薬が効きすぎ

 2002年3月末に退職し、翌4月から1年間、語学留学をする予定で、イタリアに来たわたしが、最初の半年を過ごしたのは、マルケ州にあるウルバーニア(Urbania)という小さな村です。

f0234936_1304874.jpg
Palazzo Ducale di Urbania, Marche 27/8/2011

 写真は、今年の8月末に、勇気を出して、一人でアイゴを運転し、久しぶりにウルバーニアの友人たちを訪ねたときのものです。

f0234936_131932.jpg
Città di Urbania vista da Peglio 27/8/2011

 この写真は、同じ日に、少し離れた高い丘の上にある隣村、ペッリョ(Peglio)からウルバーニアとその周辺を撮影したものです。ご覧のように、ウルバーニアは、高い山に四方を囲まれた小さな村で、それが、10年前に留学先として、この村を選んだ理由の一つです。それはさておき、こうして周囲を山に囲まれている上、鉄道は走っていないため、学校で企画する旅行や友人との小旅行の際には、車で、カーブの多い山道を通って行く必要がありました。

 そのたびに、昔から車に酔いやすいわたしは、大変な思いをしました。日本を発つときに、頭痛薬や目薬は多めに買っておいたのですが*、酔い止め薬が必要だということは失念していました。

f0234936_1314119.jpg

 そこで、必要に迫られて、イタリアの薬局で購入したのが、写真の左上にあるTravelgumという酔い止め薬です。ところが、イタリアの薬が、日本の薬に比べて強いからか、体格の小さい日本人の中でも、特にわたしが小さいからか、一度この酔い止め薬を飲んで、友人とドライブに出かけたら、昼食後、ひどい眠気に襲われて、立つのもやっとというありさまでした。今、この薬の説明を読むと、3、4時間ごとに、1日、3、4回まで服用することができるとあります。朝出発前に1錠飲んだときは、何ともなかったので、おそらくは、昼食後に、さらに飲んだ1錠が、まだ体内に残っていた薬の作用と重複して、こういうことになったのではないかと思います。

 それ以来、2度とこの薬は飲まず、日本に帰国したときに、できるだけたくさん酔い止め薬を買っておくようにしました。ただ、ウルバーニアで過ごした半年後、ペルージャに引っ越してからは、カーブの多い道を車で行く機会が、たとえあっても、車に弱いことを知っている夫が、カーブはゆっくり運転してくれる上、窓を開けるなどして、対応できたので、結局、服用することのないまま、使用期限をとっくに過ぎた薬がたくさん残ってしまいました。

 日曜は、夫の具合が悪いので、何か使える薬がないかと、家中の薬を点検し、それが、今回、消費期限を過ぎた薬を処分するきっかけになりました。

 写真の左には目薬があります。疲れ目にさすこうした目薬はイタリアで買うと高いので、帰国時に、大目に買っておくようにしています。右の黄色い箱は、鎮痛剤ですが、わたしの場合は、これを服用すると胃腸の具合が悪くなったため、以後は使用しませんでした。

f0234936_1324952.jpg

 我が家では従来から、ガラスや紙は分別して、近所にあるごみ収集所に持ち込んでいたのですが、うちのあるペルージャ郊外では、ごく最近、各戸訪問の分別収集が始まりました。ごみをどのように分別するかを書いた詳しい説明があり、その紙に、「消費期限を過ぎた薬(farmaci scaduti)は、薬局に設置された回収箱、あるいは、ごみ収集所へ」とあります。

 そこで昨日は、早速薬のごみ専用の瓶を作り、消費期限の切れた薬を、片っ端から入れていきました。分別方法を記した図に記されたように、薬剤だけを取り出して、瓶に入れていったのですが、

f0234936_1322663.jpg

 錠剤も、色や形がとりどりで、中には視覚的に美しいものもあり、こうしていろんな薬が並ぶ様子もまたきれいだな、などと妙なことに感心したのでありました。

 新しいテレビを買ったので、10年近く使った古いテレビもお払い箱になり、わたしはごみ収集所に持って行こうと思ったのですが、夫は、まだ見られるから、ひょっとして必要とする人がいるかもしれないから、カリタスに寄贈しようと言います。旧型の大きいテレビで(画面は21インチですが、胴体が太い)、ウンブリア州では、デジタルチューナーなしでは、このテレビでは受信することができないので、ひょっとしてほしい人がいるとしても、ビデオ・DVD鑑賞専用に使うのが関の山だと思うのですが……

 こんなテレビでもよかったら、引き取りに来てくださる方には無料で差し上げます。留学中の方などで、テレビを買うのは気が引けるけれど、テレビが見られるなら、チューナーくらいなら買ってもいいと言う方は、お早めにご連絡ください。わたしが夫を説得して、ごみ収集所に運び込んでしまう前、あるいは、夫がカリタスに運んでしまう前に。

*これも、自分が飛行機に乗るときに、スーツケースに入れておけばよいものを、出発前に、近所の郵便局から、国際スピード郵便(EMS)で送ったため、イタリアの税関に2か月ほど、荷物が差し止められてしまいました。日本郵便のサイトによると、「1.薬については、イタリアの薬剤医師または保険研究所(health institute)発行の証明書の添付が必要です(添付がない場合は、受取人さまに請求されます)。」とのことなのに(下記リンク参照)、小包で送れるものをよく確認しないで送ってしまったわたしも悪いのですが、数日で届くはずの小荷物が税関で差し止められた旨を知らせる手紙が、ウルバーニアのわたしのもとに届くまで、2か月ほどかかったのには、びっくりしました。幸い頭痛薬には、外装の箱に英語でも商品説明があり、アレルギー性結膜炎用の目薬は外国製で、いずれについても、英語かイタリア語かのいずれかで事情を説明する手紙を書き、税関にファックスで送ると、小包はそれからしばらくして、無事手元に届きました。

リンク
- 日本郵便 – イタリアあてEMS・国際小包の送付について

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

こちらのランキングもクリックをお願いします↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
人気ブログランキングへ

by milletti_naoko | 2011-11-30 17:35 | Altro | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://cuoreverde.exblog.jp/tb/16893113
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented at 2011-12-02 00:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2011-12-02 16:21
鍵コメントの方へ
こんばんは! いえいえ、お忙しいときにも、読んでいただけて、それだけでもうれしいです。わたしも時々そちらのブログにおうかがいはしていたんですよ。いつイタリアにいらっしゃるのか気になっていたこともあって。

詳しいお返事は、そちらのブログに鍵コメントで書かせていただきますね。
<< 思い出の学校1 風邪にご用心 >>