サソリはどこへ

 アブルッツォ旅行に出発した7月12日土曜日の早朝、うちの窓辺にサソリ(scorpione)を見つけました。

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 大きさは、ハサミも含めた全長が5~6センチと小さいのですが、それでも、まれにうちの中で見かけるサソリより少し大柄でした。

 わたしもイタリアで初めてサソリを見たときは、いくら小さいとは言え、びっくりしましたし、今も寝室の壁に見かけると、ぎょっとしますが、もうだいぶ慣れました。夫は、「イタリアのサソリにはたいした毒はないから、心配ないよ。寒いから暖かい屋内に入ってきたんだろう。」と、そういうとき、さっとサソリを外に放してやります。今、ウィキペディアで調べると、これは夫の言うとおりで、イタリアのサソリに刺されても、ミツバチに刺された場合に比べても害が少ない程度である上、人間の暮らす場所に住み慣れているため、人間を見ても、まず攻撃することはないそうです。(下記リンク参照)

 ふだんは夫が言うように、「寒いから暖かい屋内に入」るのか、冬に、窓を閉ざした屋内で見かけて、びっくりすることが多かったのですが、この日は、いくら雨の日が多くて朝晩冷え込みがちとは言え、「夏にサソリを家で見かけるなんて!」と驚きました。最初に見つけたときは、開け放した窓の桟(さん)にいました。冬に見かけるサソリは、寒いからか、壁やドアの下に固まったようにじっとしていて、めったに動きません。それで、「夫が起きたら、外に放してもらおう。」(夫は蜘蛛どころか、サソリもゲジゲジもスズメバチも、皆に優しく、殺すことなく外に放してやります。またうちの中に入る恐れが多いのではありますが。)と思っていたら、気づいたときにはなんと20センチほど下に移動しています。そうして、ようやく夫が来たときには、どこに行ったのやら、姿が見えませんた。下の窓枠から、床に向かって壁を移動していたのですから、姿は見えずとも、うちの中にまだいたものと思われます。壁にはソファーや本棚が立てかけてあり、そうしたものの下や壁とのすき間にいたのかもしれません。

 サソリもスズメバチも、暮らしの当然の一部と考える夫は、案の定、わたしが、「さっきまで、そこの壁にいたサソリが、まだその辺にいるはずだけれど、どこか分からない」と言っても、動ずることがありません。この日、うちに来る友人はずだった友人たちが、事情があって来られなくなったので、「旅行には月曜ではなく、今日出発しよう。すぐに準備をして。」と言います。と言うわけで、慌てて旅行のしたくをしていたら、サソリのことは、車が出発してしばらくするまで忘れていました。

 夫は、「サソリの一匹ぐらい」と平然としていましたが、わたしは、いない間にサソリが増えたらどうしようと、ひそかに心配していました。冬に、ドアや窓を閉め切っているときでさえ、どこからともなく忍びこむサソリのことですから、屋内から屋外に出るのもたやすいことではあるのでしょうけれども、8泊9日の旅行を終え、日曜日に帰宅してから約1週間が経ちます。以来、ごく小さいトカゲをテラスでは見かけても(夫は、こんなところでうろうろしていたら猫に食べられてしまうと心配していました)、サソリの姿は見かけません。

 あのサソリ、どこに行ったのでしょう。

UNO SCORPIONE
ho trovato sul davanzale di una finestra
nella mattina in cui siamo partiti per l'Abruzzo.
Ormai sono un po' abituata a trovare uno scorpione a casa,
una o più vespe tra le foglie d'insalata dell'orto in estate.
Dunque, ho deciso di aspettare che mio marito lo portasse fuori.
Tuttavia, quando è arrivato e quando siamo partiti,
si nascondeva da qualche parte.
E' passata una settimana da quando siamo tornati a casa dopo il viaggio,
e non l'ho più rivisto.
Ora dove si trova lo scorpione?

LINK
- LeoSalute – Gli scorpioni in Italia: ecco perché non dovete averne paura

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-07-26 23:09 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(9)
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Commented by patata at 2014-07-27 06:17 x
なおこさん、お久しぶりです、こんばんは!
アブルッツォへ旅行に行かれていたのですね、お帰りなさい^^
写真を拝見しました。本当に美しい景色ですね…私もなおこさんと同じく山が好きなので、あぁいつか私も行きたい!と思いました!
先日 Cento Laghi へ行ったのですが、インターネットで なおこさんの記事がヒットし、なおこさんも行かれたのだな~^^と嬉しくなりました!また色々な情報を集めるのになおこさんの記事がとても役立ちました、ありがとうございました!!

サソリ・・・こちらでは見たことがありません。
なおこさんのお気持ちとても分かります、いなくなったサソリ、気になりますよね…見つかると良いですね。
サソリ=猛毒というイメージを持っていましたが、実際はそこまでの毒は持たないとは、初耳です!!
小学生の時にプラネタリウムで見た、ギリシア神話のサソリの話から、サソリ=猛毒というイメージをずっと持っていたのかもしれません。
Commented by milletti_naoko at 2014-07-27 06:45
Patataさん、サソリは、イタリアのサソリの毒はあまり強くないというだけの話で、南米などには刺されたら命が危ないような猛毒のサソリもいるようですよ。エクアドルの人からそう聞きました。場所によって、同じ虫や動物でも危険度などが変わるというのもおもしろいですよね。

お久しぶりです。本当は、大好きなピエモンテに行きたくて、そうすれば行きがけにPatataさんやライラさん、とすかーなさんなどにもお会いできるかなと考えていたのですが、今年は改築やら車の修理やらでお金がないので、節約のために、近場(と言っても車で4時間)のアブルッツォを選びました。Rocca Calascioもですが、今回一番魅かれたのは Campo Imperatoreです。古城は、わたしはもっといたかったし歩きたかったのに、夫が早く去りたがるので、思うほどはいられずに残念でした。

Cento Laghiに行かれたんですね! きれいな湖や緑の山、野いちごや、夏でも食べられるポルチーニ料理などがなつかしいです。Patataさんたちはどこに行かれたのでしょう。また記事を拝読しますね。どういたしました。記事がお役に立ったと知って、わたしこそうれしいです。
Commented by ayayay0003 at 2014-07-27 12:29
こんにちは^^
さそりがイタリアにいるとは初耳です~^^;
猛毒がないとわかっていても、日本人のさそりのイメ―ジはさそり=猛毒=死ぬかもしれない・・・という感じですよね!
家の夫も虫を殺すのは嫌いで、日本にはよくいる「ムカデ」でさへもみつけると家の外に出すだけです。2年前にムカデに刺されて大騒ぎした私をあざわらってみてるだけでした(笑)今回の蜂騒動のときも事後報告すると大げさな・・・と言わんばかりでしたしね・・・。はやくさそりを見つけて外におい出せるといいですね!
Commented by patata at 2014-07-27 17:15 x
なおこさん、おはようございます♪
そうだったのですね~残念でした。いつかなおこさんとお会い出来る日を楽しみにしています。
アブルッツォまでは、ウンブリアからは割と近いのかな?と思っていたのですが、4時間とは!結構かかるのですね!
Campo Imperatore、記事で拝見しましたがとっても美しい場所ですね、空気が美味しそう、私もいつか行ってみたいです。インターネットで調べたら、リフトの写真が出てきました、冬はスキーができるのですね。
Cento Laghi、とても素敵な場所ですよね!!リグーリアからだと割と近いので日帰りで、この前は Lago Scuro、Lagoniを上から望めるルートで、去年はLago Santoに行きました。
なおこさんの記事で拝見した、Laghi di compioneなどの小さな湖が点在する辺りの景色を大変気に入り、とってもとっても行きたかったのですが、前回は時間があまりなかったのと、途中雨に降られたりと、そこまで たどり着くことが出来ませんでした。。
まだCneto Laghiについては記事に出来ていないのですが、記事にしましたら、是非なおこさんにも読んで頂きたいです^^
Commented by milletti_naoko at 2014-07-27 19:45
アリスさん、さそりがいるのは、わたしが暮らすのが緑の多いところだからだと思います。イタリアも日本も住む地域によって、かなり違うことでしょう。ペルージャの中心街やマルケの住宅街に暮らしていたことは、見たことがありませんでした。愛媛県でも、わたしが暮らしたことのある野村高校の職員住宅には、時々ムカデが登場しましたし、寝ていてムカデにかまれたという同僚もいます。、宇和高校では体育館で靴に履き替えようとして、中にいたムカデにかまれた生徒もいたそうです。でも、だからと言って、日本の家や学校にはムカデはいないというのと、同じ感じかな、と。やっぱりさそりというと猛毒というイメージがありますよね。まあ、かなりのミニサイズですから迫力には欠けます。

アリスさんのだんなさんもですか! うちもですが男の人って、特に自分が虫に慣れていると、人の恐怖心や害には無頓着になるのかもしれませんね。うちの夫も、わたしが水に浸した畑のサラダから出てくるスズメバチたちに悲鳴を上げていたら、びっくりして心配したじゃないかと、逆に怒る剣幕です。まったく。さそりは、すでに外に出ていることを祈ります。
Commented by milletti_naoko at 2014-07-27 19:48
アリスさん、さそりがいるのは、わたしが暮らすのが緑の多いところだからだと思います。イタリアも日本も住む地域によって、かなり違うことでしょう。ペルージャの中心街やマルケの住宅街に暮らしていたときは、見たことがありませんでした。愛媛県でも、わたしが暮らしたことのある野村高校の職員住宅には、時々ムカデが登場しましたし、寝ていてムカデにかまれたという同僚もいます。、宇和高校では体育館で靴に履き替えようとして、中にいたムカデにかまれた生徒もいたそうです。でも、だからと言って、日本の家や学校にはムカデはいないというのと、同じ感じかな、と。やっぱりさそりというと猛毒というイメージがありますよね。まあ、かなりのミニサイズですから迫力には欠けます。

アリスさんのだんなさんもですか! うちもですが男の人って、特に自分が虫に慣れていると、人の恐怖心や害には無頓着になるのかもしれませんね。うちの夫も、わたしが水に浸した畑のサラダから出てくるスズメバチたちに悲鳴を上げていたら、びっくりして心配したじゃないかと、逆に怒る剣幕です。まったく。さそりは、すでに外に出ていることを祈ります。
Commented by milletti_naoko at 2014-07-27 19:48
Patataさん、アブルッツォはウンブリアから比較的近いのですが、グラン・サッソまでの間には、高い山の並ぶ山脈が二つあるため、autostradaを避けると、くねくねの山道を上り下りするか、あるいは、山を避けてぐるりと遠回りするかとなって、どのみち、少々時間がかかってしまうのです。

Campo Imperatoreは、7月だというのに朝晩は寒いくらいですが、荘厳な岩山が眼前に見えて(これは私の大好きなピエモンテのジェッソ渓谷でもですが)、広大な高原がどこまでもどこまでも広がり、牛や羊、馬などあちこちに動物たちがいて、とてもよかったです。冬はスキーでにぎわうようです。

冬にスキーでにぎわうのは、Laghi di compioneに近いPratospillaも同じで(あの見晴らしもすばらしかった!)、PratospillaもCampo Imperatoreも、7月の平日は宿ががらがらで、ふいと言っても宿泊できるのに、週末は満室で、これは町から遠いためかなという気がします。Cento Laghi、Patataさんも気に入ってくださったようでうれしいです。わたしもいつかPratospillaも含めて、もう一度歩いてみたくなりました。記事を楽しみにしていますね♪
Commented by nagisamiyamoto at 2014-07-29 01:19
なおこさん、こんばんは
『いいえ、わ・た・しは、さそり座のおんなぁ~♪』。
いえいえ、私は一日違いでさそり座ではございません。
サソリはカンパーニャで出るようですね。昔は私も昆虫とか大丈夫だったのですが、今は生憎・・・
大変だとは思いますけど、慣れるしかないってことで。
私はサソリ、まだ見たことがありません。良くも悪くも・・・(怖)
Commented by milletti_naoko at 2014-07-29 05:09
なぎささん、こんばんは。そういう歌もありましたね。何だか職場の2次会のスナックで、同僚の先生方が披露してくれていた歌の数々が懐かしいです。そうなんです。緑が多いということは、こういう小動物たちにとっても住みやすいということなのです。

なぎささんは、昔は大丈夫だったのに今は苦手なんですか。わたしと逆ですね! 金曜も改築中の家を訪ねたら、スズメバチやアブがいました。アブってふつう羊や馬などが多くいる場所に発生するはずで、ふだんはミジャーナでは見かけたことがないのですが、馬で山を歩いたグループでも大勢いたのかしら?
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