ペルジーナはトヨタのお向かい

 バーチ・チョコレートでおなじみのペルジーナのチョコレート工場は、ペルージャ市の郊外のサン・シストという地域にあります。そうして、わたしが最近時々足を運んでいる、トヨタのディーラーのペルージャ支店のお向かいにあります。

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 昨日の記事の写真をよくよくご覧になると、ディーラーの前に駐車されたハイブリッド車の奥に、ネスレとペルジーナの商標がある建物、工場が見えています。時によっては、チョコレートの甘い香りが、周囲に漂うこともあるのだそうです。

 この工場では、見学をしてチョコレートが作られる様子を見たり、チョコレート歴史博物館を訪ねたりすることができます。チョコレート菓子作りの授業や、チョコレートを安く購入できる店もあります。すべて有料で、それでも学校の児童生徒を連れた先生や、外国からの観光客が訪ねることがあるそうで、わたしもローマの旅行会社から、もし希望者がいたら、工場見学やチョコレート菓子作りの同行通訳を頼むと言われています。4月にペルージャを案内したお客さまも、チョコレート作りを見ることに関心があったようですが、交通の便が悪く時間がないので、代わりに、お客さまも納得の上で、中心街にあるペルジーナのチョコレート専門店でのお買い物を楽しんでいただくことになりました。

 それはさておき、問題は、ペルジーナ工場は例年、チョコレート商品の製造にそれは忙しい時期と、注文がないために工場が製造を停止する時期があるのですが、そういう情報は観光客にはなかなか行きわたらないために、せっかく訪ねたのに、工場の機械が止まっていてがっかりということがあることです。実は、うちの義弟はペルジーナのチョコレート工場に勤めています。以前、復活祭の卵形の大きなチョコレートの生産係に当たっていたときは、冬は土日さえ駆り出されて仕事に追われていたのに、その当時でさえ、今のこの時期は、工場が製造を休止する時期が時々ありました。クリスマスもバレンタインも復活祭も終わり、チョコレートが溶けやすい夏が近づいているからでしょうか。現在ペルジーナでは、かつてないほど労使対決が紛糾し、工場が存続することに間違いはないようですが、製造休止はしばらく続きそうです。というわけで、ウンブリアを訪ねるついでに、せっかくだからチョコレート工場にも足を運ぼうという方は、事前にペルジーナの方に直接問い合わせてみてください。

 口に入れると幸せとおいしさが広がる、そういうバーチをずっと作り続けてきた、そうしてルイーザ・スパニョーリがバーチを考案したペルージャ、ペルジーナの工場で、ずいぶん前に工場を買い上げたネスレ側が、働く人の権利や福祉をないがしろにして、企業の利益ばかりを追い求めているのが、とても残念な今日このごろです。

Il Concessionario Toyota dove rimane la mia Aygo guasta da tempo si trova di fronte alla Fabbrica del cioccolato della Perugina, anche essa da tempo ferma. Che l'azienda smettesse di inseguire solo il guadagno immediato e materiale senza rispettare i diritti dei lavoratori.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ペルジーナ、バーチ・チョコレートの誕生秘話
- 大人気、白いバーチ
↑↑ 映画、『Lezioni di Cioccolato』の予告編映像へのリンクもあります。
- おいしいペルジーナ
- ペルージャ、チョコレート祭り

LINK
- Perugina – Casa del Cioccolato. Museo storico, zona assaggi, fabbrica, scuola, shop
- Tripadvisor.it – Fabbrica di cioccolato Perugina
↑↑ 全体としての評価は非常に高いのですが、今年5月に入ってからのこの数日に限っては、工場が製造を休止しているときに訪ねてがっかりしたというコメントを残している人もいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-08 23:59 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(9)
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Commented by kazu at 2014-05-09 13:33 x
イタリア土産でいつも購入するバーチチョコですが、ネスレの傘下に入っていたとは知りませんでした。一昨年スイスに行ったとき、ネスレの工場を見学しましたが、それはそれは清潔で全て厳重に管理された、素晴らしい工場でした。地元のチョコレート会社が吸収されたのはほんとに残念なことですが、チョコレートがきちっと管理されて作られているのは間違いないとなおこさんの記事で思いました。トリノのチョコも夏になれば味が変わると聞いた事がありますが、夏場はこうしたいろんな事情がからむのかも知れませんね。

それにしてもバーチチョコは友人達に人気なんですよ。ベンキのチョコよりも愛想があるからだそうです(笑)カルティッリオでしたっけ?あの格言を辞書を引き引き調べるのも楽しくて。以前いつも通りに買ったつもりが、間違えていたのでしょう、中からホワイトチョコが出て来て驚きましたが、こちらも美味しくて評判でした。これからバーチチョコを買うときはこの工場となおこさんのアイゴと弟さんが思い浮かびそうです。
Commented by milletti_naoko at 2014-05-09 15:32
かずさんも、バーチがお好きなんですね! 中に愛の言葉が入っているというのもいいし、ブラックチョコレートは体にいいようですし、おみやげとしてもかわいらしいですよね。確かにバーチは、青地に銀色の星がちりばめられた包み紙や中の言葉など、いろいろと食べる人が楽しめるように考えてありますよね。

ホワイトチョコレートは販売開始が数年前のクリスマスの時期だったように覚えているのですが、あれもおいしいと人気があって、ペルジーナの予想以上に売れ上げがあって、工場側でも驚いたそうです。当時書いた記事では、チョコレート菓子作りをペルジーナを舞台に撮影した『Lezione di cioccolato』の映画の予告編もご紹介していますので、そのリンクも記事の最後に追加しておきますね。
Commented by ayayay0003 at 2014-05-09 18:38
こんにちは♪
バ―チチョコレ―ト、八年前に初めてイタリアを訪れた時、添乗員の方がイタリアのチョコレ―トと言ったら「バ―チチョコレ―ト」です。と教えて貰いました。というのは、EUが発足してからなのかチョコレ―トと一口に言ってもいろいろな国のチチョコレ―トを売っていてせっかくイタリア旅行しているのに他の国のチョコレ―トを買って帰ったなんてことになりかねない
状況でした(笑)。今でもヨ―ロッパ旅行をするとどこに行ってもいろいろな国のチョコレ―トを売っていて、旅行している国のチョコレ―トを探すのは大変です(^^;
こうした状況は、以前からなのでしょうか?前からなおこさんに聞いてみたいことの一つです~(^-^)。
Commented by milletti_naoko at 2014-05-10 00:19
アリスさん、こんにちは♪ なんとツアーで、添乗員さんがお土産としてすすめられていたんですね! 確かにEU圏内では関税がかからないためか、チョコレートでも冷蔵庫でも、皿洗い用のゴム手袋でも、とにかく何でも、スーパーにも家電の店にも、イタリアだけではなく他の欧州のメーカーの品々がかなり並んでいます。食品は別にしてよく見ると実は中国製ということは多いのですが、それはさておき、確かにそういう意味では、イタリア産のチョコレートを見分けるのは、意外と難しそうです。ペルジーナは、ネスレ傘下には入ってしまいましたが、チョコレート工場は、ルイーザ・スパニョーリがバーチを作ろうと思いついた頃からペルージャにあるので、産地はちゃんとイタリアです。ちなみに、以前はペルジーナのチョコレート工場は、ペルージャ鉄道駅のすぐ近くにあったそうです。(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2014-05-10 00:20
アリスさんへ(上からの続きです)

旅行している国のメーカーのチョコレートを見つけるのは大変ですが、実はたとえばペルージャに限らず、昔から自分たちでおいしいチョコレートを作っている専門店の店はあちこちにあって、そういう店でこそ、おいしい上に、まさに手作りのというか伝統の味が楽しめると思います。記事に記したお客さんも、本当はこちらの専門店にお連れしたかったのですが、「へーゼルナッツ入りというペルージャで有名なチョコレート」というご希望を聞き、それはペルジーナのことだなと思って、中心街のいろんな観光地を訪ねたあと、ペルジーナのチョコだけを扱っているお店を訪ねました。わたしはまだイタリアに住んで11年ですが、当時すでにユーロが流通し始めていたこともあり、その頃から、こんな感じだったような気がします。
Commented by nagisamiyamoto at 2014-05-10 03:55
なおこさん、こんばんは
私は今でこそ甘い物嫌いで近親者には有名なのですが、ある一時期のみチョコレートにはまったことがありました。かれこれ15年ほど前です。あの頃はお昼ご飯がチョコレートというびっくりな生活を送っていまして、そのチョコレート好きが高じてラスベガスのM&M'sの工場に行ったほどでした。
変なことが続くような気がするのですが、蜂蜜が日本に発送できない話をとすかーなさんのコメントでお話したことがありました。実はバーチチョコレートも最近日本への発送が禁止になってしまいました。はぁ・・・こちらでは普通に食べられているのに。
Commented by nagisamiyamoto at 2014-05-10 04:17
なおこさん
大したこと無いですが、言い忘れていました。タイトルを見たときペルジーナはあの「ピエトロ・ペルジーナ」と勘違いしたのは私だけなんでしょうね。嗚呼、一人で恥ずかしかったです。
Commented by milletti_naoko at 2014-05-10 18:09
なぎささん、おはようございます。お昼ごはんがチョコレートで、それでラスベガスまで行かれたとは! 本当にチョコレートにはまっていらしたんですね。蜂蜜もバーチチョコレートも、日本への発送が禁止になったというニュースにも驚きました。義弟の奥さんがエクアドルの人で、一度たくさん小包で送ったペルジーナのチョコレートが皆税関の役人に食べられたらしく、紛失してしまったという話は聞いたことがあるのですが。いろいろ事情もあるでしょうが、困りますね。(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2014-05-10 18:10
なぎささんへ(上のコメントからの続きです)

画家のPietro Vannucciは、ペルージャでは単に(il) Peruginoと呼ばれることが多く、Pietro Peruginaというperuginoの女性形では、これまで個人的に見かけたことも聞いたこともなかったのですが、なぎささんのコメントをきっかけにインターネットで見ると、圧倒的に少ないもののPietro Peruginoだけではなく、Pietro Peruginaという記載もあるんですね。これまでPeruginoとしか聞いたことがないので、ひょっとしたら間違いかと思いつつ、でもイタリア語に限定してグーグルで検索すると、Pietro Perugino 65.400に対してですが、Pietro Peruginaが315例あるので、間違いとも言い切れないような。画家は男性なのになぜ女性形になるのか不思議なのですが、そういうことであれば、なぎささんが勘違いされたというか、そういう連想をされたのも当然だと思います。ペルージャやウンブリアでは、Peruginoと言えば画家、Peruginaと言えば、チョコレートのブランドで、男性形か女性形かで指す対象が違ってくるのですが。
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