花咲く散らし寿司

 散らし寿司の上に、スモークサーモンとバジルの葉で、桜の花を描いてみました。

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 仕上げが遅くなって慌てていたので、よくよく見ると、花と呼ぶには無理がありますが、友人たちが喜んでくれたので、うれしかったです。

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 おとといの午後から昨日の夕方まで、うちに来てくれていたコモの友人たちと、昨日は昼食を共にしました。最近は、義父母が留守である上に、雨で数日おきにしか畑に行けないこともあって、いくつものズッキーニが、店でよく見かける大きさの何倍にも育ってしまっています。実は、大きくなったこのズッキーニこそ、義父母にとっては味がしっかりしておいしいのであって、店で見かけるような小さいズッキーニは、「味がしない」そうです。わたしは、店で売っているほど小さい段階で収穫してはもったいないという気持ちもあって、それよりは大きいけれど、義父母にとっては「まだまだ小さい」ときに、ふだんは収穫しています。大きくなったズッキーニもおいしいのですが、今はうちで畑の野菜を消化するのは、もっぱら夫とわたしと義弟の3人で、大きくなればなるほど、使い切るのが大変なので、困っていました。

 コモの友人とは、8月にリミニのフランコ宅で、いっしょにパスタを作って食べたことだし、大きいズッキーニを丸ごと使って、7人分のパスタを作ろうと最初は考えていました。ズッキーニをニンジン、ケッパーと共に炒めると、おいしいパスタの具になるしと、思っていたら、ところが急に、友人たちはできればパスタよりもお米の料理が食べたいことが分かりました。

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 それが10時半頃のことで、ズッキーニのリゾットでもよかったのですが、この日は久しぶりに太陽と青い空が戻って、日中は暑くなりそうだったこともあり、せっかくだからと散らし寿司を作ることにしました。と言っても、魚もシイタケもありません。丸ごとの巨大なズッキーニ1本とニンジン2本を薄く小さく切って、ショウガで香りをつけたオリーブオイルで炒め、それから、塩・しょうゆ・白ワイン(日本酒の代わりに)を適宜入れて、汁気がなくなるまでじっくり煮込んで、具にすることにしました。ズッキーニは大きくなると少し苦味が出ます。途中で味を見て、この苦味を緩和するために、黒砂糖も少しだけ加えました。寿司飯も煮込んだズッキーニも、時間をかけて冷ます余裕がないので、冷蔵庫や冷凍庫、氷を使って、無理やり1時頃までに冷ましました。大きいズッキーニからは出る水分も多かったので、煮汁がなくなったのは、ようやく12時半頃のことだったからでもあります。

 錦糸卵の上に降りかけた海苔とゴマも、友人たちには興味深かったようで、急にありあわせの材料で作ったのですが、おいしいと喜んでくれてうれしかったです。

SUSHI FIORITO

- Ieri ho fatto un sushi e sopra ho dipinto i fiori di ciliegio con salmone affumicato, foglie di basilico e frittata tagliata fine fine. SUSHI vuol dire il riso condito con aceto di riso (SU) e per questa volta l'ho condito anche con zucchine e carote cotte con zenzero, salsa di soia, vino (al posto di sake), sale e zucchero.

関連記事へのリンク
- 青い海とにぎやかな食卓 (18/8/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-09-07 23:18 | Gastronomia | Trackback | Comments(13)
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Commented by クロちゃん at 2014-09-08 06:37 x
なおこさん、おはようございます。♪
これは食の芸術でしょう。
食欲の秋、芸術の秋がやってきました。(^^)/
Commented by nagisamiyamoto at 2014-09-08 11:03
なおこさん、おはようございます。
ひゃー、ナイスアイディアですね。これが私に足らない部分だぁ。そういえば椎茸が家にある。卵ものりもサーモンもある。これ、作れそうですね。なおこさんは黒砂糖とかも常備されているのですね、素晴らしい!やっぱりイタリア人仕様で、お酢とかちょっと少なめにしますか?サーモンは抜群に外国人好きですものね。これもイタダキです。
そういえば在ノルウェーの日本人のお客様が先週来店されましたが、ノルウェーはビジネスとかもあまり有名な会社もないらしく、でもサーモンとバッカラはとっても安くて美味しいといっていました。あ、造船が有名なんですって。
Commented by ayayay0003 at 2014-09-08 14:32
なおこさん、こんにちは♪
ズッキ―ニ入りのちらし寿司、上にはバジルとスモークサ―モン
なんて食べてみたいです(*^^*)
お友達が喜んでくれて何よりでしたねヽ(・∀・)ノ
なおこさんのお料理の機転の利かし方には驚きます(^-^)
とってもお料理の才能あると思います♪
Commented by suzu-clair at 2014-09-08 15:24
きれいなちらし寿司!
桜に見えますよ♪
素晴らしい工夫をこらしてのお寿司、
皆さまにも喜ばれてよかったですね☆
桜にも見えますが、
これからの日本の紅葉の季節に向けて、
もみじのイメージのちらし寿司というのも素敵かも♪
なんて思っちゃいました^^(勝手にすみません)

ズッキーニって、市販のものは、
早く収穫した小さなものだったのですね。
私はこれが普通なのかと思っていたので、
昨年母の友人がすごく大きなズッキーニをくれたときには、
収穫が遅れて育ち過ぎたのかと思っていました(笑)。
おいしいのをくれたのだと思うと、
今さらながら感謝がわきました☆教えていただけてよかったです。

海苔やごまって、
イタリアでは珍しいのですか?
ゴマはそういえば、シルクロードを渡ってやってきたと聞いたことがあった気がします。
当日になって日本のメニューにご変更は、
いろいろ大変だったと思いますが、
なおこさんの機転と応用力はさすがですね☆
Commented by milletti_naoko at 2014-09-08 22:09
クロちゃん、こんにちは♪ あら、芸術だなんて! 半分は散らし寿司、半分は押し寿司にしようかとも考えていたのですが、その表面を覆えるほどのスモークサーモンがなかったので、急遽思いついて、花を描くことにしました。皆が喜んでくれて、うれしかったです。
Commented by milletti_naoko at 2014-09-08 22:18
なぎささん、草花染め講座で、花や葉っぱを布の上に置いてデザインすることを繰り返していたので、思いつけたのかもしれないなと感じています。酢・砂糖・塩の量は、日本で買った日本文化紹介の本のレシピの量を目安にして作っていたのですが、delicatoとか少し甘いけれどおいしいと言う人が多かったので、今は調味料の比は同じまま、合わせ酢をかなり大目に作って、炊きたてごはんと混ぜ合わせています。ただし、砂糖は控えたり、今回のように他になかったので黒砂糖で間に合わせたりすることもあります。花粉症には白砂糖がよくないと聞き、また健康への害を聞いて、できるだけ黒砂糖や蜂蜜を使うようにしています。

ノルウェーから日本のお客様とは、うれしいですね♪ 北欧の国と言うと、やっぱりスモークサーモンですよね。baccalàもですか!
Commented by milletti_naoko at 2014-09-08 22:21
アリスさん、こちらで暮らしていると、日本では簡単に手に入るものが手に入らない上、おいしいお寿司が食べられる店が近くにないので、あるもので「もどき」を作って何とか済ませる工夫が必要になります。押し寿司に使うにも、寿司飯に混ぜるにも少ないスモークサーモンをはてどう使おうと考えて、ふと思いついたのですが、皆がほめてくれてうれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2014-09-08 22:29
お花が専門のすずさんにそう言っていただけると、うれしいです。ニンジンを上手に使って、もみじやイチョウの紅葉の散らし寿司というのも、季節感があっていいですね♪ イタリアでは、夏らしくない夏が終わろうとしているところで、昨日は山で、初夏に咲くエニシダの花がまだ咲いていたのでびっくりしました。

ズッキーニをどのくらいの時期に収穫するかには好みもあるのでしょう。うちの義父母は大きく育ったものが好きなのですが、今、わたしたちには大きく、義父母たちにはまだ少し小さいと感じられる段階で収穫したズッキーニを量ったら、500gありました。一番太いところの直径が6センチあります。

ごまはイタリアでは手に入りやすいのですが、イタリア料理では基本的には使わないので、珍しいと感じる人が多いのです。海苔だけではなく、昆布やワカメ、ひじきなどの海草も、使う人や食べた機会のある人が少ないし、売っている店を見つけるのも、ペルージャのような地方の町ではなかなか大変です。
Commented by patata at 2014-09-09 03:30 x
なおこさん、こんばんは!
こんな風に家にあるもので、アレンジを加えて美味しいものを作れる、ことが料理の腕、料理上手なのですよね。(母から良く聞かされていました)なおこさん、素晴らしいですね!!私はまだまだ修行が足りません^^;
それに、このちらし寿司、とっても美味しそうなので、いつか参考にさせてもらい、作ってみたいと思います。
ズッキーニのお話、びっくりしました。義両親は、小さいもの、小ぶりなものの方が柔らかく美味しいと常に言っていて、あまりにも大きくなりすぎると、鶏に餌として与えてるか、状態の良いものは、中をくりぬいてしまい、Zucchini Ripieniに使っています。
もしかして、ズッキーニの品種にも関係があるのかもしれませんね。このあたりには、特有の品種があり、義父の畑ではそれを育てていますし、市場でもその種類しか見ません。
Commented by milletti_naoko at 2014-09-09 04:29
Patataさん、そんなにおほめいただいて恐縮です。わたしは、生パスタやニョッキは時々お母さんが作るし、ピザは外食というとたいていピザ屋に連れて行かれるからと、こういうものをごくたまにしか作らないので、お義母さんに教わり、だんなさまの好きな料理を作ろうという探究心と努力いっぱいのPatataさんこそ、えらいなあと思います。食卓に上る野菜は、畑でうまく育たないニンジン・玉ねぎ・ジャガイモ以外は、すべてうちの畑で採れたものだけを使うため、同じ野菜を使っていろんな料理を作る工夫が必要で、そうして、豆腐は、和風ばかりだと夫が嫌がるので、たまにはイタリア風にと、手を変え、品を変えて、そういう必要から、いろいろとアレンジを加えたり、これでどうだと一から考えて料理したりするようになりました。(つづく)
Commented by milletti_naoko at 2014-09-09 04:29
Patataさんへ(上からのつづきです)

ズッキーニは、わたしは、とっても小さいうちはかえって固いし、もったいないので、20~25センチほどの長さになってから摘んでいますが、義父はもっと大きいものが好きなようです。大きくなると種の部分は捨てる人も多いのですが、種の部分こそ栄養が詰まっていると聞いたこともあるし、義母もたいていまるごと使うようですので、わたしは今では丸ごと使っています。義父母はこの巨大ズッキーニのほんのりした苦味こそ、ズッキーニの味と思っているようで、やっぱり品種が違うのかもしれませんね。うちの畑には今は3種類のズッキーニが育っています。
Commented by ムームー at 2014-09-09 06:40 x
なおこさん
おはようございます。
まぁ~何と綺麗で美味しそうなちらし寿司でしょうかぁ。
色合いも美しくてズッキーニにサーモンに綺麗です。
ゴマをあしらい素敵~海草類は珍しいのですね。
美味しそうなちらし寿司を見せて貰えて食べたくなりました。
いつもありがとうございます。
朝晩涼しくなって過ごしやすいです~
Commented by milletti_naoko at 2014-09-09 15:00
ムームーさん、おはようございます。ありがとうございます♪ 日本では寿司飯など自分で作ったことがないのですが、こちらでは和食に興味のある人が多く、近くにおいしい店がないので、自分で作ることが多くなりました。こちらこそありがとうございます。ペルージャも、ようやく2、3日晴れた日が続いたと思ったら、今朝は空がどんよりとしていて、イタリアでは今夜とされている満月が見られるかどうか気になるところです。京都の秋は、風情もあって、すてきでしょうね。
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