野すみれと育ちゆく家

 3月13日水曜日は、いろいろな作業の進行を見たり、打ち合わせをしたりする必要があったので、久しぶりに、改築中のミジャーナの家を訪ねました。

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Violette, Migiana di Monte Tezio 13/3/2013

 春を真っ先に告げる野の花の一つ、すみれが、かわいらしい花をあちこちに咲かせています。

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 よく見ると、すみれの紫色は、あちらで群れ咲く花とこちらに咲く花では、微妙に濃淡が違っています。

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 枯れ草が敷きつめられて、まだ冬の様相を見せる地面から、一足先に顔を出して、春は近いと教えてくれるすみれの花。

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 改築の作業や話に気を取られて、気づかずにいたわたしに、「すみれがもうたくさん咲いているよ。」と、夫が教えてくれました。

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 寒い冬の間にも、改築作業は少しずつ進んでゆき、オリーブ園の入り口には、門柱も立ちました。

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 この日は水道工事が行われていたのですが、長年仕事をして、大きなビルの水道の配管もしたという職人さんが、こんなに複雑な配管工事は初めてだと言います。家はそれほど大きくないのですが、温水式床暖房あり、太陽熱温水器あり、さらに省エネのために、ガスと並行して、各部屋の暖炉やストーブの熱も、ボイラーに取り込めるようにしたりと、特殊な配管作業がいくつも重なっているためです。あまり配管が複雑なので、電気技師も呼び、水道配管職人が、今後どういう電気配線が必要かを説明していました。

 さらに、途中でガス業者もやって来ました。ミジャーナまではガスの配線が届かないのですが、暖房と温水のためのボイラーにはガスが必要なため、GPLガスタンクをレンタルする業者に、その設置やレンタルにかかる費用と、ガスの料金を尋ね、業者の方からは、ガスを年間どのくらい消費する見込みか、ガスタンクはどこに設置するつもりかを聞かれました。

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 こんなふうに、この日はいろいろな業者との打ち合わせがあったのですが、訪問の一番の目的は、朝から始まっていた窓の取りつけ作業を見ることです。

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 夫は、木材の色に近い、できるだけ明るい色がいいと言っていたのですが、職人の方から、色が明るすぎると、木が紫外線で傷みやすいし、色は日の光で少しずつ薄くなっていくはずだということで、この色になりました。

 こうして話をしたり、作業を見守ったりしている間に、曇った空から、時々雨つぶが落ちてきたりはしていたのですが、途中から大雨になり、気温も下がり、強い風も吹くようになりました。この日、豪雨の中、ミジャーナをあとにして靴屋に向かい、靴を買って帰ったら、義家族がコンクラーヴェの結果を知ろうとテレビを見つめ、その直後に、わたしたちも、新しいローマ法王が選ばれたことを知ったのです。

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 完成した扉が取りつけられて、いよいよ家らしい顔ができたのは、昨日のことです。

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 歩みは遅いのですが、少しずつ少しずつ、ミジャーナの家も、完成に近づいています。費用が足りないので、まずは2階だけ仕上げようとしているのではありますが。

Si avvicina la Primavera - Violette & la Casa che cresce

- Mercoledì abbiamo trovato tanti bei fiori di Violetta a Migiana.
- Ora ci sono le colonnine all'entrata dell'oliveto e la casa ha finalmente il viso completo, cioè ora ha i portoni e le finestre. Lavoravano gli idraulici e l'elettricista per completare l'impianto per alimentare la casina.

関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- 扉は右開き左開き? / Portoni in costruzione (9/2/2013)
↑↑ 2月6日に、木材加工の職人を訪ね、できあがりつつある扉と窓を見ました。結局、入り口の扉は、前の階段との関係もあり、一つは左開きのままで、もう一つは開きに作り直すことになりました。
- 新教皇、Papa Francesco (14/3/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-03-15 21:06 | Fiori Piante Animali | Comments(14)
Commented by ムームー at 2013-03-16 12:52 x
なおこさん
こんにちは。
素晴らしい~
出来上がりが近くなりましたね。
オリーブ園のなかにあるなんて映画のシーンのようです。
とてもいいお家ですねぇ。
こうしてイタリアにお暮らしのなおこさんとお話が
出来て色々なことを教えてもらったり
身近な生活なども聞けたり嬉しいですわぁ~
いつもありがとうございます~♪

Commented by milletti_naoko at 2013-03-16 14:13
ムームーさん、おはようございます。扉を取りつけた階で、実際に過ごせるようになるのは、早くとも6月頃ということで、まだまだ時間はかかりますが、ぼちぼちと作業が進んでいます。

オリーブ園は、雑木や藪の中で傷んでいた古い木々を、義父がそうした周りの木や草を払い、手入れをして、よみがえらせたもので、毎年少しずつですが、実もなります。

わたしも、京都にお住まいのムームーさんといろいろとお話できてうれしいです。ありがとうございます♪
Commented by クロちゃん at 2013-03-16 16:33 x
なおこさん、こんにちは♪
スミレの饗宴に春を感じます。ヾヾ(*^▽^*)〃〃
明るい季節が近づいて、家も着々と進行中ですね。
楽しみがいっぱいでしょう。(^^)/
Commented by milletti_naoko at 2013-03-16 17:47
クロちゃん、こんにちは。おっしゃるように、まさにスミレの饗宴ですね。少しずつ花が咲き、家も形をとってきて、うれしい季節になりました♪
Commented by sara at 2013-03-17 17:31 x
なおこさん こんにちは
すみれの花が可愛いです。まだが寒いのに強くて元気を頂くようです。素敵なお屋敷が出来ているんですね^^室内のレンガもお洒落でしたが外の壁も凄く素敵です。
出来上がっていくのが楽しみですね^^
飛蚊症は知り合いの患者さんがなっていて、眼科に受診していましたからよく話を聞いていたんですよ^^
まだ気温の変化が激しいでしょうからご自愛されて下さいね。
Commented by toto at 2013-03-17 19:05 x
なおこさん、こんにちは。
家がちゃくちゃくと仕上がってますね。楽しみですね。こういう外装は、ミジャーナやペルージャの特徴ですか? 外装や内装の細かい点でも地方性があるので興味津々です。わが家は義母と義弟が現役建築家なので、ときどき「これはこの地方の特徴で、、、」なんて話してくれます。

今作業しているのですが、自分のブログに「お気に入りブロガー」リストをつけようと思っています。なおこさんのブログも掲載させていただいてもいいですか?
Buona domenica!!
Commented by fusello at 2013-03-17 22:21
naokoさん、こんばんは☆
落ち着いた色の扉と窓が付きましたね。
複雑な配管工事、無事終了する事を願っております。
オリーブ園に野生のスミレも咲き乱れるnaokoさん宅、完成が待ち遠しいです♪

↓の記事、フランチェスコの名を冠する法王の誕生にアッシジの街は沸き上がっているのでしょうね!
カトリック教会に関しては無知な私ですが、報道されているように腐りきった教会の改革に全力を尽くして欲しいと思います。
naokoさんのおっしゃるように私もイタリアの政局の方に関心大です。今後の展開から再びユーロ危機に、世界経済そしてせっかく軌道に乗ってきたかに見えるアベノミクス3本の矢政策にも影響が、、、
イタリアの政治家の先生方には正しい判断をお願いしたいものです。
Commented by kazu at 2013-03-18 00:19 x
なおこさん、こんばんは。ミッジャーナのお家、ほんとに出来上がってきましたね。周辺ととても雰囲気があって素敵なお家に仕上がりそうです。先般行った北欧は寒い国ですが、どこの家も床暖房にしているから、冬場はとても温かいのだそうです。ホテルもまさしくその通りで、部屋の中では暑いほどでした。なのでミッジャーナのお家も暖房の設備がちゃんと備えられていていいなぁって思います。二階が出来上がれば、なおこさんたちは、住まわれるのですか。楽しみですね。
Commented by milletti_naoko at 2013-03-18 05:53
Saraさん、こんばんは。すみれやプリムラは、クロッカスと共に、野山を歩くと真っ先に春を告げてくれる花です。もともとはセメントで覆われた外壁から、セメントを取り払うと石造りの壁が現れたのですが、あまりきれいなので、皆でびっくりしました。いろいろな業者に個別に頼んでいることもあり、建築士が頼りにならないこともあり、作業を追うのは大変ですが、少しずつ育っていく家を見るのは、うれしいものです。

そうなんですか。日本にも飛蚊症の方は多いんですね。ありがとうございます。ありがとうございます。風邪をぶり返さないように気をつけます。
Commented by milletti_naoko at 2013-03-18 06:00
Totoさん、こんばんは。確かに、ウンブリアやトスカーナの山には、古い伝統的な家には、こうして石を積み重ねて造った家が多いので、山を歩くとよく見かけます。改築前には、壁が無粋なセメントに覆われていたのですが、このセメントを打ち崩すと、思いがけず、きれいな石壁が現れたので、この造りを見せるように、計画を変更しました。

リストへの掲載、ありがとうございます。ぜひどうぞ。わたしもTotoさんのブログへのリンクをいただきますね。Grazie & buona settimana!
Commented by milletti_naoko at 2013-03-18 06:13
Fuselloさん、こんばんは。りっぱな窓と扉ができて、うれしいです♪ 水道配管工事を頼んだ職人さんたちが、一番働き者で、仕事もきちんとしてくれているようなのですが、太陽光パネルを取りつけていて、せっかくきちんとできた屋根瓦を割ってしまったり、雨の多い冬の間に雨漏りして、梁にカビが生えたように見えたりするという問題も生じています。改築の中心作業をした左官屋に、義父が今すんでいる家の暖炉の煙突の改築と雨漏り対策の補修を頼んだら、暖炉に火をつけるたびに、家中が煙だらけになり、水道管に穴が開いて、物置が水浸しになったりも。というわけで、今後もいろいろ懸念事項はあります。

新教皇の名前には、本当に、アッシジの修道士たちも大喜びで、いろいろな新聞記事に声が取り上げられています。教会の改革、皆が期待しています。イタリアの政治、先が見えず、見通しが立たないために、経済的にも悪影響を与えているのですが、何とか雨降って地が固まってほしい、政治家たちに、地を固めてほしいと思っています。
Commented by milletti_naoko at 2013-03-18 06:18
かずさん、こんばんは。すてきな家に仕上がりつつあるので、うれしいです。北欧は、床暖房の家がほとんどなんですね! それだけ暖かく過ごせるのでしょうね。床暖房は取りつけるのにかかる費用が、かなりかかるので、イタリアではまだ導入している家は少ないのですが、床暖房にした人たちに話を聞くと、口をそろえて、本当に暖かいと喜んでいるので、期待しています。

ずっと暮らすことになるかどうかはまだ未定ですが、時々夏などに、夫が生まれ育ったふるさとや山の家で過ごせたらとは思っています。
Commented by toto at 2013-03-19 06:03 x
家の壁は元から出ていたものではなかったのですね! 何かの理由があって隠したのでしょうけど、この石壁は趣があってすごく素敵です。

花粉症の時期に乳製品がよくないって知りませんでした。友人が、花粉症克服のために1年間ヨーグルトを食べ続けて、だいぶ良くなったと行ってましたが、腸の調子を整えて免疫作用が良くなったのかと思います。でも、症状があるときは控えた方がいいのかもしれませんね。Ribes Neroはいかがですか? 私は秋の花粉症なので、和らげるために今からRibes Neroで対策してます。今年の秋、どう効果が出るか、、、請うご期待!
Commented by milletti_naoko at 2013-03-19 16:49
Totoさん、本当に、時代によって美の基準が違うのがおもしろいですよね。わたしも花粉症についていろいろ調べていて、腸の調子を整えることが大切だというのはあちこちで読んだので、ヨーグルトの場合は、乳製品でも特殊なのかもしれませんね。

ありがとうございます。わたしもerboristeriaで勧められて、遅まきながら2月初めからRibes Neroのgemmoderivatoを摂取し始めました。イラクサのハーブも時々並行して使っているのですが、おかげで今年は約10年ぶりに、今のところは結膜炎用の点眼液さえなしですんでいます。目薬や鼻用スプレーを使っていても、花粉飛散量の多いときには、とにかく症状が重かったので、何とか今年は薬に頼らずにすみそうです。症状が秋なのに、今からもう準備されているとはびっくりしました。秋に効き目を発揮してくれるといいですね。
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