憎まれっ子世に憚る?

 うちの西向きのテラスには、赤と白のバーベナ(verbena)の鉢があります。

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 この夏は雨が降らず、晴天の酷暑が続いたので、旅行から帰るたびに、枯れかけていたバーベナも、最近は、雨も多く、暑さが収まったため、すっかり元気を取り戻しました。

 1か月前ほど前の話です。手入れをしようと、枯れてしまった花を摘み取ったり、雑草を取り除いたりしていたら、手の一部がひりひりしてきました。

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 イタリアでは、特に春から夏にかけて、野山を散歩するとき、半ズボンで歩く場合や、草の高いところを手で押し分けて進む場合に、この緑に茂った野草、イラクサ(ortica)に気をつける必要があります。手や足で触れたところが、やけどに触ったようにひりひりとして、その痛みが長く続くからです。

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Castagno & ortica lungo il sentiero CAI 20A 5/5/2012

 上の写真は、5月に山を散歩中に撮影したもので、ここでは、イラクサだけがまとまって茂っているので分かりやすいのですが、他の緑の草にまぎれていて、分かりづらい場合もよくあります。ミジャーナの改築中の家の周りにも、春には、イラクサが生えているところがありました。

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 生の葉に素肌で触れると後が厄介なイラクサ(ortica)ですが、葉を乾燥させて煎じ薬にすると、アレルギーに効くので、この春、わたしはしばしばイラクサの煎じ薬を飲みました。摘み取ったばかりの若い葉は、リゾットやラビオリの具として使うとおいしい上に、やはりアレルギー対策に使えるそうで、今年の春は、外出先でイラクサを見かけるたびに、摘み取りたいと思ったのですが、手袋を持ち合わせていなかったので、見送りました。素手でイラクサに触れたりしたら、あとでとんでもないことになるからです。

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 1か月前に、バーベナの手入れをしていたら、手がひりひりし始めたのは、バーベナの間に、どこから種が運ばれてきて育ったのか、イラクサが育ち始めていたからです。その頃は、イラクサの葉が、バーベナの葉と同じくらい小さくて、あとあと面倒だから、根こそぎ取ってしまおうかとも思ったのですが、この春に、夫が、イラクサを見るたび、「ああ、手袋があれば摘めるのに。」と言っていたのを思い出して、残しておきました。

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 そうして今は、葉がこんなに大きく育ってきました。あんまり放っておいて大きくなりすぎると、水やりや剪定の際に、触ってしまうこともあるでしょう。というわけで、ただいま、何に使おうか、料理するにせよ、薬として使うにせよ、そのためには、どのくらいの葉が必要で、ということは、今ある葉で間に合うかどうかを、検討中です。

 それにしても、いったい種がどこから飛んで来たものか…… 義父に尋ねると、義父も畑でや庭では、イラクサを見かけたことがないと、不思議がっていました。
 
関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- さらばラヴェルナ / Paseggiata verso l’Eremo – Parte 1 (5/5/2012)
↑↑ 栗林を歩いていて、道端にたくさんイラクサを見つけたのは、この散歩中です。
Durante questa passeggiata abbiamo visto tante piante di ortica nel bosco di castagno.
- 薬草で花粉退治 / Rimedi naturali per l’allergia (28/3/2012)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-10-02 15:50 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(2)
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Commented by ムームー at 2012-10-03 06:13 x
なおこさん
おはようございます。
あ、そういうことがありますね、どこでどうなったのか
ヒリヒリします、家にも何やトゲがついてるこわいのが茂っていますの。
どこから来るのでしょうねぇ?鳥さんが運ぶ?
お花も咲かずにぐんぐん背丈が伸びてるのもあります。
お薬になるのですね、知らなかったです~
手袋でとらないと傷つきますねぇ~
Commented by milletti_naoko at 2012-10-03 06:27
ムームーさん、こんばんは。野バラのトゲやイタリアでpungitopo(直訳は「ネズミ刺し」)と呼ばれる植物の鋭くて固い葉は、見たら触ると痛いのが分かるので、避けられるのですが、イラクサは、トゲも何もなくて、ただの緑の葉に見えるので、ついうっかりと気づかずに触ってしまって、あとでいつまでもひりひりとして困ることがあります。どこから来たのでしょうね。2階のテラスなので、おっしゃるように、鳥が羽毛につけて運んだのかもしれません。

ヨーロッパでも昔から、病気の治療や症状緩和に植物を使うことは多くて、このイラクサも、特にアレルギーに効くということで、いろいろな形で使われているようです。テラスの鉢から摘み取るときには、食器洗い用のゴム手袋を使うつもりです。
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