アッシジでお茶を

 霧の海に浮かぶ幻想的なアッシジ(Assisi)を、森の入り口から徒歩で訪ね、何とか暗くなるまでに車まで戻ったあと、今度は、車でアッシジの中心街まで行きました。

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 先の散歩中気になった場所を、じっくり訪ねたいというのが目的だったのですが、駐車場から歩いて行くと、何ともおいしそうなお菓子たちが、陳列窓に並んでいるお店があります。

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 甘いもの、特に、地域独特のお菓子に目のない夫は、ロッチャータ(rocciata)が気になったようです。アッシジやフォリンニョの有名なデザートですが、ペルージャではあまり見かけないからです。

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 左手のbaci di Assisi(訳すと、「アッシジの口づけ」)の名前がいいなと思いつつ、チョコレートの大好きなわたしは、cappuccio del frate(修道士の頭巾)に魅かれました。

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 壁一面を覆う絵画や天使の壁画もおしゃれです。「日が暮れて、これから寒くなるから、散歩をした帰りに、あとで寄った方がいい。」とは言ったのですが、この店に異議はなく、夫の誘いにつられて、店内に入りました。

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 店内で尋ねると、修道士の頭巾の中に入っているのは、メレンゲだそうです。店内にも、陳列棚に、おいしそうなお菓子がずらりと並んでいました。外部に発注するのではなく、自分たちの店で作っているそうです。bacio(口づけ、キス)という名のついた、アーモンドでできたお菓子が4種類あり、夫が二つ、別々のbacioを選んだので、わたしは、さらに残りの二つのbacioを頼みました。

 店内で写真を撮るのは気が引けたので、これは、店の陳列窓を撮影したものです。左手のカカオがかかったお菓子は、baci di Santa Chiara(聖キアーラの口づけ)という名前で、わたしが食べたのですが、中にチョコレートチップが入っていて、おいしかったです。右手の黄緑色のお菓子は、baci delle suore(修道女たちの口づけ)という名前です。夫が食べたので分かりませんが、色から見て、ピスタチオが入っているのではないかと想像します。

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 店内の装飾もですが、テーブルや椅子も優雅で、とてもすてきです。ただ、お茶とお菓子と一緒に運ばれてきた料金を書いた紙を見て、びっくりしました。約11ユーロ! 東京やイタリアの都市にお住まいの皆さんには、どうということのない値段かと思いますが、ウンブリアは物価が安いので、店にもよりますが、紅茶なら1.5~2ユーロ、大きなおいしいシュークリームなどのデザートなら1ユーロ前後という店も多いからです。

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 紅茶やハーブティーの種類も多く、お菓子もおいしく、寒空の下を歩いて疲れたあとに、優雅なおいしいひとときを過ごすことができたので、うれしかったです。

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 この喫茶店、グラン・カッフェ(Gran Caffè)は、アッシジの目抜き通りにあります。(詳しくはこちら)アッシジの町は大きく、訪ねたい場所も多い上、そのためには、ひたすら歩く必要があります。ちょっと疲れたそんなときに、地元のおいしいお菓子や紅茶、ホットチョコレートを楽しみたいと思ったら、足を運んで、疲れを癒してみてください。料金は高めですが、その分、ふつうのバールと違って、人がせわしなく入れ替わることはなく、テーブルや椅子もたくさんあるので、ゆっくりとくつろぐことができます。わたしたちもうっかりしていたのですが、お菓子の量り売りの単位が、kgではなくetto(100g)になっていますので、その点だけ、ご注意ください。

Baci di Santa Chiara, Cappuccio del frate...

- Dolci con aspetti e nomi invitanti. Baci erano buoni, forse ho mangiato anche un bacio di San Francesco (o era dei frati??)

- Decorazioni eleganti & angeli sulle pareti. Il prezzo è molto caro (tè, infuso e quattro baci 11 euro!) ma l'atmosfera è elegante e rilassante.

LINK
- it.wikipedia - Rocciata
- Tuscia in tavola - Baci
- lonely planet - Assisi Restaurants – Gran Caffè

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 霧のアッシジ / Assisi sopra il mare di nebbia (26/11/2012)
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi3 (2/5/2011)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-27 18:34 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)
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Commented by クロちゃん at 2012-11-28 06:52 x
なおこさん、おはようございます。♪
これはとてもオシャレなお店ですね。
私もチョコレート大好き人間です。(^^)/
Commented by milletti_naoko at 2012-11-28 07:06
クロちゃん、こんばんは♪ 中が貴族の館のようで、おいしいお茶とお菓子を楽しむことができました。チョコレート、おいしいですよね~
Commented by Masami at 2012-11-28 07:55 x
本当にイタリアとは思えない素敵なティールームですね~♪
お菓子はこの辺りで見掛けないようなお菓子ばかりで、
イタリアの郷土料理、郷土菓子の奥深さを改めて実感!
Baciは実に色々な種類があるのですね!
Baci大好き人間としてはこちらも気になる~(笑)
アッシジを訪れることがあったら、是非立ち寄ってみたいです♪

↓霧に包まれたアッシジは本当に幻想的で美しい~♪
私は霧が出ると気が滅入るのであまり好きではないのですが、
霧も悪くないですね(*^^*)
Commented by ムームー at 2012-11-28 16:39 x
なおこさん
美味しそうなお菓子ですねぇ~
お茶にカップもおしゃれ~
お店の外から店内の装飾まで至れり尽くせりで
見事で満足させてくれますね。
Commented by milletti_naoko at 2012-11-28 17:14
まさみさん、イタリアは各地で料理やお菓子が違うのがおもしろいですよね。ロッチャータは歴史のあるお菓子で、ひょっとしたら、イタリア最古の住民と言われているウンブリア人がすでに作って食べていたかもしれないと、イタリア語版のWikipediaに説明があります。

このbaci、敬虔な修道女や聖人の口づけという名前なので、おいしいだけではなく、ご利益がありそうです。アーモンドでできていますが、ちょうどいい控えめの甘さです。機会があったら、ぜひ食べてみてください!

わたしも霧が立つのは好きではなくて、日も差さず、寒い中を散歩するのはどうかなと思っていました。霧があると知っていれば、たぶんアッシジには行かなかったと思うのですが、結果的には、霧のおかげで、歩くうちに、すばらしい眺めを楽しむことができてうれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2012-11-28 17:17
ムームーさん、おいしそうなお菓子にもですが、貴族のお館みたいな店内の装飾に魅かれて、入りました。日本の洋菓子店にあるケーキはないのですが、アッシジ周辺だけで食べられるような珍しいお菓子がいろいろとあって、陳列棚を見るのも楽しかったです♪
Commented by くみこ at 2012-11-28 18:45 x
このお店、昨年アッシジに行った時に見ました&面白い見たことないお菓子がたくさんある!と写真を撮りました(笑)。時間がなくて中には入らなかったのですが、次回行く機会があれば入りたいです~。トスカーナと違うのは分かるけど、ペルージャなんてすごく近いのに全然違うんですね!↓霧に浮き出す町、本当にキレイ♪
Commented by milletti_naoko at 2012-11-28 22:55
くみこさんも、このお店が気になったんですね! 次回はぜひに。ロンリープラネットによると、ジェラートもおいしいそうですし、ホットチョコレートも種類がいろいろとあって、どれもおいしそうでした♪ 別方面に行って、同じウンブリアのトーディでも、死者の日に用意するデザートが違ってきて、同じ州・同じ県でも、いろんな味が楽しめるのがおもしろいです。霧に浮かぶアッシジ島、きれいで感動しました。
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