聖十字架とクリスマス聖歌

 今日、12月17日土曜日は、夫の属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)が、ローマの合唱団から招待を受け、

f0234936_7384066.jpg

教会、Basilica di Santa Croce in Gerusalemme(訳すと、「イェルサレムの聖十字架教会」)で行われたクリスマス・コンサート、In… Canto di Nataleで、クリスマス聖歌を、8曲披露しました。コンサート名のIn… Canto di Nataleは言わば掛詞で、Incanto di Natale(「クリスマスの魔法」)とIn Canto di Natale(「クリスマスの歌に」)という二つの意味がかけられています。

f0234936_7391928.jpg

 続いて歌ったのは、招待した側の合唱団、ローマ・ポリフォニーア(Roma Polifonia)。曲目の中には、Adeste Fidelesのように、クリスマスと言えば、イタリアではおなじみの曲も、含まれていました。ただ、どちらの合唱団も、イタリアで最もよく耳にするクリスマスの歌、"Tu Scendi dalle Stelle"は、歌いませんでした。まだクリスマスまで日があるので、キリスト誕生の様子をこと細かく語るこの歌は、あえて避けたのではないかと、推察します。

f0234936_740296.jpg

 教会に飾られていたプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)にも、聖夜に生まれるはずの幼子イエスは、まだ飾られていません。ただ、不思議なことに、1月6日に、その誕生を祝いに訪れるはずの東方の三博士は、なぜかすでに姿を現しています。

f0234936_7403280.jpg

 締めくくりとして、二つの合唱団が共に、"En natus est Emmanuel"(M. Praetorius)を歌いました。

f0234936_7405554.jpg

 こちらが、今回のコンサートのプラグラム表紙です。

f0234936_7411743.jpg

 教会名が、「イェルサレムの聖十字架教会」(Basilica di Santa Croce in Gerusalemme)なのは、イエス・キリストの磔刑に使われたとされる聖十字架(Santa Croce)の破片や、いばらの冠のトゲなど、さまざまな聖遺物(reliquia)が、祭壇の左手にある聖遺物礼拝堂(Cappella delle Relique)に祀られているからです。本物の聖遺物を祀ってあるところでは、写真撮影が禁止されていたので、代わりに、聖遺物の写真つきの案内板を、撮影しました。

f0234936_745283.jpg

 午後4時に始まったコンサートが終わったのは、5時半頃で、そのあと、聖遺物礼拝堂を訪れてから、夕食の会場に移動しました。招待してくれたローマの合唱団と、その家族が準備してくれた、テーブルいっぱいに並ぶ料理の数々を、おしゃべりを楽しみながら、いただきました。

f0234936_7454895.jpg

 こちらのテーブルには、おいしそうなデザートがたくさん並んでいます。ローマの合唱団の方は、前回我らが合唱団がコルチャーノに招待したときに、数々の料理で歓待を受けたので(下記リンク参照)、それに劣らぬ歓迎をしようと準備をしたのですよ、と語ってくれました。

f0234936_747567.jpg
Basilica di Santa Croce in Gerusalemme, Roma 17/12/2011 18.43

 食後、イェルサレムの聖十字架教会を後にし、貸切バスで、ペルージャに向けて出発したのは、午後7時頃のことでした。

LINK
- 「雨の合唱祭」/ Rassegna Corale, Corciano 04/06/2011

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

こちらのランキングもクリックをお願いします↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
人気ブログランキングへ

by milletti_naoko | 2011-12-17 23:47 | Feste & eventi | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://cuoreverde.exblog.jp/tb/16963645
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by ムームー at 2011-12-18 09:37 x
なおこさんおはようございます。
コンサート趣がありますねぇ~
こちらで初めて耳にしたプレゼーペ、今年も時期になったのですね。心に響きますわぁ。
お返しにと用意して下さったお料理素晴らしいものばかりですね、美味しそうです~
なおこさんいつもありがとうございます。
Commented by koba at 2011-12-18 14:22 x
こんにちは。この記事をきっかけに、今日は讃美歌を久々に聞きました。キリスト教徒でなくても素直にいいですね。文中にある曲を検索して、色々楽しませていただきました。なぜか冬になるとシュッツの「十字架上の七つの言葉」を聞いていた、辛かった頃を思い出します。
Commented by milletti_naoko at 2011-12-18 16:52
ムームーさん、おはようございます。重要な教会だということは、事前に少し調べていたのですが、それがなぜかは知らなかったので、生十字架の存在や鮮やかなフレスコ画に、驚きました。フレスコ画もやはり十字架に架けられるキリストを主題にしています。クリスマスは「キリスト誕生」を祝うものなので、その死に縁の深い教会での、クリスマス聖歌には、不思議な感慨がありました。
今年も、あちこちの教会や家庭、街角で、少しずつプレゼーペが飾られる季節になりました。おいしいデザートがいろいろあったんですよ。
ムームーさん、こちらこそいつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2011-12-18 17:03
kobaさん、こんにちは。わたしは、日曜日に教会のミサで、皆で声を合わせて賛美歌を歌うのが、好きです。イタリアでは教会によって、歌詞を書いた本や紙が席に置かれているので、歌いやすいこともあれば、合唱団だけが難しく歌いにくい歌を歌うので、一般の人は聞くだけだったり、皆がすでに知っているらしき歌を何も見ずに歌うので、わたしは歌詞を知らずに、何となく真似をしたり……とさまざまです。

聖十字架というと、キリスト受難や聖金曜日を思うので、その十字架のある教会で、キリスト生誕を祝う歌を聴くのには、不思議な感慨がありました。人生の中で、さまざまな形で音楽を楽しまれ、音楽に励まされていらしたんですね。
<< 噴水の歴史もゆかし ビッグベンとウェストミンスター寺院 >>