スポレート大冒険1

 大学時代の友の住むスポレート(Spoleto)には、電車でも自動車でも、何度も行ったことがあるのですが、

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わたし一人で車を運転して行ったのは、今日が初めてです。久しぶりの長距離一人運転だったので、ちょっと緊張しました。ペルージャの空は、朝から雲で覆われ、天気予報では、ペルージャもスポレートも雨。ペルージャでは晴れ間も見えたのに、アッシジに近づくと雨で、スペッロは曇り空、トレーヴィは晴れ、という具合に、道を少し進むたびに、天気がころころ変わりました。

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Spoleto 15/4/2012 12.44

 丘の上にそびえ立つ建物が、今日の第一の目的地である城塞、Rocca Albornozianaです。日曜日は13時45分まで開館だと調べていたのですが、「早く着きすぎても、寒いし、時間をもてあますかも」と、ペルージャを午前11時頃に出発。約1時間後には、スポレート中心街の入り口に到着したのに、カーナビの指示を無視して、無料駐車場を探していたら、道に迷ってしまいました。中心街からすっかり離れてしまったところで、ようやくカーナビの指示に従うと、スポレート辺境の細い田舎道を走ることになりました。

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 「森の中の魔女の家に連れて行かれたらどうしよう」とは思わぬまでも、いったい本当にスポレートの中心街に戻れるのかどうか、ひどく不安になりました。ようやくスポレート駅近くの無料駐車場に到着したのは、12時半頃のことです。右手の二重丸で囲った部分に、かなり広い無料駐車場があり、駐車場は、電車のスポレート駅(矢印で示した建物)のすぐ近くでした。

 30分も道に迷って無駄にしたのは残念でしたが、実は、わたしが最初スポレートの町に入ったときには、どしゃぶりの雨が降っていたのです。道に迷って、車でうろうろしている間に、幸い雨がやみました。

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 閉館前に城塞へと急ぐために、スポレート市民には不人気というエスカレーターで上りました。エスカレータを上りきると、目前に長い廊下が続いていて、その突き当たりに、城塞がある丘の頂まで登れるエレベータが並んでいます。ちなみに、エスカレータを降りて、右に進むと、出口があり、出口付近には、最初の写真のパノラマが見える展望台があります。

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 そうして、エレベータの前まで歩いたとき、思いがけぬ事実が発覚しました。ウンブリア州の文化週間パンフレット(PDF版はこちら 、関連記事はこちら)には、城塞内の博物館が無料という記載しかありません。ところが、エレベータ前の掲示によると、文化週間に無料となるのは、城塞内の国立博物館だけであって、城塞に入るには、入場料金4.50ユーロを払う必要があるのです。ただ、ふだんは大人一人7.50ユーロのところが、4.50ユーロと、割引にはなっているようです。どうせお金が必要なら、いつか、もっと時間のあるときに、城塞に入ることにしました。

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 ただし、城塞内への入場は有料でも、建物の周囲は、無料で入って散歩ができる城塞公園(Parco della Rocca)となっています。せっかくここまで来たので、せっかくだから、丘の上からの見晴らしを楽しむことにして、エレベータで上りました。

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Panorama dal Parco della Rocca, Spoleto 15/4/2012 13.08

 城塞公園からは、こんなふうにスポレートの町を高みから見下ろすことができます。ヒナゲシ(papavero)が、かわいらしい赤い花を咲かせています。

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Ponte delle Torri (XIII sec), Spoleto 15/4/2012

 13世紀末に、モンテルーコから水を運ぶために築かれた橋、Ponte delle Torriも、下方に見えます。

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Rocca Albornoziana (XIV sec), Spoleto 15/4/2012

 城塞を一回りしたとき、下り道を見つけたので、坂道を下って行くと、

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こんなりっぱな構えの門があり、

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門を通ってさらに下ると、スポレートの中心街から歩いて登ってきた人用の、城塞と公園への入り口がありました。ここまで来れば、あとは道が分かります。

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 入り口には、城塞内では何が見られるかも、写真を使って説明しています。

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 そのまま、町の中心まで歩いて下ろうと思っていたのですが、こちらのみごとな藤の花が目に入ったので、美しい花を眺め、写真を撮るために、少し寄り道をしました。

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 それから、Palazzo del Comune(XIII-XVIII sec.)前の坂道を下り、

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あちこちに、古代ローマ、中世など、さまざまな時代の跡が残る通りを歩いて、観光案内所と考古博物館のある広場へと向かいました。(つづく)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-04-15 23:59 | Viaggi in Umbria | Comments(2)
Commented by ムームー at 2012-04-16 10:27 x
なおこさん、どちらを向いても古代ローマ、中世などの建築があるなんて素晴らしい眺めなんですねぇ。
建築が揃ってるのがいいですね、美的センスに溢れていますねぇ~
こちらはどんな田舎に行っても同じ家が並びます、たまに昔の建築の家を見かけると嬉しくなります。
もう少し統一したらいいのにと思います。
このように文化財がいつまでも守られている文化土壌には
嬉しくなりますわぁ。
一人で運転されていかれたのですねぇ~素晴らしい!
Commented by milletti_naoko at 2012-04-16 16:02
ムームーさん、イタリアでは歴史的景観を保存するために、町や場所によっては、建築や再建の規制がかなり厳しいのですが、おかげで町並みがきれいな村や町が、たくさんあります。

出発前、お義父さんにはかなり心配され、道に迷ったときはどうしようと思いましたが、無事にドライブを終えることができました。こうして少しずつ、一人でも動ける行動範囲を広げていきたいと思っています♪
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