悲しい帰郷

 昨日、4月10日水曜日は、久しぶりにウルバーニアを訪ねました。

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Palazzo Ducale, Urbania 10/4/2013

 「帰りました」と、「帰る」という動詞を使いたい思いに駆られるのは、わたしが11年前にイタリアで暮らし始めた最初の地であり、かつ、イタリアの家族と呼べるような友人家族に温かく迎えてもらった、うれしい思い出のある場所だからです。

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 ただ、昨日突然ウルバーニアに帰ったのは、その大切な友人のお母さんの訃報を知ったからでした。夫が、職場から昼食時には帰宅して、君に同行するよと言ってはくれたのですが、それでは葬儀の開始時刻に間に合わない可能性が高いので、迷った挙句、一人で車を運転して行きました。片道2時間の道のりは長いのですが、幸い天気はよく、白や黄色、桃色のきれいな花たちが、緑の野山を彩っていました。

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 何かできるわけではないし、気の利いた言葉が言えるわけでは決してないけれど、前にするだれをも優しく包み込むような、病気や苦難に遭いながら、そして、いつも笑顔で働いていた、友人のすてきなお母さんに、最後のあいさつを、皆と一緒することができました。

Ieri sono tornata ad Urbania, purtroppo per dare l’ultimo saluto alla mamma di una carissima amica.

Era una persona davvero speciale, come descriveva ieri il sacerdote, ‘coraggiosa nei dolori e affettuosa, si dedicava sempre ai familiari, agli altri con tanto amore’.

関連記事へのリンク
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↑↑ ウルバーニアに滞在中、最初のホームステイ先ははずれだったけれど、温かい村の人や友人のおかげで楽しく過ごせたという話。
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-04-11 21:39 | Ricordi | Trackback | Comments(4)
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Commented by とすかーな at 2013-04-12 15:38 x
なおこさん、辛かったですね。
でも遠くからお別れを言いに駆けつけてくれたことが、ご本人もご家族もとっても嬉しかったんじゃないかなぁ、と思います。
時々そのお母様のことを話題にしたりして、忘れないであげたらきっと天国で喜んでいると思います。
別離はつらいけど、元気出してくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2013-04-12 16:14
とすかーなさん、ありがとうございます。何もできないのですが、一番つらいときに、せめてそばにいられたら、お世話になったすてきなお母さんにあいさつができたらと思って、参加しました。強くて明るく、いつもいつも体を動かして働いていた、とても温かい、本当にすてきな方だったんですよ。
Commented by kishie at 2013-04-12 17:15 x
寂しいですね。実は、私もここ最近、訃報が続き、その度に生きる事、生かされてることへの感謝の気持ちを改めて噛み締めています、そして、愛しい方の、その魂は生き続けるのだということも。遠方までの運転もお一人でされるのですね。私も最近は一人でそれなりの遠出をしますが、本当に道路標識の分かりにくさに頭を抱えてしまうことがほとんど。知らない町は本当に困りますね。。
Commented by milletti_naoko at 2013-04-12 22:53
きしえさん、ありがとうございます。出会いの数だけ別れもまたあるのですよね。本当に命あることと、すてきな方に出会えたことに、感謝しなければとわたしも思います。いつまでも思うこと、そうして、少しでも生き方に倣うことで、人の魂や生はいつまでも地上にあり続けるのでしょうね。

ふだんは遠出は夫が一緒のときが多いのですが、ウルバーニアだけは、夫を始め、友人たちなどいろいろな人の車で通い慣れた道だし、有料の高速道路もないので、時々一人で出かけています。この冬、時々どしゃぶりの雨も降る中を、夜、日本語を教えにフォリンニョに通っていたら、運転にはかなり度胸がつきました。イタリアの道路標識には、本当に困りますよね。カーナビにとても助けられています。
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