2013年 08月 17日
テッツィオ山初単独登頂、ペルージャ
夕焼け空とその下に広がるトラジメーノ湖、幾重にも重なる青い山並みが、それはきれいでした。
こちらが、テッツィオ山自然公園の入口にある、登山コースの案内です。予定では、水色で記された3番コースを歩いて、まずは頂上を極め、それから冒頭の写真にある十字架を訪ねて、登ってきた道を通って下りるつもりでした。
公園入口の日かげにアイゴを置いて、出発です。他の登山者の車が数台並んでいます。
最初のうちは、かなり長い間、木々が落とす優しい影の下を歩いて行きます。それでも、午後6時過ぎはまだ暑く、登り道でもあるため、時々休みながらゆっくりと登りました。それまで木々に覆われていた視界が開けて、トラジメーノ湖がきれいに見えます。
しばらく歩くと、テッツィオ山の広い頂が見えてきます。
ただ、坂道を上りきると、こんなふうになだらかな平地がどこまでも続いていて、道しるべがないので、どこが頂上かが分かりません。頂上は、遠い昔に夫と訪ねたことがあるだけです。矢印の方向に、何か立っているのが見えたので、これが頂上かと思って歩いて行くと、
残念ながら、これは頂上ではなく、奥の方に見えるのが、頂上らしいと気づきました。空には白い月が見えています。日が傾き始めていた上、頂上へ行く道に牛がいたので、頂上に行くのはあきらめました。
ここが頂上だと勘違いしたおかげで、こんなふうに、波のように重なる青い山々を見ることができました。テッツィオ山のなだらかな稜線の向こうからのぞいている三角形の頂は、アクート山(Monte Acuto)のものです。
十字架、Croce della Pieveを目指して歩く途中に振り返ると、遠くに、アッシジをいただくスバージオ山(Monte Subasio)が見えます。
ようやく十字架が見えてきました。
右手には、桜色に染まった空と山が美しく、
左手には、沈もうとしている夕日とトラジメーノ湖が、優しい茜色の光に包まれています。
来た道を振り返ると、丘の上に建つペルージャの町も、夕日の光にきらめいて見えました。
帰りは、暗くならぬうちに車に戻れぬようにと、来た道を戻るつもりが、分岐点で道が分からなくなり、道に迷うよりはと、遠回りではあるのですが、2番コースを下って戻りました。
2番コースは、平坦な道が多いので、下り道でも、登りと同じくらい時間がかかってしまうのです。そこで急ぎ足でひたすら歩いたのですが、ミーララーゴ(Miralago)を通りかかったときには、前日より10分ほど遅いだけだったので、少し安心しました。
駐車場で待つアイゴのもとに戻ったのは、8時35分でした。2時間あまりの短い散歩でしたが、山歩きとすばらしい眺めを十分に楽しむことができました。家に帰ると、畑仕事を終えた夫が、夕食のしたくもして、待っていたのがありがたかったです。
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Ieri per la prima voltasono salita da sola sul Monte Tezio!
Tramonto, panorami & vista del Lago Trasimeno stupendi.
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長い距離を進まれるのは大変かと思いますが、
こんな美しい風景が待っていたら喜びもひとしおですね。
優しく雄大な夕焼けに、
清々しさが伝わってきました。
ご主人、お優しいですね。
今日も温かな気持ちをいただきました・・・☆
思いがけず、おいしい夕食を用意してくれて、わたしもうれしかったです。