湖の眺めも小路もいとをかし

 昨日、パッシンニャーノ(Passignano)の村を散歩していたら、夫が、こんなにすばらしい眺めのあるテラスを持つ家を発見しました。

f0234936_685944.jpg
Lago Trasimeno, Passignano 7/2/2014

 トラジメーノ湖畔から見えた時計塔を目指して、坂を登ると、

f0234936_6102717.jpg

岩を利用して築いた城壁や建物が目に入ります。

f0234936_6104879.jpg

 湖を取り囲む山を擬人化した、明るい色調のフレスコ画も、その下へと続く階段も、風情があります。

f0234936_611457.jpg

 塔やアーチに見とれながら、坂を上り、奥の階段を上ると、

f0234936_6112787.jpg

時計塔が見えてきました。風情のある階段をさらに上って、城壁の上に出ると、

f0234936_612101.jpg

 屋根の向こうに、湖とマッジョーレ島(Isola Maggiore)が、こんなにきれいに広がっています。

f0234936_6122858.jpg

 番地の表示にも、青い空に山、湖、そして花や緑が描かれています。

f0234936_6124787.jpg

 さらに歩いたその先には柵があり、鍵がかかっていて入れませんでした。「中世の城塞」と題した、こんな説明が柵に貼ってあります。敷地内にあり、この掲示でも説明されている高さ32メートルの塔は、時計塔のことではなくて、

f0234936_613691.jpg

Passignano   24/11/2013

上の写真に見える旗を掲げた塔です。数年前、修復が終わったばかりの頃、この塔に登ると、説明にあるように、湖や周囲の山、村落の美しい眺めが、360度楽しめて、感動しました。当時は入場は無料でしたが、今は2ユーロかかると、別の掲示にありました。

f0234936_6141852.jpg

7/2/2014

 昨日は、開館時間の案内もなかったので、入場はあきらめて、周囲をしばらく散歩していたときに、夫が冒頭の写真のテラスを発見しました。それから、階段を下りて、湖に戻りました。湖へと向かう頃には、空にかなり晴れ間が見えるようになっていました。

f0234936_6151097.jpg

 ちなみに、フェリーの発着所からは、時計塔がこんなふうに見えます。

 トラジメーノ湖や湖に浮かぶ島、湖畔の村については、すでにたくさんの記事でご紹介していますが、いずれ、また交通手段などを、わかりやすく説明するつもりでいます。冬もマッジョーレ島行きのフェリーが出る湖畔の村、パッシンニャーノやトゥオーロには、電車の駅もありますし、ペルージャ市内からバスも出ています。マッジョーレ島は、中世の小さな町並みやレースの博物館があり、聖フランチェスコが四旬節をこの島で過ごしたこともあります。オリーブの古木の間を、野うさぎやキジがのんびりと行き交い、島の中心には、古いフレスコ画の美しい教会があります。機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。フェリーの便は春と夏しかありませんが、緑やトレッキングが好きな方には、もう一つの島、ポルヴェーセ島をお勧めします。

Passeggiata a Passignano  6/2/2014

Camminando per i vicoli suggestivi
ogni tanto troviamo un panorama bellissimo.
Simpatico l'affresco del lago circondato dalla riva personificata
e pure le targhe di numero civico.


関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- トラジメーノ湖、満水! / Lago Trasimeno a Zero idrometrico! (6/2/2014)
- 夏のマッジョーレ島 / Isola Maggiore in estate (6/2009)
- 湖とマッジョーレ島1 / Lago Trasimeno & Isola Maggiore 1 (4/2/2011)
- 湖とマッジョーレ島2 / Lago Trasimeno & Isola Maggiore 2 (4/2/2011)
- 初夏のポルヴェーセ島1 / Isola Polvese a maggio (18/5/2011)
- 湖に秋の足音 / Isola Polvese in autunno (1/9/2012)

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace l’articolo.
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
NihonBlogMura Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Anche su questa icona. Grazie!

Ninki Blog Ranking

by milletti_naoko | 2014-02-07 22:16 | Viaggi in Umbria | Comments(12)
Commented by クロちゃん at 2014-02-08 08:14 x
中世の歴史を感じる風景ですね。d(-。∂)good!!
湖と歴史のある建物を訪ね歩くのは楽しい時間でしょう。
ただいま、こちらは近年にない大雪となっています。(^^)/
Commented by ムームー at 2014-02-08 11:30 x
なおこさん
こんにちは。
なんと美しい景色なんでしょう~
どの場面も素敵です、どういう人がどのような暮らしを
しているのか思いが膨らみますわぁ。
アングルも素晴らしい~
なおこさんのお話からこれから行かれるかたには
とっても嬉しいお話ですね。
いつもありがとうございます。
こちらは雪から雨になりました、積もった雪が
融けだしました。
Commented by ayayay0003 at 2014-02-08 17:04
なおこさん、トラジメ―ノ湖は湖だけが素晴らしいのではなく、その周辺にある建物や城壁なども素晴らしく、見所いっぱいのところですね( ☆∀☆)岩を利用して造られた城壁なんかは、あまり観たことのない珍しいものだと思います。明るい色調のフレスコ画などは、是非みてみたいと旅行意欲を掻き立てられてしまいます(笑)。
そして、坂を上り詰めたところの眺めの素晴らしいこと…*
湖に浮かぶ島は、まるでおとぎの国のように感じますよ(^-^)
なおこさんにこちらを紹介していただき喜んでいるのは、大勢の方だと思います。(*≧∀≦*)
Commented by ジーナ at 2014-02-08 19:32 x
一番最初の素晴らしいテラスのお写真、しばらく「はぁ~♪」と嬉しい溜息をつきながら拝見しました。あんなテラスが我が家にもあったら…と思うだけで幸せな気持ちになりますね!
古い街並みや水がそばにある生活の様子が伝わってきます。手作りではないかと思われる「11」番地の表札、山と湖と色とりどりの草花が上手に描かれていて素敵です♪
Commented by suzu-clair at 2014-02-09 00:25
美しいですね~。
本当に、夢の国のよう・・・。
空までが奇跡のような、
芸術的な美しさを見せてくれていますね。

こういう場所にいると、
心が豊かになりそうですね。
ここに住む人たちは、
みんな素晴らしい芸術家なのではないかと思ってしまいます。

美しいお写真を見せてくださってありがとうございます☆
Commented by patata at 2014-02-09 16:58 x
なおこさん、おはようございます。
厳かで落ち着いた町の雰囲気、歴史を感じる石造りの建物と湖、とても素敵ですね、リグーリアは家の色もカラフルで南国っぽい明るさが漂うので、正反対ですね!
番地の表示は、今まで、まじまじと見たことがありませんでしたが、かなり細かい凝ったデザインで、こんなにも美しいんですね!上の番地表示は、花々が咲き春を連想させますね、心が明るくなりました。今度見つけたら、観察してみようと思います。

過去記事も確認させてもらったのですが、なおこさん、観光学の講座に通われているのですね!!いかがですか?
ペルージャは驚くほどに学ぶ環境が整っているんですね、素晴らしいですね!!反対にラスぺツィアは…良く耳にするのですがお金が無いようで^^; 開講、たくさんはされないようです…
偶然にも私も3月から、講座に通い始める予定なのです、飛躍の1年になるようお互いがんばりましょう!!
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 05:43
クロちゃん、この村はよく湖畔を訪ねるのですが、いつもと違う道を散歩して、魅力ある街角をいろいろと発見できてうれしかったです♪ そちらは大雪なんですね! こちらはいつもなら雪に覆われているはずのアッペンニーニの高い山も、ほとんど雪がない状態です。
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 05:45
ムームーさん、数百年前に築かれたであろう石造りの村に、今も人が住んで生活しているというのがいいなと思います。思いがけず見つけた街角の美しさに感動しました♪ こちらこそ、いつもありがとうございます。雪が降ると寒いですが、美しいので、解けてしまうと交通は楽ですが、何だか残念な気持ちもあるのではないでしょうか。
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 05:53
アリスさん、湖を取り囲む村や山を含めて、トラジメーノ湖の魅力があるように思います。ウンブリアでもトスカーナでもマルケでも、岩が城壁の一部とか、家や部屋の一部ということもまれにあるんですよ。このフレスコ画、現代絵画だと思うのですが、風景が生き生きとしていて、色使いもいいですよね♪ ぜひいらしてください!

湖は同じ日のうちにも、空模様によってすぐに表情を変えるので、冒頭のテラスからの眺めは、位置的にもすばらしいのですが、ちょうど湖がとってもきれいに見える瞬間に出会わせることができたように思えてうれしいです。本当に、びっくりするほどきれいでした!
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 05:56
ローマのジーナさん、このテラスから見える風景、本当にすてきですよね。1日中きれいな湖の眺めを自分たちだけで楽しむことができるなんて!

湖や川、滝、泉や海って、いいですよね。広く豊かにたたえられた水も、勢いよく流れる水も、心を穏やかに、朗らかにしてくれる力がある気がします。そう、この番地の札、手作りのように見えますよね。色使いもすてきで、自分でもこんな札がいつか作れたらと感じました♪
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 06:00
すずさん、ウンブリアには、こういう温かみのある石造りの村や町がいくつもいくつもあるんですよ。いつもと違う道をちょっと通っただけで、びっくりするほどきれいな街角に出会えて、うれしかったです。

イタリアには石造りの歴史ある村が多いのですが、パッシンニャーノのように、今も住民が住み続けて、息づいている村はいいなとつくづく思いました。湖の眺めに美しい村、おっしゃるように皆が、札を作った人のように絵をたしなんだり、詩を読んだり、芸術的な暮らしを送っているのかもしれませんね。
Commented by milletti_naoko at 2014-02-10 06:08
Patataさん、ウンブリアでは歴史のある古い町並みは、特にこんなふうに石造りの場合には、歴史的外観や景観を守るために、家の壁をカラフルにすることが禁じられている場合が多いのではないかと思います。こんなふうに一軒だけ個性のある番号札を見つけて、びっくりしました。ミジャーナのうちでも、すてきな番号札を作れるかなと考えをめぐらせ始めたわたしです。

観光の授業は、導入のあと、明日までは、自分たちが選んだ地域について、自然・歴史・街づくりなど、さまざまな観点から調べていき、そのあとで、観光コースの立案方法を学ぶ予定になっているようです。わたしは改築中の家の周辺地域を選んだのですが、意外な歴史がいろいろ分かって、びっくりしています。そうなんです。マルケの友人にも、ウンブリアはそういう市民の教育環境や観光推進政策があっていいと、うらやましがられました。Patataさんも講座に通われるんですね。お互いに頑張りましょう!!
<< はなで感じる春の足音 トラジメーノ湖、満水! >>