2014年 01月 04日
ベファーナと初ピッツァ
イタリアでは、1月6日の主顕節(Epifania)は、国民の祝祭日です。この日は、東方の三博士が、長いながい旅のあと、ようやく幼子イエスに出会って贈り物をしたと言われる日で、この日をもって、長いクリスマスのお祝いの時期も終わります。街頭や各家庭、教会などに飾られていた、クリスマスツリーやプレゼーペ、イルミネーションも、この祝日の後には片づけます。
1月6日は同時に、子供が1年間よい子にしていれば、ベファーナおばあさん(Befana)がホウキに乗ってやって来て、靴下いっぱいのお菓子を贈ってくれる日でもあります。
久しぶりに、2歳のかわいい女の子のいる友人夫婦を訪ね、お菓子いっぱいの袋を抱え、ホウキに乗ったベファーナを贈ると、とても喜んでくれました。お母さんは、どうやってベファーナについて説明したらいいだろうと困っていたところで、幼いマーリカにとっては、初めて受け取るベファーナの贈り物だそうです。
粘土やお絵かき、パズルなどでいっしょに遊んでから、記念撮影をしました。最初は恥ずかしそうに照れていたのに、最後は別れを惜しんでくれて、うれしかったです。
ベファーナおばあさんが、どうして主顕節の日に、子供たちにお菓子を贈るようになったかには、いろいろと説があります。中でも有力な説をもとに、夫が数年前にすてきな物語を書き上げ、皆で上演しました。興味のある方は、次のリンクからご覧ください。ごく短い物語の日本語訳と劇の写真があります。
- 『ベファーナ物語』 前編
ちなみに、冬に子供に贈り物をするのは、今でこそイタリア全国でサンタクロース(Babbo Natale)だと言われるようになりましたが、夫や友人たちが幼い頃には、ペルージャではクリスマスに幼子イエスが、ブレーシャでは12月13日に聖ルチーアが、リミニでは1月6日にベファーナが贈り物をすると言われていて、そう信じていたそうです。(詳しくはこちら)
ジャンニ・モランディが、「ベファーナ」が来ると歌う、楽しいメロディーの歌に、愛嬌のある絵が添えられた映像をご紹介しましょう。
おととしのメルマガで、この歌をイタリア語学習教材として取り上げていますので、興味のある方はご覧ください。(リンクはこちら)
夕食には、今年初めてのピザを食べました。夫が腕によりをかけて作った初ピッツァ、下はカリッと焼けているのに、中の生地はふんわりとしていて、とてもおいしかったです。
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Arriva la Befana già a Perugia
a casa di amici per una bimba adorabile
Mi ricordo del teatrino del gennaio 2010
canticchio “La Befana Trullallà”
Per cena la prima pizza dell’anno
fatta nientedimeno da un re magio
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LINK
- LA VERA STORIA DELLA BEFANA di Luigi Milletti
ほうきに乗ったちょっと愛嬌のある魔女さんは、ベファーナというんですか。
ほのぼのとした楽しい雰囲気が伝わって来ました。
さあて、いよいよ正月休みも終わりです。
今年もたくさんの笑顔で行きましょう。(^^)/
日本では正月3が日も終わりましたね。イタリアでも6日で、クリスマスや新年のお祝いに終止符が打たれます。そうですよね。たくさんの笑顔で行きましょう♪
おはようございます。
>クリスマスツリーやプレゼーペ、イルミネーションも、この祝日の後には片付けるのですねぇ~
歴史の重みを感じますわぁ~
プレゼント素敵、喜ばれたでしょう。
ピザも美味しそう、こちらで食べてるのははて?って
思うようなものなんです。
色々な行事に楽しく見せて貰っています。
ご主人がつくられたピザ、シンプルで美味しそうですね(^-^)。上にのっている具は、玉ねぎとオリーブ?ですか?(*≧∀≦*)
ピザは、イタリアでも、ピザ屋では丸いピザの方が多いですが、家庭でよく焼くこういう厚い長方形のピザを食べることもあります。玉ねぎのピザ、好きなので、おいしかったです。
わたしも京都の伝統あるさまざまな行事を、ムームーさんに教えていただけてうれしいです♪
夫のピザの具は、玉ねぎとケッパーです。ふだんは玉ねぎにはセージを添えるのですが、外が雨だし暗いしで庭に取りに行かず、ケッパーで代用したようですが、なかなかいい組み合わせだと思います。玉ねぎのピザ、あっさりとしているし、カリカリした玉ねぎの甘みが好きなんですが、昨晩のピザ、おいしかったです♪
我が家の方はBresciaに近いと言うこともあり、聖ルチアがクリスマスよりも主になるのですが、ウンブリアの方ではベファーナの存在が大きいのでしょうか? ベファーナの贈り物をもらって女の子が喜んでくれたとは、良かったですね♪
ベファーナの歌は初めて聞いたのですが、軽快でいいですね(^^)
ご主人様の作ったピザ、美味しそうですね~^^
上に載っているのは玉葱ですか?!
私も久し振りにピザが食べたくなりました(笑)
今回のピザは文句なしにおいしかったですよ~ そうです。玉ネギです。外食と言うと、ピザ屋ばかり行きたがるので、最近は、わたしが食べたいようなところにもたまには行かないのなら、ピザ屋には同行しないと、ピザ屋ストライキをしているわたしです。ならばと(?)自分で作ってしまいました。まあ、改築にお金もかかるので、意地の張り合いではあっても、お金も節約できてよしとしましょう。
玉ネギのピザ、美味しそう♪
昨年の夏に食べた「玉ネギのフォカッチャ」が最高だったので、「玉ネギのピザ」のお味も想像出来る、う~ん今すぐ食べたい!
それからケッパーは塩漬けのものですか?
お土産に買ってはくるものの、スパゲッティやドレッシングに使用するだけの私、こんな風にトッピングするという手もあるんですね!
ケッパーは塩漬けのものです。イタリアのピザ屋では、ケッパーが具になっている場合もよくありますよ。ニンニクと塩漬けのケッパーを細かく刻んで少し炒めてから、トマトとじっくり煮込み、パスタのソースにしたり、そうして作ったソースの中で薄切りの肉を料理してピザ風肉料理にしたりもします。うちの夫は塩漬けケッパーが大好きなので、大喜びです。
あけましておめでとうございます、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
ベファーナが終わると、やっとクリスマスが終わり学校、仕事始めというイメージがあります。
ご友人のお嬢様マーリカちゃん、笑顔がとっても素敵、かわいいですね~!なおこさんも素敵です!
旦那様が腕を振るわれた ピッツァ、とっても美味しそうですね!上に乗っているのは玉ねぎと黒オリーブでしょうか??
ピッツァ美味しいですよね…大好きです。なおこさんのピッツァを見て、私も食べたくなってきたので、夫に提案してみようと思います^^
おっしゃるとおり、べファーナの翌日から仕事開始で、イタリアの社会人も、「明日からまた仕事が始まると思うと気が重い」という正月病の人が多いようですね。マーリカちゃん、とってもかわいいです。小さい子供は人見知りしたり泣いたりすることも多いのですが、彼女はしばらくすると笑顔で一緒に遊び始め、わたしたちが帰ると知るまでは、終始楽しそうな顔をしていました。
うちは夫がピザに目がないので、外食と言えばピザ屋で、うちでもわたしにピザを作ってほしいとよくおねだりする上、時々自分でも作っています。具は玉ねぎとケッパーです。ふだんは玉ねぎにはセージ(salvia)を合わせるのですが、この日は寒い雨の日で、外には取りに行かず、うちの中にあるケッパーで間に合わせました。玉ねぎのピザ、大好きなんです。Patataさんが作られるピザ、おいしいでしょうね。だんなさまも、きっと喜ばれることでしょう♪