2013年 07月 20日
日本の平和を賭す選挙
苦手な相手、嫌いな相手というのはきっと誰にでもいて、そういう人と、やむを得ず交渉をしなければいけない場面というのが、人生で出てくることもあるでしょう。だからと言って、西部劇ではあるまいし、命を賭けて、ナイフや銃で決着をつけるのは道に外れているように、国と国の間で話がつかず、問題が絶えないからといって、武力で解決しようとするのはもっての外で、そういう意味で、国際紛争の解決手段としての戦争を放棄する憲法第9条は、日本が胸をはって誇れるものではないかと思います。
つい数か月前、実はイタリア憲法にも似た条文があるのを知って驚いたのですが、そのとき、そう言えば、宗教上の自由や男女平等などの、さまざまな市民の自由・平等や権利は、イタリアやフランスなどのヨーロッパ諸国では、市民からの根強い呼びかけによって、戦いによって、ようやく獲得できた権利であるのに対し、日本では、敗戦のあと、アメリカ側の干渉のおかげもあって、得られたものなのだと気づきました。
戦後の平和で豊かな時代に生まれ育ったため、こうした憲法に規定された自由や権利の価値、戦争の放棄などを、当たり前に、あるいは他から押しつけられたもののように思う風潮があるのかもしれません。今日本では、日本国民の自由や平和が脅かされる状況にあるようだと、遠いイタリアから、母国の動向を、心配しながら見守っています。
どうか皆さん、日本の国にとって、市民にとって、本当に大切で守るべきものは何かを考えてください。市民の権利が制限されたり、国が戦争に巻き込まれたりすることのないよう、待ったの手をかけることが、今ならできます。
はい、今日は参議院選挙の投票日です。
清き一票を投じましょう。( ^_^)/□
戦争を知らない平和な世の中が続きますように…。
熱い夏のドラマとなりそうです。(^^)/
私も今回の選挙の行方を注視していた1人です。。
投票率の低さについては驚きました。。いつも20代(私の世代です。。)がとりわけ投票率が低いですが、今回もそうだったのでしょうか。。
個人的には自民党が圧勝したとのことで、憲法改正については、特に心配しています。。
まずは中国、韓国との関係改善を第一に考えて、良い方向に導いて欲しいものです。
これまで国が何とか動いてきて、問題がなく暮らしていける時代が長かったからでしょうか? これだけ少ない投票数で決められた選挙結果はいったいどれだけの民意を反映しているのか……
どうか憲法改正にやみくもに突き進まず、国民や識者の意見や思いを、きちんと聞き取ってほしいものです。
どうかいろいろ考えた挙句に投票した国民の思いを、政治家たちがしっかり感じて、「民のための」政治をしてくれますように、祈るばかりです。