2012年 08月 26日
ワイン彩画祭り、トルジャーノ
トルジャーノ(Torgiano)には、ルンガロッティ社のワイン醸造所があり、ブドウ畑が広がり、ワイン博物館もあります。
トルジャーノでは、こちらのお祭りが開催中でした。今年が14回目になるこのVinarelliの祭りでは、画家たちが、水の代わりに、ワインで、絵の具を溶いて、絵を描く様子を見ることができ、また、そうして描かれた絵の展覧会や販売があります。「水彩画」(acquerello、acquarello)では「水」(acqua)を使うところを、ワイン(vino)を使って描くので、vinarello(vinarelliは複数形)と呼んでいるわけですから、日本語にあえて訳すと、「ワイン彩画」と言えるでしょうか。
赤ワインだけで描いた味のある絵もいくつかありましたが、そういう絵はまれで、風景や人物などを、さまざまな色を使って描いた絵がたくさんありました。色が水に近い白ワインを使うと、ふつうの水彩画に近い仕上がりになるためでしょうか。
いいなあと思う絵もいくつかあったのですが、一緒に散歩をした、トルジャーノ在住の友人から、1枚100~150ユーロすると聞いて、思いとどまりました。この友人によると、祭りが始まった当初は、絵の値段は競売で決まっていたそうです。
金曜日の晩は、夕食後にペルージャから、車でトルジャーノに向かいました。中心街が近づくはるかに前から、路上駐車の車が長い列をなしています。幸い駐車する場所を見つけ、歩いて中心街までやって来ました。中心の広場には、テーブルがたくさん並んでいて、午後10時が近いというのに、まだ食事中の人たちが大勢いました。わたしたちの友人も、実はこのとき、まだ夕食の最中でした。
食事を終えた友人たちと共に、散歩をしながら、教会や展覧会場に展示されているヴィナレッリの絵を鑑賞しました。そうして、アイスクリームを食べながら、こちらのパブまでやって来ました。
何とか椅子を確保し、夫たちはビール、わたしはオレンジジュースを手に、座っておしゃべりをしていたら、ロックバンドのコンサートが始まりました。
男性たちは、ノリのいい音楽を楽しんでいたのですが、わたしは、にぎやかな音楽に耳を傾けつつも、沈みゆく半月がそれはきれいなので、ついつい月の方に目が行き、そうして、そのまま月を見つめていました。
夫はまだ名残惜しそうだったのですが、ペルージャまで戻るのに、車で30分ほどかかるので、11時半過ぎに、友人たちに別れを告げて、車に向かいました。駐車場から見えたアッシジの町が、夜空を背景に、光る宝石を散りばめたようで、それはきれいでした。
わぁ~ワインで描く絵があるなんて素晴らしい!!
色合いを想像するだけでもわくわくします。
半月に煌めく星を眺めるって最高の夜ですね。
楽しまれてる様子が垣間見えるようですわぁ。
夏はいろんな町でライブが催しされていて、夏気分が盛り上がりますよね。コモでも夫の実家のカラブリアでも週末は得にいろんな催しがありますよ♪ 残りの夏を楽しんでください! PS:扇風機の話。そんなことあるんですね、驚きです。今、カメラを探してる最中なんです。ちゃんと見ておいて底値も知らないとだめですね。1週間後に50ユーロとか値下がりしていたら悔しいですもの。
我が家は、東には急な上り坂があり、西には丘があるため、うちでは月も太陽も、地平線よりかなり高い位置にあるときしか見られません。最初は白かった半月が、地平線に近づくにつれて赤みを帯びて、大きくなっていく様子を見られて、うれしかったです。もう少しねばっていれば、月が沈むところまで見られたのですが、帰りが遅くなるので退出しました。
夏はいろんな催しが多いのが楽しみですよね。わたしもカメラを買ったときは、数か月前から、あちこちの電化店のチラシのカメラの広告を切り抜いたり、インターネットの写真家のサイトで「アマチュア・家族におすすめのデジカメ」などという記事を読んだりして、値段やよさそうな機種を調べる参考にしました。いいカメラが見つかるといいですね♪