さくらんぼの実る頃2

 次から次へと順に熟れていくサクランボの収穫は、今も続いています。


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土曜日は、お義父さんが、朝からたくさんのサクランボを摘み、

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好きなだけ取りなさいと言うので、遠慮なく、かごいっぱいのサクランボをいただきました。

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 そうして、義父母は、午後、残ったサクランボでジャムを作っていたのですが、それを見た夫は、「うちでもジャムを作ろう」と、立てかけたハシゴに上ってサクランボをいっぱい摘み、ジャム作りに取りかかりました。ピンク色が本当にきれいです。

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 少しずつ、サクランボが煮詰まってきました。

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 砂糖と共に、サクランボを煮始める前に、まず種を取り除いたのですが、その際に活躍したのが、こちらの器械です。数年前に、いろいろな店をはしごして、ようやく見つけました。

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 煮詰めたサクランボを瓶につめ、煮沸殺菌すれば、しばらく保存できる、おいしいジャムのできあがりです。

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 こちらは、庭の桜が赤い実に覆われ始めた頃、5月9日に、ミジャーナの桜を撮影したものです。ご覧のように、このサクランボはまだ緑色をしていました。ミジャーナは標高が高いため、そして、桜の木の種類も違うため、例年、ペルージャのうちの桜より、1か月ほど遅れて実るそうです。

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 山の家のまわりに数本立つ桜の実は、けれども、実が熟すのを待つうちに、通りがかりの人が摘んだり食べたりして、なくなってしまうことが多いそうです。今年は、古い家の改築中で、桜の木は、工事のための柵の中にあるのですが、夫も義父母も、「改築工事にあたっている人たちが、摘んで食べるのではないか。まあ、どうせ毎年、他のだれかが食べてしまうんだし。」と、言っています。



 検索していて、歌も写真も美しい、こちらの映像を見つけました。フランス語の歌詞に、1行ごとに日本語訳が添えてあるので、フランス語の勉強にも大いに役立ちます。

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 数年前から、この季節になるたびに、姪っ子たちが、サクランボを耳飾りにして、うれしそうに歩いているのをよく見かけたのですが、日本語訳を読みながら、この歌を聞いて、何もうちの姪たちに限ったことではないのだと知りました。そして、この歌が、美しくも哀しい歌であることが分かりました。構成がまさに漢詩のようで、起承転結が鮮やかなために、サクランボの季節がめぐるたびに、語り手が深く心に感じるであろう痛みが、聞き手の心にも、驚きと共に、深く伝わってきます。

   J’aimerai toujours le temps des cerises
   いつもわたしはさくらんぼの実る頃を愛する 
(映像中、Keiさんの訳から)

 同時に、それでも、痛みと共に喜びも感じさせてくれたこの季節を愛する語り手の思いに、心を打たれました。

関連記事へのリンク / Link all’articolo precedente
- さくらんぼの実る頃1 / Le Temps des Cerises – parte1

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-05-22 10:08 | Gastronomia | Trackback | Comments(10)
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Commented by ムームー at 2012-05-22 17:47 x
なおこさんたくさんのサクランボのジャムが出来上がりましたね。
あちらのお家にも桜の木があるのですね、景色も美しくて素晴らしいですねぇ~あれ、食べてしまう人もいるのですかぁ。
加藤登紀子さんの歌声いいですね、娘たちの学校のはるか昔の先輩でしたの。
サクランボのイヤリング素敵ねぇ~
Commented by milletti_naoko at 2012-05-22 18:34
ムームーさん、そうなんです。古い家のまわりには柵も塀もないので、散歩やアスパラガス、キノコ探しに通りかかる人が、食べてしまうのです。隣人がこっそり摘み取って食べているのではという説もありますが……
加藤登紀子さんが、お嬢さんたちの学校の先輩なんですか! 歌もとてもすてきですが、『紅の豚』での声の演技も印象に残っています。
Commented by Navia at 2012-05-22 22:12 x
私も「紅の豚」の挿入歌で歌われていたのでこの曲を知りました。真っ直ぐな歌詞で素敵な曲ですね。
ところで、このさくらんぼ、うらやましい限りです。私は大大大好きなんですが、やっぱり買うと高いのでなかなか死ぬほどは食べれません。今日も1パック4ユーロでカルフールで売られているさくらんぼの前で足を止めましたが、やっぱり我慢と思って手にとりませんでした。さくらんぼ漬けになってみたいです(笑
Commented by かや at 2012-05-23 02:17 x
こんばんは☆
たくさんのサクランボですね♪
サクランボのジャムって食べたことないかも。
甘酸っぱいのかな。美味しそうです☆

凸ポチ!
Commented by rica_cuore at 2012-05-23 03:06
種取器!!!これですね!!!便利そうですね。私も探してみます。サクランボのジャムもほんとうに美味しそうですね。いい香りがここまで届いてきそうです(^^)
Commented by milletti_naoko at 2012-05-23 04:05
Naviaさん、本当にすてきな歌ですよね。うちの近所には、義父もそうですが、果物目当てで桜を植えている人も多く、オリーブと違って、剪定も必要ないし(必要かもしれませんが義父は桜の木は剪定していないような)、リンゴの木ほど手がかからないようです。いつかきっとさくらんぼ漬けになれる日が来るのではないかと……
Commented by milletti_naoko at 2012-05-23 04:07
かやさん、こんばんは。我が家では、サクランボやイチジクなどの木に、生のまま食べているだけでは食べきれないほどたくさんの実がなるので、サクランボやイチジクのジャムがたくさんあります。甘酸っぱいかどうかは、入れる砂糖の量にもよるのですが、甘いおいしいジャムになることが多いです。

応援のポチをありがとうございます!
Commented by milletti_naoko at 2012-05-23 04:14
リカさん、サクランボの種取器、便利ですよ。お義父さんとお義母さんは、ナイフで種を取っても対して手間は変わらないと言うのですが、やっぱり作業が早くすむ気がします。ペルージャにあるくらいですから、フランス、パリなら、絶対に見つかると思いますよ。
Commented by bianchi_saitoh at 2012-05-23 21:54 x
なおこさん、秘密兵器いいです!
日本では見たことないです。それだけ家にサクランボの木がある人が多いってことなんでしょうか?

ウチはもうすぐお袋がウメジャムを作る季節が来ますがサクランボのほうが美味しそうです。
Commented by milletti_naoko at 2012-05-24 01:34
bianchi_saitohさん、日本には桜の木は多くても、観賞用で実がならない木が大半なのですが、イタリアでは、そしておそらくヨーロッパでも、生えている自然の桜や庭に植える桜の木に実がなるので、さくらんぼを収穫できる家が多いのだと思います。

梅のジャムというのは初めて聞きました。梅のジャムもおいしそうです。


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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