2013年 06月 29日
結婚記念日大周遊2
下からは一面の緑にしか見えなかった山の斜面に、たくさんの花が咲いています。
一部に雪が残るほど、標高の高いところまで登ると、6月だというのに、まだスミレ(violetta)の花も咲いています。
ライオンの頭のような隆起の傍らを通り過ぎ、
さらに、上へ上へと登っていくと、
色とりどりのラン(orchidea)の花が、あちこちに咲いています。
やはり春の花であるワスレナグサ(nontiscordardimé)も、山の高みでは花盛りです。
ようやく目指す山小屋が近づいてきたのはうれしいのですが、花や風景の写真を撮りながらのんびり歩いていたら、夫の影が見当たらなくなりました。先に行ったのかと思って道を急ぐのですが、高所恐怖症の身にはつらい、こんな道も時々ありました。
声がするので上を見やると、夫は、わたしよりはるかに高いところを歩いているではありませんか。後で話を聞くと、夫は、急斜面を登りきった見晴らしのいいところで、腰を下ろしてわたしを待っていたそうなのですが、わたしは夫がいるとは知らずに通り過ぎ、夫もわたしが歩き去ったのに気がつかなかったそうです。山の上には、月が白く小さく見えています。
標高の高い場所でしか見られない、こちらの青い花も、時々草の間から顔をのぞかせています。
山小屋まであと少しというところで、見晴らしのいい草原に腰を下ろして、一休みしました。
ようやく山小屋、Rifugio del Fargno (1811m)に到着しました。
360度に広がる山並みを眺めてから、しばらくは車道を歩き、途中からカサーリ(Casali)の村へと下るトレッキングコースを求めて、斜面を下りました。
砂利を敷きつめた急な下り坂は、ひどく歩きにくく、時々滑って転びながら、村を目指しました。途中、放牧された動物の水飲み場が、いくつかありました。
道の傍らには、やはり色とりどりの花が咲き、とても大きな木にもいくつか出会いました。
こちらの草原で、コオロギの音色を聞きながら、大きな桜の木の下で休憩したためもあり、ようやくカサーリの村に戻ったときには、午後8時を過ぎていました。
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Passeggiata fantastica sui Monti Sibillini delle Marche - parte 2
In ogni angolo delle montagne si nasconde qualcosa di molto bello: per scoprirlo, bisogna salire e camminare. Ne vale la pena.
Itinerario
Casali (1048m) 11.38 – sentiero CAI 275 – Sorgenti di Panico 13.43 – CAI 275 – sentiero CAI 277 – Forcella del Fragno (1811m) 17.30 – strada sterrata - sentiero CAI 278 – Casali 20.08
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- 天下を足下に3 / Sibillini, lato Marche – parte3 (5/2012)
- 天下を足下に2 / Sibillini, lato Marche – parte2 (5/2012)
おはようございます。
美しい眺めがあちらこちらにありますね。
歩きながらお花を愛でたりはるか彼方を見たり
素晴らしすぎます~
こんなに色々なお花が咲いてるのですね。
こういう所で放牧されてる動物さんは幸せだなぁ~♪
綺麗な景色をありがとうございます~♪
素敵なところですね~!
いろんなお花が咲いていて、うっとりと拝見させていただきました。
やはり日本とはスケールの違う咲き方をしているお花もありますね。
青空もきれい~。
険しい山道だったかと思いますが、
素敵な時間を過ごされたのですね。
幸せな気持ちにしていただきました。
ありがとうございます☆
山は特に急な坂道が続くと大変ですが、登って歩いて初めて出会えるすてきな風景があるので、山登りは本当にいいなと思います。こちらこそ、お優しい、うれしいコメントをありがとうございます♪
咲き誇る野の花がお二人を祝福してくれて、思い出深い幸せな記念日となりましたね♪
この水飲み場はどんな動物達用なのかしら? 羊、馬、牛???
緑の草を食む姿を想像するだけで自然の豊かさを感じさせてくれます、6月、イタリアの山もいいなぁ~~~♪
このくらいの標高になると、この辺りでよく見かけるのはまずは牛、次に馬です。今回は山の高みでは会いませんでしたが、散歩中に牛の群れのそばを通ることは、よくあるんですよ。Fuselloさんも、機会があれば、ぜひ一度イタリアの自然の中を歩いてみてください♪