死者の市、ペルージャ2014

 中世からの長い歴史を持つペルージャ死者の市は、以前は中心街のすぐ近く、町の城壁の外に、露店が並んでいたそうです。近年はその主な会場は、中心街を出発するミニメトロの終着駅のあるピアン・ディ・マッシアーノの巨大駐車場となっていますが、中心街の通りにも、興味深い店がいろいろと並んでいます。

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Fiera dei Morti, Centro Storico di Perugia 3/11/2014

 昨夕は、夫と二人で、この中心街の死者の市を訪ねました。手前の店には、デルータ(Deruta)のさまざまな陶器が並んでいます。クリスマス飾りや、幼子イエス誕生の場面を再現したプレゼーペまで、陶器でできています。デルータは、ペルージャの南方にある伝統ある陶芸の町で、陶芸を学べる学校もあります。数年前、中心街を訪ねると、陶器を売る店が立ち並び、教会の祭壇や公園のベンチまで、陶器でできていました。

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 クリスマスの贈り物にいいものがあればと思って、店を回るのですが、かわいくて、自分がほしくなるようなものも、いくつもありました。すてきだけれど、ふだん家で使うには高すぎるかなとあきらめたり、意外と値段が安いと思って、よく見ると中国製で買うのを見合わせたりしました。

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 アメリカやフランス、ドイツにあるペルージャの姉妹都市の出店もあります。このパン屋さんは、人がたくさん並んでいて、パンもいろんな具を使っていて、とてもおいしそうでした。パンが見えるように、人がいない瞬間をねらって、撮影しています。

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 フランスの姉妹都市は、南仏のエクス・アン・プロヴァンス(Aix en Provence)です。写真の店に限らず、マルセイユ石けんやラベンダーを使った製品、南仏独特のかわいらしい小物などを売る店が、いくつかありました。お店の人が手にしている写真には、こうした石けんなどを工房で作る様子が映っています。ここで、ラベンダー風味の有機のボディシャンプーを買ったら、サイコロ状の小さなマルセイユ石けんを、二つおまけしてくれました。相手の言うことは分かるのですが、わたしの言いたいことを伝えるのに苦労して、フランス語の勉強を真剣に再開しなければと、感じました。

 エクス・アン・プロヴァンスからはお菓子を売る店も出ていて、8ユーロ分、買いました。量り売りは、量りに載せてみると重くて、思ったよりずっと出費が多くなりがちなので、気をつけなければいけません。見慣れないお菓子を見かけで買うと、残念ながら当たりはずれがあります。今回は、はずれの方が多くて、残念でした。

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 イタリア各地からも、いろんな特産品を売る店が並んでいます。プーリアから来ているこの店では、オイル漬けのアンチョビを一瓶買うつもりだったのですが、味見した玉ネギ風味のタラッリ(taralli)がおいしかったので、タラッリも購入しました。少しでいいと言うのに、店の人が大胆に取るので、タラッリだけで9ユーロしました。

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 シチリア名物のお菓子やアランチーニが、見た目もおいしそうに並ぶ店もあって、わたしはアランチーニ、夫はお菓子を一つずつ買って、少しずつ分けて食べました。アランチーニが3ユーロ、お菓子が3.5ユーロと値段は高いのですが、どちらもとてもおいしかったです。

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 わたしたちが中心街を散歩している間に、日が沈みました。東の空が茜色に染まり、スバージオ山のはるか上空に、白い月が見えます。

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 中心街に近づいた頃には、真っ赤な蔦が西日に照らされて、とてもきれいでした。

LINK
- ペルージャ、死者の市 (2/11/2010)
- Comune di Perugia – Fiera dei Morti. La Storica e tradizionale fiera mercato che si svolge i primi di novembre

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-11-04 23:03 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2014-11-05 09:53
おはようございます^^
ペルージャの死者の市の記事は昨年もあったかもですがなんだかお初のような気がします(忘れてるのかも、すみません)(^-^)
なんかやっぱりイタリアはこういう市が立つことが多いように感じます。
デルータの陶器というのに惹かれました。私、焼き物には目がなくて可能な重さであれば海外からでも持ち帰ったものも多くあります(笑)昔は、凄くお高いブランド食器なんかを買ったこともありますが、今はこのような地方の陶器に惹かれ、1客でいいから気に入った絵のを買うのが楽しみです♪
そして南仏のエクス・アン・プロヴァンスと姉妹都市だったんですね~☆
私も↑へ旅した時、ラベンダー製品を買って帰った記憶があり懐かしいです。実際にフランスから売りにいらっしゃるのですね~近いですものね!
シチリア名物アランチーニってパン?パイ?でしょうか?写真を拝見するとそのように見えます。お菓子は色がきれいで食べたくなりました(^^♪
素敵な市の様子とっても興味深く楽しみました、ありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2014-11-05 17:46
アリスさん、おはようございます。例年この時期は、親戚の訪問があったり、オリーブの収穫が慌しかったりで、久しぶりに、死者の市を訪ねました。店が多い、市の中心はピアン・ディ・マッシアーノですが、中心街の方が、町並みや風景を楽しみながら、のんびりと回ることができて、わたしたちは気に入りました。デルータは、陶芸のさかんな町で、高速道路沿いには巨大な店や工房が並び、町の中心も、ショーウィンドウにずらりと陶器が並ぶ店ばかりで、そういういろんな陶器を眺めて歩くだけでも楽しいです。写真を撮ったまま、記事にしていないので、いつか書いてみたいと思います。(そういう記事のなんと多いことか!)わたしもプロヴァンスが好きなので、この町と姉妹都市とは思いもよらず、びっくりしました。アランチーニは、ごはんの間に具をはさんで揚げたもので、この写真には写っていません。揚げ物はおいしいのですが、ちょうど揚げ物の横に似たような色のババが並んでいて、視覚的にはあまりきれいではないので、シチリア名物の目にもきれいなお菓子の並ぶところを撮影しました。こちらこそ、アリスさんに興味を持っていただけたと知ってうれしいです。ありがとうございます♪
Commented by nagisamiyamoto at 2014-11-06 10:41
なおこさん、こんばんは
フィレンツェの中心街ではもっと商業的な市場が多いですが、この市場はとても味わい深い、暖かい感じがします。見ているだけでも面白いですし、商品に携わる人々から話を訊いて買えるのも醍醐味です。
そうそう、プーリアのタラッリ、私も好きです。お店でもプーリアから届けてもらっています。玉ねぎのタラッリーニが私も好きなんです。

クリスマスが近づいて、街の雰囲気も少しずつ変わってきました。年の瀬を感じ始めています。
Commented by ムームー at 2014-11-06 17:54 x
なおこさんこんにちは。
死者の市は色々な出店があって楽しめますね。
見てまわるだけでも楽しいですねぇ。
お気に入りがあれば買い求めるのも好きです。
美しい景色の空に浮かぶ綺麗な月、素敵ですね。
家のつくりを見るのがとっても好きです、そして
そちらでの日々の暮らしのことが
わかり、興味深く見せて貰っています。
いつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2014-11-08 08:53
なぎささん、こんばんは。ペルージャでも、ピアン・ディ・マッシアーノの数百の露店が並ぶ会場では、商業的な市場という感じなのですが、中心街はやっぱり中世の町並みに合わせてということか、趣があったり、地方性のあったりする商品や店が多くて、見ていて楽しかったです。

玉ネギのタラッリおいしいですね! わたしは今回の市で初めて発見したのですが、なぎささんのお店にもあるんですね。やっぱりお仕事柄、おいしいものへのアンテナを研ぎ澄ましていらっしゃいますね。天候も不安定で、年の瀬も近づき、何かとお忙しいことと思います。どうかお体を大切にお過ごしくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2014-11-08 08:55
ムームーさん、こんばんは。意外にいろんなものがあって、興味深かったです。ペルージャは、古代ローマやその前のエトルリア、さらに時代がくだって中世と、さまざまな時代の建築物や芸術作品が町に散りばめられていて、散歩をするのがわたしも楽しみです。ムームーさんに楽しめていただいていると知って、わたしこそうれしいです。町から見える夕日や月も、独特の風情があって、すてきですよね。ありがとうございます♪
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