2012年 09月 21日
大天使ミカエル祭り、バスティーア・ウンブラ
リミニの友人たちが、旅行でアッシジに来ていたので、夕食をこの祭りで食べようということになったからです。
ちょうど7時頃に、高速道路でペルージャ(Perugia)の傍らを通り過ぎると、中心街が、茜色に染まって、それはきれいに見えました。
皆より一足先に着いたので、バスティーアの町を少し散歩しました。歴史はある町なのですが、ウンブリアの他の町に比べると、新しい建築物が目立つ中に、こういう古い教会も残っています。
わたしたちが着いた頃には、教会の扉がまだ開いていて、中に入ると、過去の祭りの写真や旗らしきものが並んでいました。
町の守護聖人である大天使ミカエルが、さまざまに描かれています。イタリア語では、San Michele Arcangeloと呼ばれ、名前はミケーレになります。
最初の写真は、大天使ミカエル祭りの開会式を撮影したものです。左の大きい教会の前に、バスティーアの四つの地区(rione)の四色の旗が並び、教会正面には、この四色の大きな円が映し出されています。そして、柱廊の中央には、聖ミケーレ(大天使ミカエル)の像が、小さく小さく見えます。
わたしたちが到着した7時半頃には、聖ミケーレ像は、まだ大きな教会の中に置かれていました。夫は、今年4月にプーリアのサン・ミケーレ教会まで巡礼(記事はこちら)をした仲間たちと共に、大天使の像を感慨深そうに眺めていました。
四つの地区が、それぞれ天幕を張って、食事場所を設け、地元の料理が食べられるようになっているのですが、町の人たちが、「サンタンジェロ地区の食事が、一番おいしいからぜひ」と勧めてくれたので、迷わず、そのサンタンジェロ地区の店で食べました。Sant’Angeloは、日本語に訳すと「聖天使」ですが、バスティーアではもちろん、聖ミケーレのことでしょう。昼間は暖かかったのに、日が暮れると、冷たい風も吹いて、夕食前からもう寒いくらいだったので、びっくりしました。
値段の割りに、安くておいしい料理をたくさん食べることができました。こちらは前菜です。列に並び、レジで食べたい料理を告げ、席に着いてから、料理が運ばれて来るまでは、しばらく時間がかかったのですが、その間にテーブルの様子を見に来た給仕の成人男性が、もう遅いとは言え、お勧めのメニューを教えてくれました。豚の骨付き肉(stinco di maiale)が、とにかくおいしいとのことです。残念ながら、わたしたちと夫は、別の料理を頼んでいました。
ボリュームもたっぷり。少し前に、給仕の成人男性と書いたのは、給仕の大半は、小学生中・高学年と思われる子供たちだったからです。食事を運び、すでに運んだ品を、ペンで注文票から削除し、食事が終わったら、皿やコップは片づけてと、子供たちが元気よく、てきぱきと働いていたので、感心しました。
食事のあとは話がはずみ、午後10時過ぎに中心街の教会まで戻ったときには、開会式が終わろうとしているところでした。そこで、友人たちにあいさつをして、車でペルージャに戻りました。
おはようございます。
お友達と合流されて大天使ミカエル祭りに行かれたのですね。
素晴らしいです~
夕陽に染まる街並みも神秘的ですね。
そしてミカエルの像の神々しさに見とれています。
美味しいご馳走にも目が釘づけになりました~
高速道路のこの位置から見えるペルージャの中心街は、通るたびいつもきれいだなと思うのですが、昨日は夕焼け色に染まっていて、特にきれいでした。食事も、こういう村祭りの食事はあれ、ということが多いのですが、なかなかおいしかったです。
あ~、前菜のなんと美味しそうなこと。食べたいです~~。
こういうサグラにいくと、子供たちが本当に一生懸命働いていますね。
大人になってもそのままでいてくれたら、イタリア経済はもっとよくなっていくだろうに。。。。(笑)
4つの地区のお料理が食べられるとはこれまたユニークな企画ですね。豚の骨付き肉は私も大好きでよく頼みます!
なおこさん達が頼まれたお料理はいかがでしたか?
美しい夕日に始まって、楽しい夜を過ごされたことと思います♪