ロンドン塔めぐり

 ロンドン観光4日目、そして最終日の12月6日火曜日は、いよいよロンドン塔(Tower of London)を訪ねました。

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Tower of London 06/12/11 10.31

 この城、ロンドン塔は、中世の一時期に、王の居城として使われたものの、以後、何世紀にもわたって、王に対する謀反や裏切りを企てた罪人を収容し、処刑する場所となりました。ロンドン中で最もよく保存された中世の城であり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

 切符売り場は三つあったかと思うのですが、どの売り場の前にも長い列ができていました。入場料金は、大人一人19.8ポンド。これは寄付金10%込みの料金で、寄付はしないと一言添えれば、18ポンドで購入することもできます。

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 切符売り場の隣、ウェルカムセンター(Welcome Centre)では、ロンドン塔の歴史や見どころを説明するビデオが上映され、各国語のロンドン塔の無料パンフレットも置かれていました。上の写真は、その日本語版です。

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Tower of London – Middle Tower (Main entrance and exit) 06/12/11 11.01

 このミドル・タワーが、正面入り口かつ出口になっています。

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 10時以降は、30分ごとに、ロンドン塔の守衛によるガイドツアー(Yeoman Warder guided tours)があります。独特の装束を身にまとった守衛ー(Yeoman Warder, Beefeater)によるこの無料ツアーは英語で行われ、約1時間。わたしたちが着いたときには、すでにツアーが始まっていたし、人も多かったので、参加しませんでした。 
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 かつて存在した堀の上に渡された橋を通り、城壁の中に入ると、皆が右手の階段を上っていくので、わたしたちも、後について行くことにしました。

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 館の中には、こんなふうに、中世の暮らしを再現し、説明をしている場所もありました。

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 城壁の上を、塔から塔へと歩いて行きます。それぞれの塔の中には、歴史に関する展示物があり、城壁の上からは、ロンドン塔の広大な敷地や、テムズ川、タワーブリッジなどの眺めを、楽しむことができます。

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 国王のために城塞を守る兵士に扮して、記念撮影。

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 ロンドンは日本の京都に似て、歴史ある古い建造物と近現代の建築が混在しているのですが、そうと知っていても、中世の城を歩いていて、高層ビルが間近に見えるのは、不思議な感じがしました。

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 こちらの館は、きらびやかな宝石を散りばめたイギリス歴代の王冠や王笏(おうしゃく)を展示するJewel Houseです。

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 The Crown Jewelsの展示会場、では、ガラスケースに展示された王冠・王笏が一列に並び、その両側に歩く歩道があります。それぞれの歴史や使われた宝石についての説明を読み、二つの歩く歩道に二度ずつ乗って、無数の美しい宝石に飾られた王冠と王笏を観賞しました。夫も、見たがっていた世界最大のダイヤモンドを見ることができて、満足したようです。残念ながら、写真撮影は禁止でした。

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 昼食は、正午過ぎに、ロンドン塔内にあるレストランで食べました。わたしが食べたのはこちらの魚料理と野菜のつけ合わせです。ホットメニューには、いくつかランチセットがあり、夫もこの中から選んで、ソーセージと玉ネギ入りのホットサンドを食べました。同じ広間に、サンドイッチやケーキの売り場もありました。

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Tower of London – White Tower (XI sec.) 06/12/11

 食後は、ロンドン塔の中心にあるホワイト・タワーを訪ねました。ロンドン塔の建造は、1066年にイングランドを征服したウィリアム1世の命によるものですが、このホワイト・タワーは、塔内最古の建造物で、1097年頃に完成したとされています。

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 内部には、歴代の英国王の刀剣や甲冑などの武具がずらりと並ぶ階もあれば、歴史を体感しながら学べるコーナーのある階もあり、興味深い展示がたくさんありました。

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 世界各国から英国王への外交上の贈呈品も多く、中には、日本の甲冑もあります。こちらは、1613年に、江戸幕府の第二代将軍、徳川秀忠が、ジェームズ1世に贈った甲冑です。

 ホワイト・タワーを出たあとも、まだ訪ねるべき塔や展示はあったのですが、敷地が広大で見るものも多いので、これでよしとして、店でお土産をいくつか購入したあとは、そのまま出口に向かいました。ロンドン塔をめぐり歩きながら、英国の歴史に深く関わってきた建物や展示、その説明を見て、楽しみながら、歴史に思いをはせることができました。

参考文献・リンク / Riferimenti bibliografici & web
- “Londra. Guida Città”, Lonely Planet, 2010.
- “Eyewitness Travel – London”, Dorling Kindersley, 2011.
(↑↑ ロンリープラネットより、この本の方が役に立ちました。ロンドン滞在中に購入。)
- Historic Royal Palaces – Tower of London
- Wikipedia日本語版 - ロンドン塔

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-01-16 23:15 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(4)
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Commented by ムームー at 2012-01-17 12:28 x
なおこさんこんにちは~
ロンドン塔の広大な敷地から見るものは興味深いですね。
そして歩く歩道に乗って見てまわるなんて何と楽しいのでしょう。
日本からも秀忠からの甲冑が送られているのですねぇ。
歴史を知る、見るって素敵ですね。
記念写真もいいですわぁ~
Commented by milletti_naoko at 2012-01-17 17:14
ムームーさん、おはようございます。英国王には珍しい動物を贈られることも多かったようで、そういう動物について学べる場所もあれば、拷問の道具の展示もありました。中を長く歩き回って疲れたのか、夫が拷問の道具には興味がないというので、わたしも、別にそれほど見たいわけではと思って、外に出ました。

ナショナル・ギャラリーと同じで、やはりあらかじめガイドブックなどで、順路やぜひ見てみたいところを確認しておく必要があるなと思いました。観光名所をめぐるたびに、いろんな映画で出てきた場面や登場人物についての情報や遠い昔に習った歴史の断片が、パズルを完成させていくように分かってきて、興味深かったです。
Commented by かや at 2012-01-18 02:10 x
こんばんは☆
イギリスのロンドンに行かれたのですね。
ロンドン塔って、お城なんですね。
罪人の収容・処刑の場所なんて聞くと怖い感じがしますが、石造りの外観の城って良いですね。
あらら、秀忠さんが甲冑を贈っていたんですか。
去年のNHKの大河ドラマ「江 -姫たちの戦国-」は徳川秀忠の奥さん「江(ごう)」が主役のドラマだったので、あの秀忠が贈ったのか~なんて日本人観光客が感心しそうです。

凸d(^ー^)pochi!
Commented by milletti_naoko at 2012-01-18 21:36
かやさん、こんにちは♪ 塔という名のお城の中に、いくつも塔や城があるのが不思議です。時代劇で放映された歴史上の人物って、脚光が当たりますよね。秀忠の奥さんが主役のドラマがあったとは、初めて知りました。

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