)が、そこかしこで、かれんな花を咲かせていました。

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 手前の地面は、自生のシクラメンの葉で、びっしりと覆われています。春には、美しいピンク色の花を咲かせてくれることでしょう。ここは土が盛り上がっている上に、岩がちなので、シクラメンたちはゆっくりと花を咲かせることができるのですが、シクラメンの葉は、オリーブの木々に近い平らな地面にも生えていて、夫は、トラクターを使って草を刈るときに、どうすればシクラメンの花を救うことができるか、それとも、草と一緒に刈らなければいけないかと、頭を悩ませていました。

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 シクラメンの葉の間に立ち、黄色い花に飾られている木は、セイヨウサンシュ(corniolo)。小さいつぼみたちが、くす玉から飛び出して、星のような花を咲かせていました。

 女性の日やその前後には、毎年イタリア各地で、さまざまな催しが行われますが、まだ真の男女同権までの道のりは遠いというのが現状です。そこで、今年の女性の日にあたっては、日本のフェミニズム運動の先駆者、平塚らいちょうの文章を、イタリア語に訳して、日本語の原文も添え、女性たちに贈りました。今からちょうど100年前、1911年に書かれた文でありながら、今も変わらぬ新鮮さ、力強さと共に、わたしたちの心に訴えかけてきます。

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 3月8日に見つけた花の写真と共に贈った、この記事へのリンクは、こちらです。

 近所の映画館、Giometti Cinema(記事はこちら)では、「3月中は、女性の月として、女性の入場料は、毎日3.9ユーロ」。これを機に、いい映画をたくさん見られたらと思っています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-09 13:08 | Feste & eventi | Trackback | Comments(10)
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Commented by Yuka at 2011-03-10 10:34 x
綺麗な色のミモザ!
ミモザサラダはどのような味がするのですか?
ケッパーは私は好んで食べないのですが、あれはつぼみなのですね!何かの実だとばかり思っていました。

女性の日、だなんて素敵ですね。日本も習って女性の日男性の日を作ればよいのに。
平等という言葉を縦に横柄な態度をとる女性も増えてきているようですが、真の平等の意味を今一度考えて双方に尊重・尊敬し合える社会が実現できたらよいなーと思うこの頃です。
Commented by milletti_naoko at 2011-03-10 17:03
ゆかさんへ

人によって、味つけの仕方はさまざまだと思うのですが、うちの場合は夫がニンニクが好きなので、少しだけすり下ろし、塩・コショウ、オリーブオイルで味つけしています。ゆで卵に塩をかけて食べるのに比べるとパンチが効いた味と言えるでしょうか。ケッパーはふつうはつぼみを食べるのですが、ごくまれに(本当にまれです)イタリアのピザ屋で、つぼみの代わりに実を使うところもあります。でも、味が違って、やはりつぼみの方がおいしいです。ケッパーには酢漬けのものと塩漬けのものがあり、わたしも夫も酢漬けのものは苦手です。

女性の日、日本にもそのうち定着するかもしれませんね。
Commented by bianchi_saitoh at 2011-03-10 17:05 x
ミモザの花、鮮やかな黄色がまぶしいです。

あのアッシジも近くにあるのですね。
遠くの雪化粧の山脈も綺麗です。

それとは反対にみんな春の準備なのですね。
ウチの回りも自然に覆われているので新芽の伸びた木々が身近に感じ取れます。
汗ばむ日も近いですね。
Commented by ムームー at 2011-03-10 18:29 x
なおこさん、女性の日のお祝いの義父さまからのお花、素敵
ですねぇ~
ミモザサラダの美しさにびっくりです、ケッパーって綺麗なお花と葉ですね、観賞用としても素敵でしょうね。

自生のシクラメンがあるなんて素晴らしいですね、そして刈りとらないようにとの心使い優しい。

これからお花があちこちに咲くのが楽しみです~♪
Commented by milletti_naoko at 2011-03-10 20:27
bianchi_saitohさんへ

ペルージャの中心街からは、スバージオ山に霞がかかっていなければ(よくかかっているんです、これが)、山の斜面にあるアッシジの町がよく見えるんですよ。

お宅の周囲にも緑が多いんですね。イタリア中部は、来週雨に見舞われ、気温が一気に上昇するという予報が出ています。花や草木がいっせいに春を感じさせてくれそうです。
Commented by milletti_naoko at 2011-03-10 20:32
ムームーさんへ

ウンブリアやトスカーナでは、古い城壁や家の石壁に、ケッパーがあることが多く、冬は枯れていますが、夏は緑に生い茂って、白い花でも楽しませてくれます。壁を傷めはするのでしょうが、かつてトスカーナとの州境に近い古い家に住んでいたときには、ケッパーのつぼみを摘んで、粗塩と一緒に瓶に入れて、自家製のケッパーの塩漬けを作ったりもしていました。

わたしも春になって花が咲いていくのが楽しみです。京都の桜、今年もみごとでしょうね!
Commented by ensyuu at 2011-03-10 22:28 x
 黄色い花を見ると、不思議に春を感じます。
 椿も綺麗ですね。
Commented by mihodiary at 2011-03-10 22:32
なおこさん、こんにちは♪

春だなぁ...と思いながら、ゆっくりとお写真を拝見していき、4枚目のミモザのお写真のあと、「あ、ミモザのブーケを真俯瞰から見たところだ! 」と思っていたらば、なんと! サラダだったのですねぇ...。うっとり。ミモザそっくりですね。ルッコラのグリーンがあるせいか、さらにミモザ感満載です。しかも、その下には、ジャガイモが隠れているというサプライズつき。ミモザも、ゆで卵だけでなく、にんにくとオリーブオイルの風味がついているところが、さらにおいしそう! こんど、サンドウィッチの普段の卵の具を、こんなふうにアレンジしてみようかな...と思います。あ、そのときは、パンも食パンよりも、チャバタとかの方があいそうですね♪ミモザどんぶりとは、初めて聞きました。春らしく、イタリアと和の融合した、かわいいごはんですね。マヨネーズを少しくわえて、パスタとあえれば、ミモザのパスタサラダにもなりそう。ルッコラたっぷりがおいしそうですね!日本も、春の陽気と思いきや、急に冷え込んだり...と、三寒四温の日々ですが、空気はどことなく春です。本格的な春が待ち遠しい今日この頃です。素敵な春のたよりを、ありがとうございます!
Commented by milletti_naoko at 2011-03-10 23:26
ensyuuさん、こんにちは。

日本でも、黄色い菜の花が一面に野を覆う、美しい風景が見られるのでしょうね。何だか懐かしいです。椿の花がようやく咲き始めたので、毎日テラスに出て、花を眺めるのが楽しみです。
Commented by milletti_naoko at 2011-03-10 23:30
みほさん、こんにちは♪

ミモザどんぶりは、わたしも聞いたことがないのですが、食べるのが楽だからと、ごはんの上によそったら、なかなかきれいに見えたので、うれしくなりました。日本に住んでいたときは、ニンニクは買ったこともなかったのに、こちらでは青菜をフライパンで炒めるときにも、パスタの具を作るときにも、魚を調理するときにも大活躍です。夫の大好物でもあるので、我が家ではよく使います。こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございます!
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