2014年 02月 02日
鬼がうちでもうちは福
鬼はいないに越したことはないし、存在しても、遠く離れていてくれて、うちには幸せが来ますように。だれしもそう願うでしょうが、そういうわけにもいかず、鬼がすぐ近く、うちの中、身近にいることも多々あります。ひょっとしたら、大切なのは、
鬼がうちでも、うちは福、
こういう心意気かもしれないと、昨日出会って心を打った言葉を思い出しました。
「幸せは、物事や外的要因によるものではなくて、どんなことが起ころうと、自分は幸せであろうという決意から生まれる姿勢だ。失敗しようと、他人に誤解されようと、己の幸せを決めるのは他の何事でも何者でもなく、自分だけだと分かったら、本当の幸せを見つけたと言える。」
イタリア語を訳すと、どうも理屈っぽくなるため、これはスワミ・クリヤナンダの文章を、特にわたしの心に響いた言葉を中心に、要約したものです。
周囲は変えられないけれど、自分は変えることができる、天国も地獄も自分の心が決める、など、同じような言葉は、これまでにも出会ったことがあり、そのたびに、はっとしたり、書き留めたりしていたのですが、昨日この言葉に納得し、今日のミサの途中で思い起こしたのは、今のわたしが必要としている教えだということでしょう。
今朝も、アッシジ郊外のサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会のミサに出かけたのですが、残念ながらミサは他の人が担当していて、内容が抽象的なためもあり、つい話に集中せずに、耳に入る言葉をきっかけに、あれこれと思いを巡らせてしまいました。「毎日出会う試練や苦しみ、そういう中でも希望を持ち続ける大切さ」についての説教を聞きながら、「鬼がうち、身近にあっても、福を心のうちに持つことが、本当は必要だし、自分にとってもいいことなのだろう。」と思い、昨日読んだ、クリヤナンダの言葉を思い出していました。
まだまだ修行が足りないわたしですが、「鬼がいても福はうち」でいられるような心構えでいられたらと思いました。
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Questo anno il 3 febbraio è la festa di Setsubun in Giappone.
"Oni wa soto, Fuku wa uchi!" (鬼は外、福はうち。trad.it 'Mostro fuori, felicità (fortuna) dentro!') - così dicendo, si gettano i chicchi di soia saltati in padella fuori dalle finestre di casa e poi se li mangiano.
Ieri leggendo le parole di Swami Kriyananda, ho pensato che si dovrebbe avere il coraggio di essere felici, anche quando si è circondati dai mostri. Piuttosto siamo noi stessi che potremmo vivere più serenamente in questo modo, anche se è molto difficile.
Potete leggere le parole di Swami Kriyananda in questa pagina.
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豆を年の数だけ食べますよね!あれは、豆(穀物や果実)には霊力があって、邪気(鬼)を払うために食べるようですが、食べると元気が出るので病気なんかにも負けないという意味があるようなので、鬼はうちにもいるけれど、うちは福になるために食べていると思います(^-^)
古の人も、穀物を食べることの大切さを実感していたのかな…と思うと少し嬉しくなりました(^-^)
私は昔ながらの行事って、なんだか好きで、豆まきも家族みんなで盛り上がっています。年の数だけの豆は、もう食べきれないんですけど(^_^;)
何でも考え方ひとつで、状況は変わりますよね。いつだって、自分の核となるものを持っていると揺るぎない生き方が出来るし、全ての因は我にあり、と腹をくくっていると、誰をも恨まずに生きていけると自分に言い聞かせています。といいながらも、それがなかなか出来ずにいる訳なのですが、なおこさんには、いつも真摯な姿勢でいることの大切を教えられていますよ。過去と他人は変えられないけど、自分と未来は変えられる。私も同じように思います。