草花で黄色に彩り染め上げる、草花染めロンドンへ

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 アブルッツォの花染め講座では、染色や草花染めに使う草木や花を求めて、緑の中を歩き、

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そうやって摘んだアブサン(assenzio)を煮込んだ液を使うと、

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Foto di The Eco Print Boutique

布が淡い萌黄色に染まりました。

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Florario d’Abruzzo @ Ostello sul Tratturo, Navelli (AQ) 11-14/8/2014

 一方、細かくちぎったクルミの葉(foglie di noce)を煮込んだ液では、

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布が、クリーム色やベージュに染まります。同じ鍋で同じだけ煮込んだ布でも、その布が絹か、それとも綿か麻かによって、染まる色が違ってくるのも、興味深いです。

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 仕上がりは、染色に使う植物によってだけではなく、布の上に置く草花や葉によっても、違ってきます。

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 これは、布をまず半分に折り、その下半分にだけ花や葉を置いて飾り、もう半分の布を上から重ね、こうして二重になった布を、棒にぐるぐる巻きつけて、染めたものです。同じ黄色い花でも、こんなふうに、エニシダ(ginestra)はほとんど色や形が残らなず、コウヤカミツレやカレープラント(伊elicriso、学名Helichrysum italicumは、鮮やかな黄色で布を彩り、そうして、セント・ジョーンズ・ワート(iperico, erba di San Giovanni)は、色が鮮やかな紺に変わるのが、興味深いです。

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 さびだらけの鉄の棒や板などに巻きつけたものは、鍋から引き上げると、オーブンで焼きすぎた料理のように真っ黒で、なんだか開けるのがおそろしかったのですが、

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 開いてみると、意外ときれいで、皆歓声を上げていました。わたしが開いているのを撮影してくれている映像がありますので、興味のある方はご覧ください。




 ちなみに下の説明にイタリア語で「折り紙の技法」とあるのは、

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 大きい布を小さい鉄の棒に巻きつけるのに、折った布のどの部分も直接植物と接触して、模様がきちんと残るようにしようと考えて、こちらの別の布を使った際に、こんなふうに折り紙の折り方を思い出しながら、布を折ったりしたからです。(仕上がった作品の写真はこちら

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 8月半ばのナヴェッリ村の草花染め講座で、草花染めに使った花たちは、

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Camomilla dei tintori sul Monte Subasio! 7/9/2014

 初秋のスバージオ山にも咲いています。こちらはイタリア語名は、「染め屋のカモミール」を意味するcamomilla dei tintoriです。和名も、コウヤカミツレで、「紺屋(染物屋)のカモミール」を意味するようです。合成染料が生まれるまでは、長い間、染料として使われていた花です。

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 カレープラント(elicriso)もところどころに咲いていて、近くを通るとカレーに似た香りがします。というわけで、散歩をしながら、スバージオ山にも、草花染めに使える花があると分かって、うれしかったです。

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Foto di The Eco Print Boutique

 アブルッツォでの草花染め講座の講師だった先生や、講座の開催に携わったフランチェスカが、現在、草木や花を使って美しく彩った洋服やバッグなどを、ロンドンで開催中のThe Handmade Fairで展示・販売しています。

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Foto di The Eco Print Boutique

 Intrecciの商品はオンラインでも購入できるのですが、色合いの美しさや草花による美しい装飾は、やはり実際に目で見て、手に取ってみてこそ、その美しさが分かるし、自分の好みに合うものも見つかると思います。今日から土曜日にかけて、ロンドンに在住、あるいは旅行中で、興味がおありの方は、ぜひ足を運んでみてください。

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Fiori di Camomilla dei tintori, elicriso -
è bello trovare sul Monte Subasio
i fiori che abbiamo usato per decorare i tessuti nel corso di Eco-Printing
presso lOstello Sul Tratturo di Navelli.
Ora le fantastiche tre, Rosso Di Robbia, Francesca & Rosa del corso
@ The Handmaide Fair a Londra
con bellissimi prodotti di The Eco Print Boutique.
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LINK
- Handmade Fair – Hampton Court Palace 19th-21st September 2014
- Intrecci – The Eco Print Boutique
- 草花で布を彩り染め上げる / Corso di Eco-Printing “Florario d’Abruzzo” (11-14/8/2014)
- スペッロからスバージオ山へ / Passeggiata da Spello verso il Monte Subasio (7/9/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-09-19 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)
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Commented by ayayay0003 at 2014-09-19 10:42
なおこさん、動画で観ると、なおこさんが折り紙式に折りたたんだ布を広げた時の感動が伝わってきましたよ(*^_^*)
イタリア語は、siしか聞き取れない私ですが~(笑)
よい体験をされましたし、動画が残っているのに感動いたしました~♪実は、動画の貼り付け経験のない私、どうやったらできるのかもわからないんですよ~(笑)。
Commented by toto at 2014-09-20 16:08 x
なおこさん、おはようございます。
動画、もちろん見ました! 感動の瞬間ですね!
次回からはなおこさんの「折り紙」式が流行るのではないでしょうか?
それにしても、カレープラントがヘリクリサムとは知らなかったです。なおこさんのブログ、本当に勉強になります。ありがとうございます!
Commented by milletti_naoko at 2014-09-21 06:07
アリスさん、ありがとうございます。このとき開いた布のできはいまひとつだったのですが、映像を見ると、みんなが優しくというかおもしろがって見守ってくれていたのが分かって、何だかうれしいです。いい思い出になりました。わたしは開いた布を見て、「何だか抽象画みたい」と言っております。動画は、他の人が撮影して、インターネットに載せていてくれたものを共有してみました。YouTubeに編集をしてから載せたことも何度かあるように覚えています。他にもいろんな方法があるようですね。
Commented by milletti_naoko at 2014-09-21 06:11
Totoさん、ありがとうございます。布が大きい場合は、草や花の置き方と同じくらい、布の折り方も大切になってくるので、折り紙の応用もいろいろできそうで、楽しみです。

わたしは逆に、elicrisoというイタリア語名だけ知っていたので、カレープラントとう日本語名を知ったときには、「カレーのにおいがするものな」と、納得してしまいました。わたしも、ブログに記事にするために調べてみて、日本語名が分かることが多いので、書きながら勉強をしています。
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