2011年 05月 15日
瓶も酔っ払い?
ワインボトルというよりは、どうも大砲みたいに見えます。ナイフやフォークを使うとき、ちょっと腕の運び方を間違えると、倒してしまいそうで、何だか緊張しました。
しかも、この瓶、こんなふうに、直立もするのです。底がどうなっているかは、写真を見れば、お分かりになると思いますが、よく考えたものです。
このユニークなワインボトルを目にした店は、こちらのオステリーア、ウンブリアーコ(Osteria UmbriaCo.)。ウンブリア州の南にあるテルニの町、そして、わたしたちが今年の復活祭を過ごしたRomita di Cesiに近い、ポルターリア(Portaria)という村にあります。店名は、Umbria Companyと、テルニ地方の方言で「酔っ払った」を意味する’mbriaco という言葉(イタリア語ではubriaco)をかけた、言わば掛詞です。
ワインの品揃えとおいしさが自慢のこの店は、料理も皆、とてもおいしくて、ワインボトルだけではなく、食器でも驚かせてくれました。こちらは、野菜たっぷりの大麦入りスープです。
タッリャータ(tagliata)はテーブルの上でも熱い板の上でまだ焼け続け、自分たちの好きな焼き加減になったら、お皿によそって、食べることができました。ボリュームもあり、とてもおいしかったです。
イチゴの大好きなわたしが食べたデザートは、こちらです。
このポルターリア(Portaria)の村は、わたしたちが宿泊したRomita di Cesi付近の展望台からも、よく見えました。(上の写真)ご覧のように、緑に囲まれています。
Romitaから山を下りたとき、駐車場でちょうど同じ宿に泊まった人と会い、この村で散歩をするといいよと教えてもらいました。
石造りの町並みが美しいのですが、特に印象に残ったのは、こちらの時計台。
家族がみんな集まって食事をしたあと、後片づけも大変と言いながら、焼き網を洗っている老婦人に出会いました。
こちらは、村の教会です。
ちょうど、藤の花が美しく咲いている頃でした。
素敵なお店で頂くお料理、器も凝っていますね。
ボトルも変わっています~
歴史に彩られた街並み、時計台も素敵です。
ご婦人の家も素晴らしいですねぇ~
石造りの家に何気に飾られたお花、隅々まで行き届いていますね。
ワインの瓶は私の好みです。(^○^)/
ユニークな形ですが、このままワインを寝かせて熟成することもできそうなアイデアボトルとも感じました。
こちらも藤が満開の季節です。(^^)/
器やボトルの形から、店の名前まで、工夫を凝らしていておもしろい上、料理がとにかくどれもおいしかったので、うれしかったです。素朴な石造りの町並みに、色とりどりの花がとてもよく似合っていました。
なるほど、こういう瓶がクロちゃん好みなんですね。イタリアのピザ屋では、たまに若干斜めに立つグラスなどを見かけることはあるのですが、こんなふうに立つ(というより、「寝」てますよね)ワインボトルは初めて見たので、びっくりしました。
日本の藤棚にいっぱいに咲く藤も、さぞかし美しいことでしょうね。何だか懐かしいです。ペルージャではもう藤の季節は過ぎ去ろうとしています。
ワインの瓶とっても面白い形ですね。
赤ワイン用なのでしょうか?
お料理の入った器も変わった形で、
お料理以外でも楽しませてくれるお店ですね。
デザートのガラスのプレートもオシャレです。
藤の花がきれいですね~
イタリアでも藤の花が咲いてるって不思議な感じです。
何か勝手に日本の花のような気がしていたので。
町並みがとってもステキですね~
石畳と建物が調和してヨーロッパって感じがします。
ちょっと中世に迷い込んだ感じになりそうです。
さすが、職人さん。瓶やお料理の器だけでなく、デザートのお皿にも、そういう視点から評価されるんですね。スープのお皿というのは、普通のレストランでは単なる深皿である場合が多いので、この器にはとっても驚きました。背が高いので、スプーンで口に運びやすいからでしょうか?
わたしも藤の花は、日本の花という印象があったので、イタリアで町にも家の庭にもたくさん咲いているのを見て、びっくりしました。藤の花が石造りの町並みにも妙に合っているのにも、最初は驚きました。