特急煮込みごはんカレー風味

 iPad 研修の最終日は、バスに乗り遅れて、帰宅が遅くなりました。おなかはすいたし、午後の日本語の授業の準備もあるし、早く食事を作って食べたい。そういうこともあろうかと、お米は早朝から水につけておきました。

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 日本では、炊飯器があったので、炊き込みごはんを作るには、分量のお米と水を炊飯器に入れたあと、具や調味料を足していました。一方、イタリアで、リゾットを作る場合は、ごはんを炒めて煮る鍋、ブロードを沸かす鍋、具を料理するフライパンを用意して、鍋でバター、みじん切りの玉ネギと炒めたお米に少しずつブロードを加え、リゾットのお米が食べ頃になる5分ほど前に、フライパンで調理していた具を、ごはんの鍋に加えて、かき混ぜます。こんなふうに、イタリアに来て初めて通った語学学校の料理教室で学んだので、時間があって屋内の湿気に困らないときは、教えに従っています。一方、お義母さんはリゾットを作るのに、暮らしの知恵から、手間やむだに鍋を使うのを省くためでしょう、最初から、鍋で具を調理し、その同じ鍋にお米とブロードを加えて、ふたをして、時々かき混ぜるという方法を取っています。わたしも、時間がないときや、他にコンロを使って料理をするものがあるときは、お義母さん的手法を取り入れています。さらに、我が家には炊飯器がないため、冷たくなった残りのごはんを温められるからという理由で、冷やごはんを使って、野菜たっぷりの炒めご飯やドライカレーを作ることも時々あります。

 イタリアに暮らす間に、鍋でごはんを炊くことを覚えました。帰りが遅くなるのは予想していたので、幸い、水につけておいたのは、玄米ではなく白米です。とりあえず、ごはんを炊こうと、米と水を入れた鍋にふたをして、ガスコンロの上に置いて火をつけました。長い間水につけておいたので、15分もあれば炊き上がるはずです。他に何を用意しようか。雨や雪の日が多いので、しばらく畑に足を運ばぬ日が続き、サラダ菜はもう冷蔵庫にありませんでした。それでも野菜は食べたいけれど、いちいちいろんなものを料理するのはめんどうくさい。目玉焼きなら早くできるけれど、前日食べたばかりだし…… そう言えば、冷蔵庫に買ったばかりの豆腐があったっけ。

 それで、日本でいう炊き込みごはん風に、ごはんといっしょに具も料理しようと考えたのです。ただ、火はすでについていて、水が沸騰してから、ごはんが炊けるまでに15分しかありません。あれとこれを入れようと考え、ゆでるのに時間がかかりそうなものから片っ端から手早く切って、切っては鍋に入れていきました。

 玉ネギ、ニンジン、キャベツ、フダンソウ、そして豆腐。カレーの気分だったので、味をつけるためには、生姜とニンニクをみじん切りにし、カレー粉やしょうゆ、塩と共に、鍋に入れました。短時間できちんと火が通るように、細かく切っておいたおかげで、20分後には、ちゃんと炊き上がり、思いつきで超特急で作ったわりには、なかなかおいしくできました。最初にいろんなお米の料理の仕方を書いたのは、結局そういういろんな料理の経験を踏まえて、これでもなんとかおいしくできるだろうという、時間と手間を省いたぎりぎりの線で、挑戦してみたということを言いたかったのです。手早く作れて、すぐに食べられる割においしいという意味では、今回の実験は成功でした。

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Riso con tofu al curry in 20 minuti!

- Avevo fame, tornata tardi dal lavoro, in cucina c'era il riso già messo a mollo per ore.
- Metto la pentola del riso sul fuoco, mentre si cuoce il riso
taglio diversi ingredienti, appena tagliati subito nella pentola!
Cipolla, carota, cavolo, bietola, tofu - tofu per ultimo perché si cuoce subito.
Per insaporire aggiungo zenzero, aglio, polvere di curry, salsa di soia, sale.
- Dopo 20 minuti, già pronto. Era buono per essere un esperimento :-))
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-02-07 23:32 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2015-02-08 11:13
おはようございます^^
お写真だけ拝見したら、リゾットかな?と思いましたが
なんと炊き込みご飯だったんですね~(*^^)v
それもカレー風味だなんて、なんて美味しそうなんだろう☆と思いました(^^♪
海外生活が長いと、いろいろ工夫されてご飯を炊かれているのですね!炊飯器がないと不便ですが、御主人はイタリア人であられるし、日本人のように白いご飯はそんなには召し上がられないですよね(^-^)
やはり郷に入れば郷に従えで、イタリア的にリゾットのような炊き込みご飯なかなかのアイデアで、そのうち家でも真似っ子して作りたいと思いました♪それには、なおこさんのようなパエージャ鍋?イタリア的にはリゾット鍋が欲しいと思いました(*^_^*)
工夫された楽しい食卓をありがとうございます♪
Commented by kazu at 2015-02-09 00:00 x
なおこさん、こんばんは。実は我が家も、今夜はパエリアをしたので、なおこさんの記事を読んで、あっと思いました。パエリア鍋はないので、フライパンを代用して一気に炊きあげましたが、IHなので火力が弱いのに問題があるかなと思いましたが、なかなか美味しく出来ました。なおこさんはいつも食事を作られるのに、様々な創意工夫をされて、やはり頭の良い女性はお料理も上手なのだと感心させられます。ところで、こんな時ブロードは何をベースに取られますか。鶏肉とか使われるのかな。

そうそう、鍋の横にあのハートのスプーン置きが見えますね。我が家も、今夜はあのデミタスカップでコーヒーを飲みました。
Commented by milletti_naoko at 2015-02-09 16:42
アリスさん、おはようございます。ふだんはリゾットを作るときは別にブロードや具を準備して作るし、鍋で炊き込みご飯を作るときは、日本の炊飯器で作るときのように、具や調味料をすべて用意して、水につけたお米の上に置き、ふたを置いて料理するのですが、この日はおなかがすいて、具が準備できてから火をつけていたら食べるのが遅くなってしまうため、ゆでるのに一番時間がかかる玉ネギでも10分もあれば火が通ると考えて、材料を切り終えるのを待たずに、最初から火をつけて料理を始めました。すぐに食べられて、その割りにおいしくてうれしかったです。この鍋は、マルケ州ウルビーノで開催されていた有機・健康まつりで購入した健康の鍋(pentola della salute)です。鍋の表層を銀イオンと接触させて、食材がこびりつかないようにしてあるため、テフロン加工の鍋やフライパンと違って、傷がついて食材に有害物質が溶け込むことがないと聞いて、購入したのですが、料理もしやすいし、保温効果も高いので重宝しています。
《参考》健康のなべ http://cuoreverde.exblog.jp/20529997/
Commented by milletti_naoko at 2015-02-09 16:48
かずさん、おはようございます。色合いや鍋がパエリアを作るときに似ていますよね。かずさんすごい、お宅でパエリアを作られるんですね! ブロードは野菜や昆布からとるときが多いのですが、今回のように、一緒にたくさん野菜を入れるときは、それを水で煮たらブロードといっしょと考えて、特にブロードを加えるということはしません。

このスプーン置きもコーヒーカップも、見るだけで何だかうれしくて、台所を彩ってくれています。かずさんも同じものを日本で使われていると思うと、うれしいです♪
Commented by nagisamiyamoto at 2015-02-10 03:30
なおこさん、こんばんは
なおこさんの旦那様はカレーが大丈夫なのですね。
というのは、私の周りのイタリア人は何故かカレーが苦手です。特に日本のカレーライスのルーのようなドロドロしたカレーが得意ではないらしいです。
なおこさんもお仕事で忙しいときはぱっとできるようにされているのですね。お義母さんのアイデアを使ってうまくこなされているところが、主婦たる所以ですね。
Commented by milletti_naoko at 2015-02-10 04:20
なぎささん、こんばんは。夫は若い頃にインド旅行をして以来、インド料理は好きなので、カレーは喜んでくれます。ただ、夫の場合はどろどろのカレーは好きでも、ドライカレーは苦手なようで、この日はわたし一人の昼食だったからカレー風味にしました。料理は時間とも相談して、忙しいときは省ける手間は省ける知恵がついたというところでしょうか。
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