新店は森の中

 伝統のデザインを、手で彫り上げた版木で、上質の布地に施していく職人技は、ロマーニャ地方に、少なくとも17世紀から伝わるもの。

f0234936_5485413.jpg

 以前に、その制作過程とリミニの店を、ブログでご紹介しました。つい最近になって、リミニとリッチョーネの人通りの多い場所に1軒ずつあった店が、リッチョーネ(Riccione)市街にありながら、木々に囲まれた場所に、新装開店しました。

f0234936_5492550.jpg

 Arboreto Cecchettiという案内板に従って道を進み、敷地内に入ると、まずは入り口に花屋の大きな温室があります。

f0234936_5494643.jpg

 温室の横を回り、歩いて行くと、緑の木々の中に、Artigianateの小さな工房が見えてきます。

f0234936_550817.jpg

 木でできた家の中には、制作に必要な道具やすでに仕上がった作品が並んでいます。

f0234936_5502556.jpg

 一方、店は、木々の間を、さらに先へと歩いて行ったところにあります。

f0234936_5504224.jpg

 こちらが、店内です。エプロン、テーブルクロス、壁掛け、かばん、と、伝統的な技術を用いて、伝統のデザインを上質の布地に刷り上げて作られた、さまざまな商品が並んでいます。

f0234936_5505938.jpg

 以前に比べて、かなりスペースが広くなっています。

f0234936_5511991.jpg

 梨の木を使い、手で彫り上げた版木の数々も、店の一隅に置かれています。伝統の優しい色とデザインが温かく、また、毎日の生活の中で、長く使える良質の品なので、お土産にも喜ばれると思います。しばらくしたら、同じ敷地内に、レストランやバールも開店するそうですので、近くにお住まいの方、近くにお寄りの方は、ぜひ足を運んでみてください。

f0234936_5524392.jpg

 隣にある花屋さんの温室の中には、色とりどりの花が、いっぱいに並んでいました。

f0234936_55314.jpg

 温室の前には、バラの鉢がたくさん並んでいました。

f0234936_5531868.jpg

 駐車場から見えた隣の庭のバラも、日の光の下で、美しい花を咲かせていました。


*追記(2014年)

 残念ながら今はもうこの店はありませんが、シモーナは今も工房で木製の小さな家具を作ったり、イタリア各地の市や講習会で、伝統のデザインを布に施す技法を教えたりしています。

関連記事へのリンク・LINK per l’articolo correlato(↓↓)
- ロマーニャ伝統の技とデザイン / Artigianate - Tele stampate con il metodo tradizionale romagnolo a ruggine
- メルマガ、「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第56号」(記事、「ワインから連想する言葉、できごと」の後半)

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ Ninki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-05-08 22:54 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://cuoreverde.exblog.jp/tb/15940405
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by クロちゃん at 2011-05-09 06:53 x
なおこさん、おはようございます。♪
伝統の職人技は素晴らしい。
そんな作品を見ると人間てすごいなぁと感じてしまいます。
美しい花を咲かせる自然も素晴らしいですが、人間の力は偉大で無限大の可能性を感じます。(^^)/
Commented by ムームー at 2011-05-09 12:29 x
なおこさんこんにちは。
素晴らしいところに素敵なお花や工房がありますね。
緑豊かな場所にあるなんていいですね。

美を提供する人達も受け入れる人達も素晴らしい
のでしょうね。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-09 22:43
クロちゃん、こんにちは♪

伝統の職人芸だけに、染料には小麦粉、ワインビネガー、描かれるデザインも鶏やブドウ、麦の穂と、生活に根づいたものが多いのが、興味深かったです。わたしたちもお義母さんにエプロンを贈ったのですが、素朴な中にも、いつまでも飽きの来ない美しさが、あるような気がします。こういう技術を考え出し、受け継いできた文化というのは、すばらしいですよね。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-09 22:46
ムームーさん、こんにちは。

周囲の森の中には、なんとリスもいるそうです! リッチョーネ市がこちらの場所を店舗として推してくれたそうです。同じ建物内の隣の店では、環境に優しい商品を販売していて、こういう伝統や環境を大切にする店を、市が支援するというのは、すばらしいと思います。
<< 別天地で復活祭1 庭とバラとアスパラガス >>