新オイルでブルスケッタ2012

 我が家では、今年のオリーブの収穫も終わり、今日は、義父が搾油所に、絞りたてのオリーブオイルを引き取りに行きました。

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 きれいな深い緑色をしています。

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bruschetta con l’olio nuovo

 さっそく、オーブンでパンの両面を焼き、ニンニクをすりつけ、塩をかけ、新オイルをたっぷりふりかけて、ブルスケッタにして、食べました。

 新オイルには、独特の辛味があるのですが、ニンニクのせいで、その辛味が分かりづらかったので、3枚目は、ニンニクなしに、塩と新オイルだけで食べてみました。そうすると、新オイルのピリッとした辛さを、よく感じることができました。

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 ごくわずかながら、わたしたちも収穫に貢献したので、そうでなくてもおいしい新オイルとブルスケッタが、いっそうおいしく感じられました。

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2008/6/26

 今日は夕方、夫の従姉、パオラが義父母を訪ねて来ました。パオラと夫のチェーザレは、カステッルッチョに小さなかわいい別宅を持っていて、今年カステッルッチョでできたレンズマメを、我が家に運んでくれたのです。チェーザレによると、村の農家で収穫できたレンズマメに、よそで採れたマメを混ぜて売る店も多いそうで、義父母は毎年、パオラ夫妻に頼んで、知り合いの農家が作ったというカステッルッチョ生粋のレンズマメを、購入しているのです。

 昔むかし、難病に苦しんでいた子供を、薬草を使って治した人の話、戦争のため、兵士としてアフリカに出かけて、8年後にようやく帰宅した親戚の話、料理がうまかったおかげで、フェッラーラの将校たちのコックとして重宝され、戦地に赴かずにすんだ伯父の話、幼い義父が半ズボンのまま、高く積もった雪の中を歩いて、両足が真っ赤になった話など、義父母と従姉の間で、遠い昔の、3人にとってはなつかしい、夫とわたしにとっては興味深い思い出話が、いつまでもいつまでも続きました。

Bruschetta con l'olio nuovo 2012

- Bello il colore smeraldo e naturalmente anche buono!!

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 新オイルでブルスケッタ / Bruschetta con l’olio nuovo 2010 (23/11/2010)
- オリーブ収穫 / Raccolta delle olive (10/11/2012)
- 雪のカステッルッチョ1 / Castelluccio con neve – parte1 (7/1/2012)


Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-20 22:38 | Gastronomia | Trackback | Comments(13)
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Commented by vruocculu at 2012-11-21 08:40
美しい色ですね。
少し前、かなり前。 ちょうど搾油シーズンに滞在する事が出来た時、
目の前に搾油された美しい緑と味に感激していました。 一体私は
何を今まで使って来ていたんだろう?と。 街の小さな食料品屋さんの入口には「新オイルあります」の紙が揺れていて、店先で味見もさせてもらった思い出もあります。 最近物事が早く、また浅くなりがちな所に
疑問を持ちつつ、追いつけずにいますが、ゆっくりと地に足をつけて、
ゆっくりと踏みしめながら生活をしていたい....と、ブログ記事を読ませて頂いて再確認しました。
Commented by ムームー at 2012-11-21 13:23 x
なおこさん
こんにちは。
抹茶かと思う位に綺麗な色していますね。
これがしぼりたてのオリーブオイルなんですね、はじめて
パンにつけて食べた時はオシャレな味だなって思いました。
色々なお話をされ、懐かしかったことでしょう。
そちらの方々のお付き合いやお食事などが素晴らしくて
いいなって思いますわぁ。
綺麗な景色にオリーブの実にオイル、あぁ素晴らしい~
Commented by kazu at 2012-11-21 15:13 x
そうそうこのお抹茶のような色に驚いたのでした。フィレンツェでオリーブの収穫祭に行った時に見た衝撃の色。あの時に味見したのはどれもまろやかで、出店していた農家の人達が、自慢だと言っていましたが、でもなおこさんのお家のオイルの様に、少しスパイスが効いた方が私は好みかもしれません。あっ私も家でブルスケッタもどきをするのですが、ニンニクはみじん切りにするんですよ。そのみじん切りの先っぽがこんがり焼けたのが香ばしくて。

ご親戚の方達が寄られて楽しいひとときでしたね。こちらでも、法事の時など、昔話をよくしていた叔父や叔母を思い出します。どこの国でも一緒なのですね。レンズ豆、なおこさんの手料理が又見せて頂けるかな。

それとメルマガで天気予報情報を詳しく頂いてありがとうございました。なおこさん、私の為に書いて下さったーとか勝手に感激しています。旅行はあと一ヶ月になったので毎日チェックしているのですが、えーと…洪水なのですが、私は今までinondazioneとばかり思っていました。esondazioneは初めての単語で知りませんでした。先のなおこさんの「TPO」のお話を改めて思いました。
Commented by milletti_naoko at 2012-11-21 17:18
Vruocculuさん、今年の新オイルは、いつにも増して深い緑色で、びっくりしました。同じ新オイルでも、オリーブの種類や木の育つ場所によっても、色や味がかなり違ってきます。ピリッと辛く濁り気味、とろりとした新オイルも、しばらくすると辛味が抜けて、色も透きとおり、さらっとしてきてます。それからの方が、サラダに味つけしたり、料理をするときは、癖がなくておいしいのですが、やっぱり搾りたてのオリーブオイルで食べるブルスケッタのおいしさは格別です。

日本では、わたしもそうでしたが、つい仕事に追われて、足を止める時間、心に休養と栄養を与える時間が取りにくいと思います。お疲れさまです。難しいとは思いますが、できるときに、そういう時間も、ご自分のために取ってあげてください。
Commented by milletti_naoko at 2012-11-21 17:24
ムームーさん、おはようございます。そうなんです! わたしも見たとたん、抹茶に似た色だなあと思いました。我が家のオリーブだけではなく、ご近所のものも一緒に搾ってできたオイルなんですが、こんなにきれいなエメラルドグリーンは、うちの新オイルでは初めて見たので、感動しました。

数多い兄弟のうち、義父は末っ子で、パオラは長女であった亡き伯母の娘なので、叔父と姪の関係ではあるものの、年齢的には近いし、共有している思い出や、パオラが亡き母から何度も何度も聞いた昔話に、義父にも懐かしい思い出が多いようです。半世紀も昔の、かつては貧しかったけれど心が豊かだった暮らし、戦時中の話などが聞けて、本当に興味深かったです。
Commented by milletti_naoko at 2012-11-21 17:51
かずさん、ということは、11月頃にイタリアにいらしたこともあるんですね! 搾りたての新オイルには、、独特の辛味があるのですが、しばらくすると、それも抜けて、まろやかな味になります。ニンニクの風味、匂いは気になるけれど、味を引き立てて、おいしいですよね。オリーブオイルは、ウンブリアのものはコクがあって、ラッツィオのものは比べるとさらっと繊細で、というふうに、各地によって違うのですが、それぞれのおいしさがあるかと思います。最近は、イタリアの有名なオリーブオイル会社でも、実はオイルを作るのに、他国からオリーブを輸入しているという話を耳にしたりもするので、土地で採れたオリーブオイルを使って味わえるのがありがたいなと思います。

そんなふうに法事などの機会に、昔の話が語り伝えられるのは大切ですよね。レンズマメ、最近は、お義母さんがたっぷり作ったもののおすそわけをいただくことが多いのですが、今度わたしが作ったときにでも、写真を載せてみますね。(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2012-11-21 17:56
かずさんへ(上からの続きです)

洪水はinondazioneとも言うのですが、テレビニュースではalluvioneと言うことが多いように思います。引用した新聞記事ではesondazioneとなっていましたが、inondazioneとしているニュースもたくさんありますよ。伊伊辞典を見ると、esondareはvoce dotta(学識語、教養語)とありますから、esondazioneの方が、語として格式が高い言葉で、どちらを用いるかは、書く人の文章のスタイルや好みによります。秋から冬にかけて雨の日が多いのですが、イタリアでは、長く大雨が降ると土砂崩れや洪水が起こる可能性のある地域がたくさんあります。イタリアの全市町村の7割にそういう危険があると言い、その危険がリグーリアでは98パーセントとも言われています。洪水や土砂崩れが起こると、道路が通行止めになったり、電車が運休になったりもします。かずさんが訪ねる頃には雨も収まっていることを願うのですが、そういう可能性も頭に入れた上で、旅程を立ててくださいね。
Maltempo: Coldiretti, in Liguria 98% comuni a rischio frane/alluvioni
http://www2.coldiretti.it/News/Pagine/836---26-Ottobre-2012.aspx
Commented by クロちゃん at 2012-11-21 21:15 x
なおこさん、こんばんは♪
オリーブオイルって深い緑色なんですね。
新鮮な香りを感じます。
器に入ったオイルに日本の抹茶を想像してしまいました。(^^)/
Commented by fusello at 2012-11-22 00:40
naokoさん、こんばんは☆
新オリーブオイルとブルスケッタ、ご馳走ですね♪
日本でも「今年も新オリーブオイルの予約販売を開始しました」という広告を目にしますが、お、お高~~いのであります。

イタリア語のTPOの記事、とても参考になりました。
私はレースを習うために、イタリア語を勉強したので、レースさえ織れるようになれば、イタリア語はそこそこしゃべれればいい程度にしか考えておりませんでした。
が、間違っておりました。何年か通ううちに、いつも同じ単語、同じ言い回し、誰にでも同じような事をしゃべっている自分が恥ずかしくなったのです。 はぁ、進歩のない人間と反省するのですが、、、私もnaokoさんを見習ってイタリア語頑張らなくては、、、


Commented by milletti_naoko at 2012-11-22 02:05
クロちゃん、わたしもきれいな緑色を見て、抹茶みたいと思いました。義父宅に、新オイルを取りに行ったのは夫ですが、手軽だからとティーカップを使ったようです。新鮮な香りと味がうれしいです♪
Commented by milletti_naoko at 2012-11-22 02:10
Fuselloさん、こんばんは。日本の新オリーブオイル、高いだろうなと想像がつきます。義父も、「搾油所がオリーブの提供者に分けるオリーブオイルの量が少ない」と立腹していました。

暮らすわけでもないのに、ちゃんと目的を持って、イタリア語を日本で勉強されたFuselloさん、すばらしいと思います。まずは目的が達成できることが大切で、あとはそのあと、言葉が分かれば、使えれば、理解も世界も幅が広がると伝えたかったんです。それから、外国語の勉強は、何らかの意味で、ついつい偏りがちになるということを。人間は弱いもので、絶対に必要というところまで自分が追いつめられないと、なかなか勉強に本腰が入らないのですが、わたしもフランス語の勉強を頑張ります! 一緒に頑張りましょうね。
Commented by oliva16 at 2012-11-23 21:16
皆さんが書かれているように、私もお抹茶だと思いましたよ!ちょうど、翻訳の先生が訳された「エキストラヴァージンの嘘と真実」という本を注文したところです。オリーブオイルの業界にまつわる話らしいです。時間をかけて本物を作る、ということを続けるのは大変なのでしょうね。
Commented by milletti_naoko at 2012-11-24 00:43
Olivaさん、わたしも記事の本文に、「まるで抹茶のように」と書こうと思いましたが、そう書くには透きとおりすぎているかなと思って、言葉を割愛しました。皆さん、わたしと同じように感じてくださっているその感覚と経験の共有がうれしいです。抹茶は夫も見たことも飲んだこともあるのですが、やっぱり日本人ではないからか、ぱっと見て、「抹茶みたい!」とは思わなかったようです。最近、食糧業界では、色や匂いどころか味まで、化学的に合成して、本物に近いものをつくりあげて、ごまかし、安く上げて、消費者を欺いている点が多いようで、いろんな会で話を聞き、記事を読むたび、心配になります。時間をかけて本物を作る人が、その苦労に見合った報酬と満足を得られるような社会や経済のしくみであってほしいな、そのために、小さくても、自分にできることをしていきたいなと思います。
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