野の花いっぱい山の道

 夏時間に変わって、ますます日が長くなり、日曜日は、フランコが帰ったあとも、まだ日が高く、夫がミジャーナの家で作業を続けると言うので、

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Migiana di Monte Tezio, Perugia 6/4/2014

わたしはペルージャへの道を少しずつ歩いて戻ることにしました。

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 道沿いに咲く野の花は、車で走っても目に入りますが、歩くと、見える花の数も種類も、格段に多くなります。もうシクラメン(ciclamino)の花が咲いています。自生のシクラメンは、群生して咲くので、一輪見つかると、近くにもいくつもの花が見られることが多いのですが、今回の散歩中に見かけた花は、どれも一輪だけが、ひっそりと咲いていました。この花たちが先駆けで、これから少しずつ、たくさんのシクラメンたちが花を開いていくことでしょう。

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 妖精とも虫とも見える、不思議な花は、蘭(orchidea)の仲間です。夫によると、受粉のために虫を呼び寄せようと、こういう花を咲かせるのだということです。道沿いの岩壁をよく見ると、時々群生しているところがありました。

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 ムスカリ(muscari)も咲いています。

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 うれしいことに、プリムラ(primula)の花にも出会いました。

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 今年はもう季節が終わったかと思っていた野スミレ(violetta)も、色や形のさまざまな花を、あちこちで見かけました。

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 スハマソウ(epatica)の青紫色の花も、ところどころに、群れをなして咲いています。

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 エニシダの花によく似たレモン色の花も、一つひとつ花を開きつつあります。夫からは、マメ科の植物だと聞いています。

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 深い青色の美しい、こんな花も咲いています。
 
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 思いがけず、エリカ(erica)の小さなかわいらしいい花たちに出会えたのも、うれしかったです。

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 春はまた、テッツィオ山では、野生のアスパラガス(asparagi selvatici)があちこちに顔を出す季節でもあります。山道を歩いていたら、アスパラガスを探して歩く人たちを、たくさん見かけました。夫も週末、ミジャーナでこんなにたくさんアスパラガスを見つけたのですが、お世話になったフランコに、感謝の気持ちとして、贈りました。

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特に休みの日は、早朝からアスパラガスを探して歩く人も多いのですが、幸い、まだ残っているアスパラガスもいくつかあり、わたしも、そういうアスパラガスを見つけては、摘みながら歩きました。

 花を見つけては撮影し、アスパラガスを見つけては摘み取りながら、のんびりゆっくり歩いていたわたしに、作業を終えて車で帰途についた夫が追いついたのは、わたしがミジャーナを出発してから、ちょうど1時間半経った頃です。

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 わたしが、「まだ咲いているスミレがあって、もうシクラメンの花を見つけた」と言うと、夫は半信半疑でしたが、わたしを乗せて車を発進させたかと思うと、走る車の中から、道沿いに咲くシクラメンを見つけました。3輪もの花が並んで咲いています。ふだんは、わたしが撮影したいからと言って、いちいち車を停めたりはしてくれない夫が、このときばかりは駐車してくれたのが、うれしかったです。

Già fioriti i ciclamini, le primule, le orchidee,
ancora ci salutano le violette.
Camminate da Migiana a Forcella e
incontrate tanti bei fiori spontanei.

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-04-09 23:00 | Fiori Piante Animali | Comments(8)
Commented by ayayay0003 at 2014-04-10 07:12
おはようございます。
ミジャーナからの帰り道、本当にたくさんのお花が咲いていて綺麗ですね~♪春の空気を満喫しながらの帰り途、なおこさんのほほえましい姿が想像できてこちらまで嬉しくなります(^^)。
ムスカリやプリムラなどは、日本では野に咲いているなんて考えられず、お花屋さんで見かける花です(びっくり~)。そのほかにも、たくさんのお花、そのほとんどの名前を知っているなおこさんにも驚きました~。自然のお花って素朴で可憐で、人のこころを癒してくれますよね♪
私は、内心、いくら明るいとはいっても、田舎でも、夕方なこさんが一人であるかれることを少し心配しましたが、このお花たちを見ていたらそのような心配は無用でした(笑)。
こうして、こちらでは見られないミジャーナやペルージャの自然を垣間見ることができてなおこさんの記事のますますのファンになりました(^^)。
いつもありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2014-04-10 21:49
イタリア中部で山を歩くと、冬の終わりにはクロッカスが、春の初めにスミレやプリムラが、さらに春らしい気候になると、シクラメンがというふうに、自生の野の花たちが咲いているのによく出会います。わたしも、こんなふうに野山に咲くとはと、初めはびっくりしました。場所によっては、蘭やアネモネの花も見かけます。ムスカリは、うちの庭でも、春先は雑草やタンポポ、ヒナギクに混じって、咲いているんですよ。わたしも決して花の名前に詳しい方ではないので、もともと知っていて、見分けがついたのはスミレとシクラメンくらいで、あとは、歩く植物図鑑の夫から教えてもらいました。

この日は日曜日で、近くにはガールスカウトたちも集合して、散歩をしたりしていて、あまり心配せずに散歩ができましたし、今は夏時間になったので、なんと日の入りが7時半過ぎで、遅くまで明るいんですよ。ご心配いただいて、ありがとうございます。こちらこそ、いつもありがとうございます♪
Commented by kazu at 2014-04-11 00:34 x
なおこさん、こんばんは。なんとお花の写真が綺麗ですね。プロの写真家が撮ったように思えます。今我が家の庭に咲いているのは、植えっぱなしの球根のムスカリですが、肥料もやらないのに季節がくると花を咲かせるのは健気で可愛いです。こうして自然のお花を見ていると、これらを日本に持って来て改良を加えて一般家庭に根付くのですね。シクラメンなんて日本ではクリスマスの頃に売り出されることが多いですが、野生では春に咲くのですね。アスパラもあんなに取れてびっくり。フランコさん、喜ばれたでしょうね。

それと先の記事、ミツバチが寄ってくるなんて素敵。我が家では数年前にスズメバチが大きな巣を作って大変でした。業者さんが来て取ってくれましたが、巣が余りにも立派だったので、ご近所の方が譲って欲しいと言って来られました。何でも商売繁盛のお守りになるのだそうです。なおこさんのお家ではこれから蜂蜜が取れるかも知れませんね。自然の恵みが又増えますね。
Commented by suzu-clair at 2014-04-11 00:55
素敵な花々がたくさん見られるのですね☆
うらやましいくらいです・・・☆

シクラメンって、春に咲くのですか?
こちらでよく見られる園芸種のシクラメンは、
だいたい冬~春にかけて咲くものが多いようなので、
どちらかというと、もうお花が終わるころのイメージがあったので、
意外な感じがしました。
もともと、地中海が原産のようですから、
野に咲く原種のものについてなおこさんを通じて知ることができて嬉しいです。

素敵なランも咲いているのですね!
いろんなお花と出会いながらの野山の道は、とても楽しいでしょうね♪
アスパラも採れるなんて!
私なら嬉しくてずいぶん帰りが遅くなりそうな道ですね♪
これからも、いろんなお花が見られそうですね☆
Commented by milletti_naoko at 2014-04-11 04:06
かずさん、こんばんは。そこまでほめていただくと穴があったら入りたいような。写真がきれいに撮れたのは、強すぎもせず適度に明るかった太陽のおかげです。キャノンのデジカメにはありがちなようですが、何度もねばっても近距離での焦点が定まらずに、撮影をあきらめたものもいくつもあります。夫と歩くと、なかなかこんなには時間をかけて撮影できないので、たまにこうして一人で歩くのもいいなと思いました。かずさんのお宅にもムスカリが咲いているんですね♪ 球根から咲くこと、かずさんのコメントで初めて知りました。それで、一箇所に固まって咲いているんですね。シクラメンは、こちらの自生の花は、秋に咲く花と春に咲く花の二種類があるようで、秋にも山で見かけることがあります。

スズメバチの巣はこわいですよね。何事もなかったようで、何よりです。商売繁盛のお守りになるとは知りませんでした! ハチミツもですが、まずは蜂たちがいつまでも元気でいてくれたらいいなと思っています。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-11 04:13
すずさん、春のイタリアの山では、きれいな野の花が咲いていて、わたしも、初めて知ったときには、びっくりしました。今回の写真は、長い間歩いて、ところどころで見かけた花を載せているのですが、数年前、5月にエルバ島を訪ねたときには、島全体が花開いたかのように、山も住宅の近くも野も、本当に一面が花でいっぱいだったので、感動しました。

こちらの自生のシクラメンは、日本やイタリアで見かける鉢植えのシクラメンよりも、大きさはずっと小さくて、秋咲きと春咲きの2種類があるようです。10月に巡礼をすることが時々あるのですが、そんなとき、道端や山に咲いているシクラメンに励まされました。

蘭も、こういう変わった種類の蘭の他に、彩りのきれいなレモン色やピンク、赤紫の花や、白地に赤が入った花を咲かせる自生の蘭が、ミジャーナのあるテッツィオ山だけでも、何種類もたくさん咲いて、本当にきれいなんですよ。これからが楽しみです♪
Commented by nagisamiyamoto at 2014-04-11 06:38
なおこさんこんばんは。
春ですね~。例年よりはちょっと暖かいでしょうか?山は空気もよく、緑と花々に囲まれてリラックスできますね。私は海より山に行くのが好きなので(のんびりできるのと、トスカーナの山は年配の方が本を読んだりしていてとても静か)、なおこさんの写真を見て行った気になります(笑)。エリカは私の店でも人気のあるハチミツですが、この花を見たのは初めてです。ここで出会えるなんてラッキーです。ありがとうございました。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-11 16:07
なぎささん、おはようございます。まだまだ三寒四温で、時には寒くなりながら、でも確実に暖かくなってきています。山はおっしゃるとおり、豊かな自然の中でリラックスや魂の洗濯ができる上、山を歩くと、花に会えてうれしいし、健康にもいいしで、いいことづくめです。わたしも、海を眺めたり散歩をしたりするのは好きですが、日焼けのために太陽の下にい続けるというイタリア式の海辺での過ごし方は、肌のためにも、退屈だという理由からも好きではなくて、それよりは、山で過ごすのが好きです。ただ、夫や友人たちと一緒だと、のんびりできるというよりは、毎日たくさん山や町を歩いたり訪ねたりすることになるのですが、それはそれで、いろんな発見や出会いがあって、楽しいです。

なぎささんのお店では、ハチミツも置いていらっしゃるんですね! エリカにもいろんな種類があって、冬にスポレート近くの山で見たスポレートで見たエリカは、ピンクの細長い花を咲かせていました。なぎささんに喜んでいただけてうれしいです。トスカーナの山でもきっと見つかると思いますよ。
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