ペルージャ花めぐり1

 土曜の午後は、夫と二人で、ペルージャの中心街を散歩しました。我が家の近所でも、車で走っていても、それはきれいに咲いている藤の花を見かけることが多いので、花のきれいなうちに、ペルージャの町を歩いて、カメラに収めたいねと、しばらく前から言っていたのです。

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 中心街に向かう途中に、早くもみごとな藤を見つけて、車を脇に停めて、さっそく撮影しました。

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Basilica di San Pietro, Perugia 12/4/2014

 こちら、サン・ピエートロ教会は、ペルージャ大学農学部と隣接しています。この農学部にとてもりっぱな藤があると夫が言うので、まずここに足を運んだのですが、残念ながら、土曜で大学が休みだからか、入ることができません。そこで、写真の右手奥に見えるフロントーネ庭園に行ってみることにしました。

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 というのも、庭園は道路をはさんで、教会や、中世植物園を有する農学部の敷地と向かい合っているため、庭園の端を道路沿いに歩けば、藤が見えるかもしれないと考えたからです。

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 夫が足を止め、指差す方向を見ると、大きな滝から水が流れ落ちるように、屋根から壁面を覆いつくして咲いている、みごとな藤の花が見えました。枝越しにしか見えないのが残念ですが、ズームで拡大して、撮影してみました。

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 来た道を引き返すわたしたちを、教会前の道沿いに咲く花が、出迎えてくれます。

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 藤の花を探して、目抜き通りを歩き、大聖堂前の広場まで来ると、懐かしいチンクエチェントが、ずらりと並んでいます。

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 人の多さと、チンクエチェントにも様々な型があることに、びっくりしました。

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 大噴水(Fontana Maggiore)の後ろに見えるプリオーリ宮殿(Palazzo dei Priori)の正面に見える扉から入ったところには、

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Sala dei Notari, Palazzo dei Priori Perugia 5/4/2014

 天井や壁面一面が絵で飾られた広間、Sala dei Notariがあって、講演や会議、コンサートの会場として使われる他、結婚式の会場として利用することもできます。実は、これは、5日にお客さんに同行して広間を訪ねたときに撮影した写真なのですが、5日も、そして昨日も、

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広間での結婚式を控えているらしき花嫁さんと、招待客を見かけました。

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 ジェラートを食べ、花嫁さんを見たあとは、再び、藤の花を探して、小路を歩きます。

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 約10年前の春、わたしがまだ学生で、中心街に住んでいた頃にも、夫とこうして、藤の花を撮影しようと、ペルージャの中心街を散歩したことがあります。その頃の記憶を頼りに、確かこの辺りで、みごとな藤の花を見たはずだと、迷いながら進んで行きます。

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Chiesa di San Francesco al Prato

 坂を下って久しぶりに見た教会の正面も、桜の花を思わせるような美しい色をしています。

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 隣に建つ礼拝堂、

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 Oratorio di San Bernardinoは、正面は、アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョの色彩も美しい薄肉彫りで飾られ、ペルージャで初期ルネサンスを代表する傑作と言われています。(つづく)

Passeggiata nel Centro di Perugia in cerca della fioritura di glicine.
Sorpresa! Raduno di Fiat 500, sposa...

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-04-13 23:59 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(13)
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Commented by ayayay0003 at 2014-04-14 09:28
おはようございます。
そちらではもう藤の花が咲いているのですね♪
日本でも場所によって、品種によっては咲いているところもあるみたいですが、家の近所の野生の藤はあと1週間から10日ほど後のような気がします。もしかしたら、桜が少し早かったので藤も早めかもしれませんが・・・。なおこさんも藤のお花が好きなのですね~。私も祖母が好だったこともあり藤が咲くと祖母を思い出すので好きです(^^)。
ペルージャにはたくさんの藤の名所があるのですね!ヨーロッパの町並みと藤の花もとてもマッチして美しいなあ・・・となおこさんのお写真を拝見して感じました♪こんなに遠く離れていてもこうして季節のお花の情報を交換出来て感激してます(^^)。ありがとうございます。
素晴らしい藤の続き楽しみにしてますね♪
Commented by ムームー at 2014-04-14 12:27 x
なおこさんこんにちは。
街中に咲く藤の花素敵ですねぇ~
これだけあちらこちらに咲いているのですね。
建物と良くマッチしていますね、綺麗~
庭の藤の花は咲かないものでしたの、藤色のお花って
綺麗ですねぇ。
いつもありがとうございます。
Commented by nagisamiyamoto at 2014-04-14 13:30
なおこさん、おはようおございます。
フィレンツェも郊外に行けばそれなりの田園風景を望めますが、中心街は残念ながら駄目ですね。お写真の腕がいいのかペルージャという町の時間の流れがフィレンツェと違って見えました。藤の花はこちらも満開からちょっと散り始めですかね。私は花に出会えない分、せっせとニラの世話をし、今年こそは念願のニラ餃子をと考えています。余談ですが、家の中で迷子だった「お気に入りの傘」が無事保護されました。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-14 23:06
アリスさん、こんにちは。もう咲いていて、散りかけている藤もあれば、まだ咲き始めようとしている藤もあって、同じペルージャの町でも、日当たりやおそらくは品種にもよって、咲き加減がかなり違うなと、土曜日に散歩をしながら、つくづく感じました。日本には野生の藤もあるんですね! 今回撮影したのは、どれも家や建物で植えられた藤です。藤の花でおばあさまを思い出すというのは、すてきですね。

あちこち歩くと、藤がきれいな家があるということなのですが、以前に見つけたときに比べて、花が少ないような、まだ花が開いていないような印象を受けました。こちらこそ、いつもありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2014-04-14 23:11
ムームーさん、かなりあちこちを歩き回って花を見つけたので、街角が藤であふれているというわけではありませんが、それでも、石造りの壁や町を、庭に植えられた藤の花が彩っている場所がそこかしこにあって、散歩しながらうれしかったです。石造りの壁とも、意外と合っていますよね。藤の色って、おっしゃるように、優しい品のある色で、きれいですよね♪ こちらこそ、いつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-14 23:18
なぎささん、フィレンツェは都会ですものね! 昨年の秋に久しぶりに訪ねてみて、駅の大きさや観光客の多さや町の景観に、フィレンツェは芸術の都であるだけではなくて都会だなと、ペルージャと比べてつくづく感じました。ペルージャではまだ、人通りの多い通りからちょっと脇にそれて、小さな通りを歩くと、住宅街や緑、花が見られるところがあるんですよ。お宅で緑を育て、ニラの世話をされているとはすばらしい! さぞかしおいしい餃子になることでしょうね。

傘が見つかったんですね。おめでとうございます!! うちにも、「家の中にあるはずだけど、どこに行ったのかしら、ひょっとしたら、外でなくしたかも。」というものが、いろいろとあります。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-14 23:45
まさるさん、了承しました。ごぶさたしています。こちらは皆元気です。つい先日、日本からお友だちが送ってくれた手紙がだれかに開封されて、中身が抜き取られているという事件があって、ひょっとしたら、わたしからそちらに送った何通かの手紙が、返事がないので、ひょっとしたら同じような目に遭って、届いていないのではと、ちょうど心配していたところです。メールでは皆さんお忙しくて読む時間も取れないかと思って、手紙を送っていたのですが、個人的な内容にもなりますので、また、メールと手紙の両方でお便りを試みるつもりです。
Commented by suzu-clair at 2014-04-14 23:46
美しいお写真の数々に、今回もうっとりしました。

藤、もう咲いているのですね。
藤は、私の中では、日本的な雰囲気を感じるのですが、
イタリアの地に咲く藤も美しいですね・・・☆
どこかライラックのようにも見えてしまいます^^
ペルージャ大学の藤、見事ですね!!
こんなすごい迫力の藤、初めて見ました。
本当に滝のようですね・・・!
実際に近くで見ることができたら、感激することでしょうね。

教会の壁画や礼拝堂も素晴らしいですね。
こんな美しい建築物を身近に見られること、うらやましいです。

そして、ご主人と藤を求めて出かけられるなんて、
素敵な時間の過ごされ方だなあと、心が温まりました☆
今日も素敵な記事をありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-15 00:18
すずさん、こんにちは。わたしも藤というと日本の花という気がしていたので、イタリアの町のあちこちで、きれいに咲いているのを見て、不思議に思うと同時に、なつかしくうれしく思っています。ライラックの花も、今ちょうど咲き始めたところです。農学部の藤、本当にみごとですよね。今日は、学校の授業の帰りに寄ろうかと一瞬思ったのですが、6時間連続で授業があったあとなので、帰宅して休むことにしました。

みごとな芸術作品や建築物が、当たり前のようにそこかしこにある中で暮らせるのは、ありがたいですよね。もっと足を運ばなければ! 町歩きはあまり好きではない夫も、藤の花を見るための散歩は積極的に提案してくれたので、うれしかったです。こちらこそ、いつもお優しいコメントをありがとうございます。
Commented by keiko at 2014-04-15 01:24 x
なお子さん 本当に見事な藤の花ですね!この季節にペルージャに行けば、こんな風景に出会えるんですね。機会があれば、是非本物を見てみたいです。また、学生さん達も、こんな素敵な景色の中で、勉強できるって本当に幸せなことですね。

8日にこんな所に行ってきました。なお子さんにも是非お知らせしたくて・・・・日本の桜、ゆっくりご覧ください。

http://ameblo.jp/imasakaya/theme-10011384088.html
Commented by milletti_naoko at 2014-04-15 07:01
けいこさんも、いつか春のペルージャにいらして、藤の花や風景をぜひご自分の目でご覧くださいね。

リンクをありがとうございます。日本の桜が、特にこの時期は本当になつかしいです。花も色も枝ぶりも、本当にきれいですね。
Commented by rie0412h at 2014-04-15 10:03
こんにちは ♪
チンクエチェント 懐かしいです 。
結婚前に 主人が乗っていました 。
ちょっと頼りなさげな 細めの白いハンドル
コトコトってな感じのタイヤ...♡ねずみ色のボディでした 。
藤の花もイタリアで咲いているのですね ^^
藤の滝 ... 初めて見る光景です。
Commented by milletti_naoko at 2014-04-16 16:21
チェルママさんのだんなさま、チンクエチェントに乗られていたんですね! 我が家にも、義父が40年近く愛用し、数十万キロを走ったチンクエチェントが健在で、今でもたまに使っています。イタリアでは、この小さなチンクエチェントが、今でも山や町で走っているのを見かけることも、よくあります。昔作られたものは、本当に頑丈で、長持ちするなと感心します。

藤の滝、こんなにみごとな藤は初めて見ました。学校に近いので、昨日は授業の後に寄ろうかと思ったのですが、雨風が強かったのであきらめました。花がまだきれいなうちに見ることができますように。
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