6月は色づいて

 今日、6月23日土曜日は、朝久しぶりにミジャーナの家に出かけました。

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 テッツィオ山(Monte Tezio)が、エニシダ(ginestra)の黄色い花に彩られているのを見て、うれしくなりました。

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 このところペルージャでは、毎日晴天の酷暑が続いています。朝は空気が澄んでいるので、ミジャーナに向かう途中に、改築中の家や、ミジャーナの町、プロコーピオ城(Castello di Procopio)が、きれいに見えました。

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 朝9時に水道屋さんと出会う約束があったので、時間どおりに到着したのですが、約束のお相手が来たのは、9時20分のことだったので、それまで、夫と二人で改築状況を注意深く観察しました。

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 わたしがパリに発つ前には、レンガを積み重ねる作業をしていた2階の内壁は、もうすべて完成しています。

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 1階については、内壁作りはこれからです。ようやくやって来た水道屋さんと、水道やガスの配管について、話し合いました。

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 ミジャーナの家の周りには、ペルージャの家の桜に比べると、サクランボが一月遅く実る桜の木がいくつも植わっています。木から摘んだサクランボを、いくつかそのままほおばりました。

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 このミジャーナのサクランボを、お義父さんが、時々たくさん摘み取っては、持ち帰ってくれます。水曜日は、サクランボが傷まぬうちにと、

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 以前に作っておいしかったレシピ(記事はこちら)で、再びサクランボの焼きプリンを作ってみました。

 こうして最近は、毎日生のサクランボやサクランボのデザートを食べていたのですが、今日の夕方になって、恐ろしい事実を知りました。朝、義父母がサクランボのシロップ漬けを作ろうと、実を瓶詰めにしていたら、小さな虫が、水面に浮かんできたというのです。お義父さんとお義母さんは、結局すべての瓶を処分したということなのですが、ということは、ひょっとしたら、わたしたちが今日、そして、最近食べていたサクランボの中にも、この虫はいたかも…… お菓子作りのために、ナイフでサクランボを二つに割ったときには、この虫は見かけなかったので、わたしたちが食べた中には虫はいなかったと思いたいのですが、この件をきっかけに、ずっと前に読んだローマ在住のまゆみさんの記事(リンクはこちら)を久しぶりに思い出しました。あのときは、「虫がいるかもしれないからと、サクランボを食べないのはもったいないですよ」とコメントをしたのですが、しばらくは、サクランボが食べられなくなりそうです。

*追記(6月24日10:10)
 今インターネットで調べていたら、このサクランボの寄生虫はオウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)もしくはオウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)のうじ虫で、よく熟れた果実に穴を開けて産卵し、10~30日で卵から成虫になるようです。日本やイタリアの農業関係の文書を読むと、農薬散布の他に、実が熟れるたびに少しずつ収穫していくこととあるのは、やはり熟れた実が柔らかいので、卵を内部に産みつけやすいのかなと思います。お義母さんも、これまで取ったサクランボでも、数日前までは虫がいなかったというのですが、熟れすぎていないから大丈夫だったのか、それともまだ卵がかえっていなかっただけの話か…… びっくりしたのは、もともとこの寄生虫はどちらもアジアからヨーロッパに渡ったもののようだということです。オウトウショウジョウバエについては、それを明記して、アジア、特に日本と韓国から来た虫で、ヨーロッパ内への拡散を防ぐ必要があるとあります。オウトウハラミバエについても、学名がjaponicaという言葉を含むので、もともと日本やアジアに生育していたのではないかと思いますが、ヨーロッパに渡ったのはかなり昔のようです。両者とも、英語名に、cherry drosophila 、japanese cherry fruit flyとサクランボが入っているように、やはりサクランボに多い寄生虫のようですが、文書を読むと、他の果実にも寄生するようで、何だかこわくなりました。甘酸っぱくても、熟れる直前に食べるしか手がないかもしれません。

LINK
- ぶどうに発生したオウトウショウジョウバエ
↑↑ 産卵や幼虫の成長、被害について、詳しい説明があります。
- 農薬インデックス  - 病害虫・雑草名の和名、英名、学名 – 害虫名
↑↑ 「おうとう(英名Cherry)」の表の最初に名前が挙がっています。
- Yahoo! Japan知恵袋 - さくらんぼの寄生虫について
- Laolex - Organismi nocivi di cui deve essere vietata l’introduzione o la diffusione in tutti gli stati membri
- damiano Zoffoli – Frutticoltura, chiesti interventi preventivi per proteggere le ciliegie dagli insetti (25/1/2012)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-06-24 00:07 | Viaggi in Umbria | Comments(14)
Commented by mayumi-roma at 2012-06-24 16:25
なおこさん、
ついにパリへの短期語学留学(大げさかもしれませんが)を実行されて、おめでとうございます。
なおこさんは、語学の達人だから、上達も早いのでしょうね・・

そんななおこさんも、ついにさくらんぼ事件の洗礼を受けてしまったのですね・・
でしょう!?
やっぱりいるんですよ。
私も実際に自分の目で見たわけではなく、聞いただけなのですが、それだけで、もう食べられなくなったんです・・
あんなに美味しいものなのに!
でも、これ、皆さん仰ることですが、早い時期のものなら大丈夫だそうです。
さくらんぼが出たての頃に集中して食べるしかなさそうですね。
私は、それでも、もう20年くらい食べていませんけど、なおこさんは、どうか食べれるようになりますように!
Commented by milletti_naoko at 2012-06-24 17:04
まゆみさん、ありがとうございます。レベルはまだまだ初級なのですが、上達が早いとほめていただけたのは、やはりイタリア語に助けられた点が多いと思います。ただ、鼻母音をnで発音したり、否定をnonで言ったりするたび、「なおこ、それはイタリア語よ」と注意されましたし、知らない言葉ははったりでイタリア語を応用していたら(-zione⇒-tion)、あたりはずれがありました。

寄生虫については、今インターネットで調べていたら(追記参照)、どうもアジアからヨーロッパにわたったらしく、サクランボ以外の果実にも寄生するらしいことが分かって、びっくりしています。熟れる直前であれば卵は産みつけられていない可能性が高いので、甘酸っぱくても、そういうサクランボを食べるしかないのかもしれません。
Commented by かや at 2012-06-24 17:36 x
なおこさん、こんにちは☆
ひと月おくれで色づくサクランボ、虫がついてしまって残念ですね。
まあ、食べてしまったかもしれないものは自然のたんぱく質ということで……。
でも、また食べるのは心配になりますね。
どんな虫だったのでしょう?

凸ポチ!
Commented by milletti_naoko at 2012-06-24 18:39
かやさん、こんにちは。お義母さんとお義父さんも初めて見たようで、びっくりしていました。インターネットで画像を見つけて、こんな虫だったのではないかしらと思っています。ミジャーなにはまだ小さいサクランボがたくさん実っていたのですが、食べる度胸は今はありません。熟れないうちなら寄生虫の害はないのでしょうが、実が甘酸っぱいのですよね。応援のポチをありがとうございます!
Commented by ムームー at 2012-06-24 21:10 x
なおこさんこんばんは~
お家がだんだんと出来上がって来ましたね。
素晴らしい景色の見えるお家は安らぎますね~
え、サクランボに虫がついてるのですかぁ、こんなに
可愛い実なのに、そう言えばイチジクにも虫が入るって
聞いたことがあります、気持ちが悪いですね。
熟れないうちに食べるしかないのでしょうかぁ。
Commented by milletti_naoko at 2012-06-24 21:52
ムームーさん、こんにちは。ありがとうございます。予想以上に費用がかかって、どうもすべてのアパートや部屋を完成させるのは無理のようなので、家の基本構造の改築が終わったあとは、ぼちぼちと作業を依頼して、少しずつ完成させていくことになりそうです。

背の低いわたしの手でも届くところにあった実は、高い枝になっている実に比べると、まだ熟れ具合が今ひとつだったので、どうか虫や卵が入っていませんようにと祈るばかりです。熟れないうちに摘み取って、ハエがたからないように、ラップでもかければいいのでしょうが、何だかそれも残念です。
Commented by oliva16 at 2012-06-25 04:26
うわ、私もたまたま食べたばかりです、アメリカンチェリー。でも、虫がいたら味が変で気づくのでは?だから、大丈夫!そもそも私は無神経なのか、あまり気になりません…それより何より、さくらんぼはもともと自分からはあまり食べないですが、(^^)
Commented by milletti_naoko at 2012-06-25 04:48
olivaさん、お店で売っているものは、いい意味でも悪い意味でも、農薬を使ってあるので、虫はつかないのではないかと思います。わたしも家に桜の木がなかったときは、こんなにサクランボを食べたりしませんでした。
Commented by りえ at 2012-06-28 19:26 x
ウワー。実は私も今年、やたらと遭遇したんですよ、あの白い蛆虫・・・。
でも、去年と同じところで買ったもの(地元のおばあさんの無農薬野菜のお店。さくらんぼはいつもここで買うのですが。)には、居なかったような。
今年、一番食べごろの美味しいのを食べようとしたら小さな穴が開いていたので、もしや、と思ったら発見。その後、疑心暗鬼になって一口でポンッと口に入れられなくなりました。かぷっと一口食べたら中に入ってたりしました。よくよく見るとうねうねしてて可愛くないことも無いんですが、ウッカリ食べちゃって、お腹に入って胃袋を食べられたりしたらどうしようとか、B 級ホラーのような妄想が・・・。
なんだか、今年は蛆虫の当たり年?
Commented by milletti_naoko at 2012-06-28 19:42
りえさんも、あのうわさの白いうじ虫に遭遇されたんですね!! わたしは幸か不幸か話に聞いただけで、まだ目にはしていません。でも、口には入ってしまった可能性も…… 虫がついているということは、本当に看板どおり「無農薬」で、虫って、残念ながら、熟れて一番食べ頃のサクランボにつくようなんですよね。ううん、それはそれは恐ろしい体験をなさいました!!! この蛆虫、もともとは日本を中心とするアジア圏から来たよそもので、イタリア内で被害が広がるのを食い止めようというイタリアの文書や記事を、インターネット上でいくつか見つけました。このハエの数と居住地域が急増しているということかもしれません。と言うのは、うちの義父母は初めて見たらしいからです。 

保険カードの有効期限が、滞在証の期限と同じなので、明日の朝にでもASLに更新をしに行こうと思っています。お忙しいとは思いますが、もしお会いできるとうれしいです。
Commented by りえ at 2012-06-30 17:01 x
確かに去年までは見たこと無かったような気がします。何か新種がイタリアに上陸してるってことですかね。怖い・・・。
昨日CENTROいらしてたんですか!!今読みました。どちらにしろ昨日はLAVORATORIの試験で、トイレにすら行けない状態だったんですが、うう・・・。またCEBTROにお越しの際は、是非!
Commented by milletti_naoko at 2012-06-30 18:23
りえさん、つい最近のエミリア・ロマーニャの政治家が、「最近イタリアの農家を脅かし始めているオウトウショウジョウバエの被害を食い止めなくては」という記事を書いていますので、たぶん、ショウジョウバエではないかと思います。昔、理科の実験で何かこのハエが出てきたような。

昨日は、朝歯医者に診てもらったあとASLに出かけたので、わたしもいつ行けるか分からなかったし、りえさんも今週はことさらにお忙しそうなので、ご連絡はしませんでした。昨日はことさら暑くなるという予報があったので、ASLのあと買い物をして、正午前には家に戻りました。
それにしてもトイレにも行けないなんてひどいですね。お疲れさまでした。いつかまたの機会に! よかったらLinea Nで、PAM近くのバール、Gingilloまでお越しください。ジェラートがとってもおいしいんですよ。一緒に食べて、おしゃべりしましょう♪
Commented by ネットサーフィン at 2012-08-15 03:23 x
こんにちは。オウトウショウジョウバエで検索したらこのブログに辿り着きました。私はブルーベリーが好きなのですが、どこで買っても毎年かならず遭遇します。あと熟成したバナナの皮にも沸くことがあります。
調べてみると桃にも産みつけるみたいですね。とくに身体には影響はないらしいのですが、食べた場合について詳しく書かれているところは見たことないんですよね。胃酸で死なずに腸に辿り着いた場合、どうなるんでしょうか。
Commented by milletti_naoko at 2012-08-17 04:14
ネットサーフィンさん、こんばんは。イタリアでは、食べている途中で、実は中に虫がいるのに気がついたという話も、数人から聞いたことがあります。ただ、そのため気分が悪くなったという以外に、特に具合が悪くなったという話は聞いたことがありません。ブルーベリーはイタリアの山ではよく見かけるのですが、ブルーベリーにまでこの虫がいるとは……! 
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