2012年 01月 29日
巨木にあいさつ、ノルチャの山とおいしいスポレート
樹齢数百年の巨木を訪ねて、ノルチャよりさらに少し南方の村、Nottoria di Norciaに向かいました。
途中、用事があって、アッシジ(Assisi)の町に立ち寄り、ついでに、散歩を楽しみました。
ノルチャに近い道路沿いのレストラン、Ristorante “da Pietro”で昼食。わたしは、本日の定食を頼み、夫はアラカルトで注文しました。プリモは、わたしはラディッキオとスペックを生クリームソースであえたパスタ、夫は、「川のカルボナーラ」(carbonara di fiume)。味見をさせてもらうと、肉ではなく、魚を卵とあえたこのスパゲッティが、とてもおいしかったのですが、夫は、わたしのパスタの方が気に入ったといので、途中でお皿を交換して、半分ずつ、二つのパスタを味わいました。
レストランでは、たくさんの鳥を飼っているのですが、白鳥もたくさんいたので、びっくりしました。
昼食後は、すぐにNottoria di Norciaを訪ねて、ヨーロッパオークの巨木(Grande Quercia)にあいさつをしました。小さな村を散歩したあと、上の写真で、巨木の左に見える道をまっすぐ進み、墓地の少し前で、右に曲がって、山を登って行きました。
ゆるやかな坂道は、ヨーロッパオークの木々に囲まれています。冬の間、枯れた葉がずっと木の枝についたまま残っていて、春になって新しい葉が出てくるまでは、葉を落とさないのが、ヨーロッパオークの特徴です。
どこまでも続く坂道を上っていくと、あんなに遠くに見えていた山が、すぐ近くに姿を現し、道が時々白い雪に覆われるようになりました。
はるか下方に広がる平野と小さな村、遠くの山並みがよく見晴らせます。このあたりに着いたのは、午後4時20分過ぎ。日が暮れる前にと、ここまで歩いてから、来た道を引き返し、山を下り始めました。
散歩を終えてから、向かったのは、スポレート(Spoleto)の町です。
ペルージャから来る友人と合流して、例の店、Taverna dello Spagnaで、夕食にピザを食べるためです。研究を重ねた結果、さまざまな穀類の粉を混ぜ合わせて、おいしくできるピザを考案したんだと、大晦日に店長から聞いていた夫が、ずっと興味津々だったのです。
わたしが、この上なくおいしいと思ったのは、こちらのオレンジジャムを添えたパンナコッタです。名前は、panna cotta all’arancia e zenzeroなのですが、しょうが(zenzero)は隠し味なのか、まったく感じませんでした。甘酸っぱいオレンジジャムと上品な甘さのパンナコッタの組み合わせが、絶妙でした。
おいしい食事とおしゃべりを十分に楽しんでから、再び寒い町を歩いて、駐車場に向かい、ペルージャの自宅に帰ったのは、午後10時35分頃のことでした。
関連記事へのリンク / Link agli articoli
- 年越しはスポレート / Fine anno 2011-2012 a Spoleto
冬枯れの中の山歩き新たな発見がありますね。
ヨーロッパオークの葉の色が素敵ですねぇ~
そして美味しいピザ香りまで届きそうですね。
お二人の笑顔がまたまた素晴らしい~
私までニッコリです~
色々な所へお出かけになれるってお幸せだなぁ~♪
どこへ行こうか、何をしようか、時々けんかしながらも、仲よくやっています~