南チロル、イタリアアルプスへ

 先週は、7月8日月曜日から7月14日日曜日まで、友人たちと共に、イタリアアルプスのヴェノスタ渓谷(Val Venosta)を訪ねました。イタリアの最北端にある渓谷で、夏でも白雪の残る高峰や湖、緑の高原が美しく、オーストラリア、スイスの2か国との国境付近にあることもあって、映画、『サウンド・オブ・ミュージック』やハイジの世界を、身近に感じることもできました。

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Lago di Resia, Passo Resia (BZ) 9/7/2013 10.53

 今回はいつもの旅仲間のフランコとマヌエーラに加えて、女手一つで子育てをしている友人の愛息子、一人息子のエリーアも一緒で、にぎやかな楽しい旅になりました。

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Igea Marina (RM) 6/7/2013 21.08

 5人とも同じ車で、リミニから北上しようと、わたしたちは土曜日に旅のしたくを終えて、リミニに向かい、週末を海で過ごしました。上の写真の中央で背中を見せているシモーナは、合気道4段で、子供に合気道を教えています。今回の北イタリア行きを決めたのは、シモーナが所属する合気会の合宿講習会が、今年もアルト・アーディジェ(Alto Adige)で開催されたからです。(リンクはこちら)皆で一緒にアパートを借りて、彼女が講習を受けている間、わたしたちは町や山を訪ねて、旅を楽しみました。

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Monte Santa Caterina, Val Senales (BZ) 8/7/2013 14.29

 月曜日は早朝にリミニを出発して、高速道路をひた走りました。おいしい地元料理を昼食にと、セナーレス渓谷に向かい、食事のあとも、こちらの教会や渓谷の他の地を訪ね、

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 後日ゆっくり訪問することを決め、エリーアの希望で、公園でしばらく遊んでから、宿のあるラーチェス郊外に向かいました。

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Sorgente dell’Adige, Passo Resia (BZ) 9/7/2013 11.55

 7月9日火曜日は、ヴェノスタ渓谷の奥へと進み、古代ローマ人が、アルプスを越えるために切り開いた峠、パッソ・レージア(Passo Resia)へ向かい、レージア湖(冒頭の写真)、アーディジェ川の水源、そして、ロイア渓谷(Val di Roia)を訪ねました。泉の水は冷たくて、とてもおいしかったです。

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Pranzo al maso, Val di Fosse (BZ) 10/7/2013 13.40

 7月10日水曜日は、朝はフォッセ渓谷を歩いて、マーゾの料理を楽しみ、

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ArcheoParc Val Senales (BZ) 10/7/2013 16.08

食後は、初日にも訪ねたセナーレス渓谷に戻って、考古学博物館・公園を訪ねました。石を使って火を起こす実演を見たり、自分たちで弓を引いたりして、エリーアも楽しんだのですが、

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このArcheoParcの目玉は、付近の氷河で見つかったアイスマン、エッツィ(Ötzi)です。約5千年前の男性のミイラ自体は、1991年に発見され、今はボルツァーノの博物館に保存されているのですが、この博物館では、死因を知ろうとしてのさまざまな研究の成果や、関連映像、当時の服装や生活習慣、ミイラ発見後の世界各国の新聞記事の切り抜きなどが展示され、エッツィについて詳しく知ることができました。

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Monte Cevedale & Rododendoli, Val Martello (BZ) 11/7/2013 16.34

 7月11日木曜日に訪ねたマルテッロ渓谷は、白雪を頂く緑の山が美しく、水が豊かで、シャクナゲ(rododendro、ツツジ?)を始め、色とりどりの花がたくさん咲いていました。

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Sentiero glacialogico della Val Martello (BZ) 11/7/2013 14.09

 途中から二手に分かれて、フランコたちは直接、山小屋を目指し、わたしたちは、氷河を訪ね歩くトレッキングコースを進みました。険しい岩山を登り、時に雪の上を歩くこともあったのですが、氷河が滝となり川となって勢いよく流れる様子を、間近に見ることができて、感動しました。

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Dal Sentiero panoramico Tiss - Coldorano (BZ) 12/7/2013 10.39

 7月12日金曜日は、朝は、宿のすぐ上にある見晴らしのいいトレッキング・コースを隣町まで歩いて眺めを楽しみ、

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Sentiero di un Waal, Castel Juval - Ciardes (BZ) 12/7/2013 18.53

 夕方は、ユヴァル城の近くまで車で登り、昔の人が、農業に使う水を山の高みから谷底の村まで引くために築いた用水路、Waalに沿って、緑や風景を楽しみながら、チャルデス村に向かって歩きました。

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Gran Zebru, Zebru & Ortles, Val di Solda (BZ) 13/7/2013 12.15

 7月13日土曜日には、まずソルダ渓谷を訪ねました。ソルダの村から、ロープウェー(funivia)で、標高2350mの高みまで一気に登り、それから、山小屋を目指して、時に雪に覆われた山道を登りました。

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Glorenza, Val Venosta (BZ) 13/7/2013 18.00

 帰りに足を伸ばして立ち寄ったグロレンツァは、おとぎ話を思わせるような町並みが広がり、市が立って、にぎわっていました。

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 7月14日日曜日は、アパートの優しい主人夫婦に別れを告げ、アルト・アーディジェを後にして、リミニに向かいました。日曜の晩はリミニの友人宅に泊まったので、ペルージャに帰宅したのは、月曜の早朝です。

 行動力とエネルギーにあふれる友人たちやエリーアのおかげで、にぎやかで充実した旅になりました。記事の更新のない間も、応援クリックをしてくださったお優しい皆さん、ありがとうございます。いつもは、帰宅時にとりあえずごあいさつをして、そのあと、少しずつ旅行の記事を書いていくのですが、1、2日目で旅の記事を中断して、そのままになってしまう例がこれまでに多いので、旅の仲間のためにも、今回は最初から、旅の概要だけでもご紹介しようとはりきってみました。折りを見て、少しずつ、さらに詳しい旅のご報告をしていくつもりですが、実は他にも、書こうと思いながら記事にしていないことがいろいろある上に、これからも、そういう題材が増えていきそうですから、はてさて、どうなりますことやら。

Val Venosta (BZ). Montagne maestose con ghiacciai, neve. Ottimi i piatti del maso. Ötzi, uomo venuto dal ghiacciaio.

Riferimenti bibliografici & web
- ”Le guide Mondadori – Trentino Alto Adige”, Mondadori
- Alto Adige / Südtirol – Val Venosta
- Schnalstal / Val Senales – Vacanze in Alto Adige - HOME
- Archeo Parc val Senales - HOME
- ja.wikipedia - アイスマン, Ötzi
- it.wikipedia - Mummia del Similaun, Ötzi
- ja.wikipedia - シャクナゲ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-07-17 08:37 | Trentino-Alto Adige | Trackback | Comments(8)
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Commented by とすかーな at 2013-07-17 16:29 x
おかえりなさ~い☆楽しい旅になって良かったですね~♪
「書こうと思いながら記事にしていないことがいろいろある」ってわかります~。
書くことだけが溜まっていく。。。(笑)同じです。

雪解け水(あ、氷河でしたね)の写真、すごい!勢いまで伝わってきます。
これを直接見れたら感動しますね~。

最後の写真、なおこさん、若いっ!!こっ、子供に見えます!!!
アパートのオーナーのお孫さんみたいです(笑)
Commented by kishie at 2013-07-17 16:38 x
直子さん、ご無沙汰してます。素敵な旅をされたようで羨ましい限りです!私も仕事で北イタリアを巡り、帰ペルージャ後、すぐにウンブリアジャズ、私は仕事の残務処理に追われるなか、主人はペルージャ最大の繁忙期なのでお店は大忙し!二人でクタクタになるほど働いておりました(笑)そろそろ一段落しそうです。夏は断然海派の私達ですが、涼しげなイタリアアルプスも素敵ですね、Cortina d'Ampezzoに小さなアパートを持っているので10月頃に行こうかと主人を誘ってみようかなぁ。笑 お会いしたいですね!
Commented by fusello at 2013-07-17 19:35
naokoさん、バカンスからお帰りなさ~い♪
早速ダイジェスト版に出てくる場所を地図で辿ってみました。
ペルージャ、そしてリミニからは遠く離れた南チロル、naokoさん流の切り口での旅の報告楽しみにしております。
お留守の間「Mr.サマータイム」イタリア語とフランス語で堪能させていただきました、イタリア語で歌えるかも~~~♪
Commented by milletti_naoko at 2013-07-17 19:44
とすかーなさん、ただいま♪ ありがとうございます。そうそう、そのうち記事にしようと思いつつ、そのまま流れてしまう記事(いや、まだ流れていないか)というのが、いろいろとありますよね。

この解けて流れ落ちる水は、このあと平地をしばらく川として流れたあと、岩壁を巨大な滝として流れ落ちるんですよ! その滝のふもとから急な岩山を登っただけに、この光景を見たときには、感慨深いものがありました。

お若いなんて、ありがとうございます。写真うつりがひどいのですが、ふだんはわたしが撮影しているため、わたしが写っている写真はごくわずかで、あまり選択の余地がないので、仕方ないと思いつつ載せた写真です~
Commented by milletti_naoko at 2013-07-17 19:47
きしえさん、お久しぶりです。そちらも美しい海やウンブリアジャズを満喫されたようですね。お忙しいのも、それだけ売り上げがあって、お仕事のかいがあったということでしょう。また、休みが取れるときに、十分に休養を取ってくださいね♪ 海もいいですが、山もいいですよ。わたしたちは登山が好きなためでもあるのですが、車でも訪ねられるすてきなところがあちこちにあるので、おすすめです。

わたしもお会いできるとうれしいです♪
Commented by milletti_naoko at 2013-07-17 19:49
Fuselloさん、ただいま。歌を楽しんでいただいたようで何よりです。わたしも記事を書くため、そして、自分の興味から、この3曲を何度も聴いたのですが、どの曲もそれぞれに味があっていいですよね。イタリア語で歌えるなんてすばらしい!! わたしも早くフランス語で覚えて歌えるようになりたいです♪
Commented by bianchi_saitoh at 2013-07-17 23:03 x
昨日、今日と涼しかったですが連日猛暑で溶けてしまいそうなので氷河の溶けた水の流れを見ていると今スグにでも行きたくなりますね。
羨ましいです。
建物もスイスっぽいんですね。
アイスマンは日本のTVでも何度か取り上げられていて知ってましたが本物見たいですね。
Commented by milletti_naoko at 2013-07-18 00:41
bianchi_saitohさん、日本も毎日暑い日が続いているんですね! アルト・アーディジェも、わたしたちが滞在した宿は標高600mほどの高さで暑かったのですが、さすがに標高2000mを超えると、歩いていてもひんやりすることがあるくらいでした。壮大な眺めや氷河から流れる川の勢い、機会があれば、ぜひ一度ご覧くださいね。

アイスマン発見当時、わたしは初任校に勤めていて、仕事に夢中というか必死で、テレビを見ることがほとんどなかったからか、今回博物館を訪ねて、初めて知りました。日本でもそれだけ話題になっていたんですね! 友人たちも最初は実物を見たいと言っていたのですが、博物館の冷凍庫の中にあって、いつも見られるわけではないらしいと知って、あきらめていました。5千年も昔に、こんなに高い山に人が暮らしていたことにも、そうして、ひょんなことからその遺骸が骨まですべてきれいに保存された形で、氷河の中から見つかったことにも、びっくりしました。
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