いざロンドンへ

 日曜の夜に注文して、昨日我が家に届くはずだったAmazon.itの小包。

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 昨日の午後、サイトで「今どこを移動中か」を見てみたら、その日の朝7時過ぎには、すでにコルチャーノ(Corciano)に到着していたと書かれています。この中世の町並みの美しい小さな村は、ペルージャから車で約20分の距離にあります。注文確定を知らせるメールにも、「配達予定は11月22日」とあったので、昨日のうちに届くだろうと思ったら、あてがはずれました。

 おかしいなと思って、今朝サイトで確認すると、
「Data Ora Località Dettagli evento
 22 nov. 2011 05:10:00 PM CORCIANO Indirizzo non corretto
 22 nov. 2011 07:41:00 AM CORCIANO In consegna」
とあります。

 「住所に間違いがある」(Indirizzo non corretto)とあったので、注文確定を知らせるメールを確認しましたが、送付先には、我が家の住所がきちんと記入されています。そもそも同じAmazon.itが、同じ配送業者SDAを使って、数週間前に我が家(住所は変わっていません)に、ダイソンの掃除機を届けているというのに……

 このまま荷物が送付先に送り返されたらどうしよう、と不安になって、SDAのホームページで情報を問い合わせるためのメールアドレスを調べ、メールを書き終えたのが、今日の12時36分。

 うそみたいな話ですが、このメールを送ってすぐに、うちの呼び鈴が鳴り、予想どおり、いつも荷物を届けてくれる、それは紳士的な男性が、待ちに待っていたアマゾンからの小包を届けてくれました。「紳士的な」と言うのは、この方、いつも「奥さん、おはようございます。」("Buongiorno, signora.")、「それはご親切に……」( "Molto gentile…")と、笑顔と敬意たっぷりの対応をしてくれるからです。わたしは、実年齢よりかなり若く見えることもあって、結婚指輪をしていても、「お嬢さん」(signorina)と呼びかけられることも多く、夫と一緒に食事をしたあとも、店の人が、夫には"Buonasera"とあいさつするのに、わたしには"Ciao!"とあいさつすることが、しばしばです。夫や友人たちによると、「若く見えるから親しみを抱いて、親称のtuを使うのであって、外国人だからと言って、軽く見ているわけではない」ということなのですが、何となく日頃から気になっているので、いつもこう敬意を持って接してくれるこの配達員の方の対応が、何となくうれしいのです。

 それはさておき、この方に、「本当は昨日の朝、もうコルチャーノに届いていたはずなんですが。」と言うと、「ああ、それは昨日はわたしがいなくて、代理の人が担当していたから、この地域のことはよく分からなかったのでしょう。」とのことでした。小包を受け取ったあと、またすぐにSDAに、「小包は今届きました」とメールを送りました。

 とにかく、届いたのがうれしくて、すぐに小包を開けました。早く届かないかとそわそわ待っていたのは、この本、

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 そう、Lonely Planet社の「ロンドン」(イタリア語ではLondra)の旅行ガイドです。おととい発行したメルマガ(リンクはこちら)にも、すでに書いたのですが、わたしと夫は、12月2日から7日まで、5泊6日で、ロンドンを旅することになりました。これまでは、わたしの誕生日には、夫が1、2泊ほどの小旅行を贈ってくれていたのですが、今回は、夫もミジャーナの家の改築で考えることもお金を使うことも、また、作業をすることも多くて大変なので、わたしの方が、自分の誕生日をきっかけに、夫に旅を贈りたいなと考えました。夫としては本当は南の島に行きたかったようですが、今年は有給休暇の残りが非常に少ないため、行くのにあまり時間のかからないところ、ということで、目的地は、ペルージャの空港から直接行くことのできるロンドンに決まりました。

 本当はフランスのパリに行きたくて、すでにフランス語の学習書もそろえたのですが、パリには独学で一通り初級の学習書を終えてから、足を運びたいと思っています。ロンドンなら英語なので、旅行の準備をする日数もあまりないので、やはり言葉が分かる国の方が、自分も安心ですし…… 木曜に通訳の仕事が終わって以来、たまった家事と平行して、インターネットでロンドンのホテルも調べていたのですが、詳しい地図や路線図がないと選ぶのが難しいので、このガイドブックが届くのを待っていたのです。訪ねるのが英国だし、もともと英語で書かれたガイドなので、本当は英語版の方がいいのですが、イタリア語版なら、夫にも積極的に使ってもらえます。ローマほど大きい都市に行けば、英語版もあるでしょうが、ペルージャではAmazon.co.ukに注文する必要があり、それでは、お金も日数もかかってしまいます。

 というわけで、今日は引き続き、ガイドも参考にしながら、宿泊先のホテルを決めたいと思っています。さっきざっと本の冒頭を読んでいたら、「ロンドンは英国中で最も物価が高い町、いや、もしあなた方がノルウェー人か日本人でなければ、世界で最も物価の高い町」と書かれていました。ロンドンのホテルの値段を見ると、日本人であっても、日本やイタリアの地方都市に長く住み慣れたわたしは、物価が本当に高いなという印象を受けます。せっかく行くのですから、十分に楽しんでくるつもりです。わたしは、小学校から中学校にかけて、シャーロック・ホームズの大ファンで、夢中になって全作を何度も繰り返し読みましたし、シェークスピアの作品やミュージカルの『マイ・フェア・レディ』、『メリー・ポピンズ』も大好きです。

 さて、今Amazon.itでは、19ユーロ以上の品を注文すると、送料が無料になります。このロンドンのガイドは、本来は21ユーロなのですが、オンラインでは割引で、17.85ユーロだったのです。そこで、送料なしですむようにと、他にもDVDを2枚注文しました。

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 一つ目はこちら。そうです、宮崎駿監督の『紅の豚』です。日本でこの映画を見たのはかなり昔の話で、楽しく、いい映画だったという漠然とした記憶しかなかったのですが、昨年の秋に、イタリアの映画館で公開され、久しぶりに見てみて、この間、自分自身が成長していたということもあるのでしょうが、本当に感動しました。(記事はこちら

 しかも、このDVD、日本語・イタリア語の2か国語である上、イタリア語の字幕もついて、新品がなんと7.39ユーロなのです。よくよく見ると、以前はそれぞれ20ユーロほど出して購入したトトロと『千と千尋の神隠し』も、それぞれ8.01ユーロ、8.37ユーロで売られていました。ヨーロッパ仕様のDVDを、日本に持ち帰って見るのは難しいかもしれませんが、こういうDVDは、日本文化をイタリアの人に知ってもらうのに役立つ上に、日本語・イタリア語の両方のいい学習道具になってくれます。

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 もう一つ、ついでに注文したのがこちらのCDです。かなり以前に、どなたかからとてもいい映画だと勧められて、いつか見てみたいなと思い、Amazon.itのショッピングカートに入れたまま、すっかり忘れていたものです。

 今日の昼、昼食を食べながら、テレビを見ようと思ったら、画面に砂嵐が流れていました。ペルージャも、いよいよデジタル放送に切り替わったのです。携帯電話でも掃除機でも、購入に踏み切る前に悩みに悩んだわたしは、テレビが本当に生活に必要なものかどうか、これをきっかけにテレビのない生活を送ろうかと、夫と二人で考えていたところでした。テレビがなくても、Raiの生放送や録画したもの、La7でもニュースや数々の番組は、インターネットで見ることが可能です。

 というわけで、これからロンドンの宿とテレビの有無などについて、検討したいと思います。少々慌しいので、近況だけ簡単にと思ったのに、かえってなんだか長い文章になってしまいました。最後までおつき合いくださったお優しい皆さん、ありがとうございます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-11-23 16:01 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(6)
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Commented by かや at 2011-11-24 00:35 x
こんばんは☆
なんだかんだで、ネット通販は便利ですよね。近所で手に入りにくい品物も買えますし。ただ、ちゃんと届くか、ちゃんと受け取れるか不安にはなりますが…。
「紅の豚」、なつかしいです。僕もあまり覚えていませんが(^^;)オイ
ラピュタやナウシカならビデオで何度も何度も見たんですけどね。

凸d(^ー^)pochi
Commented by ゆん at 2011-11-24 01:58 x
こんばんは^^

ロンドン旅行、楽しみですね。
ご自分の誕生祝いに、忙しく過ごされているダーリンへのプレゼント旅行、その心意気がとてもいいな♪と思いました。なおこさん素敵です。

ところで、シニョリーナの件。
以前、ほんの1週間だけ通ったパリの語学学校で、修了証書(のようなもの)を頂いたのですが、そこにマドモアゼルとあったのです。それで「私は結婚してるし、○○歳だし、マドモアゼルだなんて・・・」と不満を表しました。するとそのフランス人はとても恐縮して、修正して後日郵送すると言ってきましたが、何もそこまでこだわるつもりもなかったので、マドモアゼルの表示のまま持ち帰りました。
若く見られること自体に不満はありませんが、それによって呼称を変えられるとちょっとなんだかなあ、という気持ちになりましたね。

私の場合はたった一度の出来事ですが、なんとなくお気持ちがわかるような気がしました。


新しい携帯電話やダイソンの掃除機、ローマや通訳のお仕事など
盛りだくさんの記事を楽しく読ませて頂きました^^

Commented by yuzuko at 2011-11-24 07:45 x
なおこさん、はじめまして。
いつも楽しく拝読させていただいています。

イギリス旅行、ご主人と楽しみですね。

失礼かな?と思いながら。
思わずコメントさせていただきました。
「porco rosso」(紅の豚)の記述は、確か以前のブログの中で、読ませて頂きました。またそれとは別で、チンクエ・テッレに出かけられた記述を読ませて頂き、今年の夏に夫とチンクエ・テッレに行きました。
私の狭い私見ですが、その時、思わず「紅の豚」に描かれている街並みのようだなあと思ってしまいました。
これからも参考にさせて頂きます。
日本も紅葉が進んでいます。今朝も地震がありました。
なおこさん、ご家族の皆さま、ご自愛くださいませ。
Commented by milletti_naoko at 2011-11-25 00:26
かやさん、こんにちは。日本から取り寄せると、配達料金と関税(それも不合理に高いことも多いのです)のダブルパンチに泣かされることも多いのですが、イタリア国内のものは、ほしいものがすぐに手にはいるので助かります。『ナウシカ』も『ラピュタ』も懐かしいです。この2作品は、なぜかイタリア語ではまだ販売されていないような気がして、残念です。
Commented by milletti_naoko at 2011-11-25 00:40
ゆんさん、こんにちは。ロンドン旅行、楽しみです。天気と寒さだけ少し心配なのですが、ガイドブックをめくったり、昨日はロンドンも舞台になっている映画(イタリア語でも原題と同じく『Anonymous』、邦題はWikipediaによると『作者不詳』のようです)を見たりして、旅がいっそう楽しみになりました。証書は一生残るものなので、何だか気になりますよね。クラスの先生がきちんと確認してくだされば、よかったのですが、…… フランス語にせよ、イタリア語にせよ、女性だけ、結婚しているかしていないかで、敬称が変わるのは、わたしも、個人的にはいただけないなと思います。いろいろ記事を読んでくださったんですね。慌しいと写真の多い記事を書く時間がなくて(写真を選んだり説明を書いたりするのが大変なので)、つい日記的な妙に長い文になってしまうのですが、ゆんさんのように楽しく読んでくださる方がいらっしゃると思うとうれしいです。ありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2011-11-25 00:50
ゆずこさん、はじめまして。コメントをありがとうございます。失礼だなんて、とんでもない。とてもうれしいです。チンクエ・テッレに行かれたんですね。『紅の豚』の舞台はアドリア海のようですが、石造りの美しい町並みや青く澄み渡った海は、チンクエ・テッレを始め、イタリア各地でよく似た美しい風景をみることができるのではないかと、わたしも思います。日本の紅葉、さぞかしみごとでしょうね。今回の震災以来、地震も心配ですよね。ありがとうございます。ゆずこさんとご家族の皆様もどうかお元気でお過ごしください。
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