別天地で復活祭1

 La Romita di Cesiは、ウンブリア州の南にあるテルニ(Terni)の町から少し離れた山の上にあります。

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 駐車場から、山道を1時間ほど歩いて登ったところに、修道士、Frate Bernardinoと動物たちが暮らしているこちらの宿があります。いつもは復活祭(Pasqua)は義父母宅で大家族が集まって昼食をいただくのですが、今年は友人たちと、この人里離れた館を訪れ、一泊することになりました。

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 今年の復活祭は、4月24日日曜日。義父母や前日我が家に到着していたリミニの友人たちと共に、朝食を食べました。わたしと夫は、ふだんは自分たちの家で食事をするのですが、復活祭の朝は、義父母宅で、朝食を共にします。これは、この日の朝は、前日に教会で祝福を受けた復活祭のパン(Torta di Pasqua)、ワイン、そして、ゆで卵をいただくからです。

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 朝食後に車でペルージャを出発したのですが、途中でトーディ(Todi)に住む義弟の家族宅を訪れました。姪っ子たちに、大きなおまけ入りの卵型チョコレートを贈るためです。ディズニー映画、ラプンツェルの包装紙に包まれたチョコレートを贈ったのですが、姪たちはさっそく、包み紙を取り、チョコレートを開け、中に入っていたおまけを見て、喜んでいました。このあと、皆で一緒にトーディの教会、Tempio di Santa Maria della Consolazioneのミサに参列しました。

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 義弟たちにあいさつをしたあとは、車で目的地に向かって進みます。昼食は、チェージ(Cesi)の町の駐車場近くの草原で。パンやサラミ、瓶詰めの野菜を並べて、各自がそれぞれお好みの具をパンの切れに載せて、食べました。この場所を選んだのは、眺めがよかったからです。

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 山のふもとのこちらの駐車場に車を置き、Romita di Cesiを目指していきます。寝袋や宿泊に必要な品でいっぱいのリュックを背負って、これから山を登って行きます。

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 道端には、自生のラン(orchidea)が美しい花を咲かせていました。

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 トキワガシ(leccio)の木々の間を通って、坂道を上って行きます。写真の右手前に見えるように、ところどころにピンク色のシクラメン(ciclamino)の花が咲いていました。

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 ようやくRomitaに到着しました。中庭には、色とりどりの花が美しく咲いています。

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 ポニーがのんびりと草を食んでいます。敷地内には野菜畑もあり、連泊をする人には、畑仕事や花の水やりなどの仕事が割り当てられます。

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 建物から下って、しばらく森の中を行くと、眺めのそれは美しい場所がありました。

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 こちらの小さな教会で、朝食前と夕食前に、全員が集まって、Frate Bernardinoの説教を聞き、共に歌いながら祈りを捧げます。

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 到着してから、わたしたちは、休んだり、菜園の野菜や鉢植えの花に水をやったり、周囲を散歩したりしました。教会での祈りの会のあとは、いよいよ夕食。料理をしているのは、修道士、Frate Bernardino。連泊した客が、食事のしたくを手伝っていました。

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 奥に見えるオーブンで、こちらのパンを焼いたのも、連泊した宿泊客だそうです。

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 この晩は、40人あまりと大勢が長い長いテーブルについて、共に夕食を食べました。皆が互いに手を取り合い、祈りを捧げたあとで、セルフサービスで、パスタと羊肉の料理、そして、サラダや青菜炒めを、好きなだけ皿によそって、いただきました。

 宿泊棟には電気も水道もないこちらの宿を、夫たちが知ったのは、聖フランチェスコの足跡を追って、ラッツィオ州のポッジョ・ブストーネ(Poggio Bustone)からアッシジ(Assisi)まで巡礼をした際に、ここに宿泊したからです。一行がRomitaを訪れた4月の半ばには、巡礼中の夫たちだけしか宿泊客がいなかったこの場所が、復活祭のこの日は、数日前から連泊している人も多く、夕食の席は、それはにぎやかでした。

⇒ 記事、「別天地で復活祭2」につづく
⇒ Continua all’articolo, "Pasqua alla Romita di Cesi – parte 2"

LINK
- Umbira Online. Turismo Religioso – Eremo la Romita di Cesi

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-09 22:49 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(4)
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Commented by ekko_kopanda at 2011-05-10 12:47
なおこさん、こんにちはekkoです。
今回もステキなところへ行かれたんですね♪
駐車場から1時間くらいなら私でも歩けそうです(笑)

そういえば、一番上の写真でだんな様のお母様の付けてるエプロンって
↓の工房で作られたやつですか?
ぶどうの柄がカワイイなぁ~って思って見てて、
下へ読み進んでいったら、あら?って感じだったので。
手作りの作品って人のぬくもりがして大好きです。
Commented by ムームー at 2011-05-10 14:52 x
なおこさん
こんにちは~
復活祭の過ごし方、いつもと違うのですねぇ~
野菜やお花にお水をあげる。
素晴らしい教会で祈りを捧げ、食事をいただく。
わぁ~なおこさんのお話から、色々な場面が浮かび
とっても楽しいです。
ありがとうございます~
Commented by milletti_naoko at 2011-05-11 04:46
ekkoさん、こんばんは♪

鋭いですね~ そうです。お義母さんのつけてるエプロンは、友人の工房で作られたものです。わたしはかつて夫にも同じ工房のエプロンを贈ったことがあるんですよ。わたしには友人たちが贈ってくれたので、我が家だけで三つもあります。この工房の作品、色も柄も温かみがあって、わたしも大好きです。

電気と水道がないというのを心配しつつの参加だったのですが、考えてみれば、つい数十年前までは、どちらもない家が多かったのですよね。
Commented by milletti_naoko at 2011-05-11 04:49
ムームーさん、こんにちは。

「祈り、働け」を生活信条としていた、中世の修道院を思わせるようなこの不思議な空間と生活の在り方が、とても印象に残りました。
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