Sole mio 留学生の冬の友

 いろんな国籍、年齢の4人が共に一部屋ずつ借りていっしょに住む共同アパート暮らしを、ペルージャで三度経験しました。湿度が高く、夏も暑いのに冬の寒さも厳しいペルージャでは、どのアパートでも、冬は寒さと戦いながら過ごしました。朝晩決められた時間に暖房が入るものの、アパートが最上階にあって、天井のすぐ上が冷たい大気だったり、あるいは窓のたてつけが悪かったり、ガラスにひびが入っていたりもしたからです。

 こたつや石油ストーブと違って、温水暖房は、ラジエーターにぴったりとくっついていれば暖かいものの、足元を暖かくして、勉強をし続けることができません。部屋が少々寒くても、腰から下がしっかり温まって心地よかった日本の冬をなつかしみながら、足が冷たいとこぼしていたら、同居人のドイツ人の女学生が、足をしっかり温められる秘密兵器があるのよと、教えてくれました。

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 それがこちらのSole mioです。右にある付属の電気コートでコンセントにつなぎ、3分間充電すると、そのあとは、直接足を置くと熱すぎるくらいに温かくなり、2、3時間はそのままずっと温かい優れものです。やはり同居人だったイタリア人女性は、毎晩お湯をわかして湯たんぽを用意していましたが、お湯を沸かす必要もなく、温かさが長持ちするし、冷えてきたらまたコンセントにつなぐと、熱々になります。

 そう言えば昔メルマガにも取り上げたっけと、以前の記事を読み返していたら、学生の頃だけではなく、卒業して夫と暮らし始めてからも、まだまだSole mioにお世話になっていたことが分かりました。昨年、二世代住宅の暖房をすべて一新してからは、屋内が暖かく快適になり、しばらく使っていなかったのです。

 では、しばらく休業していたSole mioの話を、どうして今日急に持ち出したかというと、今朝は、早朝の気温が-4~5度というとりわけ寒い日だというのに、よりによってそういう日の朝に、屋内暖房が急に機能しなくなったのです。寒さのあまり足が冷たいので、今日は久しぶりにSole mioに足を温めてもらったのでした。暖房が機能する今も、まだ屋内が冷えることもあって、Sole mioを使っているのですが、一度使うと、こたつと同じで足から離せなくなりそうです。わたしが購入したのは、おそらくはちょうど夫に出会った頃、2003年の年末で、当時、ペルージャの中心街の小さい電気専門店で、約24ユーロほど払ったように覚えています。今アマゾンイタリアで調べたら、今もまだそっくり同じ商品が売られているので、びっくりすると同時に、まだまだ健在なんだなとうれしくなりました。買ってから13年目を迎えたわたしのSole mioは、それ以来わたしが何度も引越しをしたためもあって、でこぼこになり、外見は今ひとつですが、2、3分で充電して長い間温かいという機能は、今でも買ったときと同じように、十分に果たしてくれています。

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Tramondo al Lago Trasimeno, Passignano 9/2/2015

 「わたしの太陽」という名の充電式あんかの話でしたので、最後は、今日久しぶりにトラジメーノ湖で見た夕日の写真で、締めくくります。とても寒い日でしたが、日ざしは温かく、美しい夕日は、心も温かくしてくれました。

*追記(3月25日)
 日本でも使えるようなら、ぜひほしい」という読者の皆さんのコメントを受けて、イタリア製の優れもの電気あんか、Sole mioを、日本でも使うことができるかどうかを、製造業者、Ardesに問い合わせていたところ、さっそく返事をいただきました。 「残念ながら、Sole mioは今のところは日本では使えません」とのことです。詳しくは、次の記事をご覧ください。
- 今は日本で使えないけど ~Sole mioと巡礼中の朝日

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Sole mio, grande alleato, sollievo in inverno per me dal 2003

- La stanza era fredda quando abitavo nell'appartamento del Centro di Perugia, ma il Sole mio scaldava ben bene i miei piedi freddi. Funziona ancora bene dopo 12 anni. Basta caricarlo solo per tre minuti e rimane caldo per 2-3 ore.
- Seconda foto: foto del Sole Nostro che scalda il cuore, Tramonto al Lago Trasimeno, Passignano 9/2/2015
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LINK
- Ardes+medicura. elettro [molto] domestici - azienda
- メルマガ第27号 「Sole mio ―冬の必需品、ペルージャの晩秋」
- amazon.it - Sole Mio, Scaldino, Ardes+medicura

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-02-09 23:04 | Umbria | Comments(10)
Commented by ayayay0003 at 2015-02-10 15:44
なおこさん

こんにちは^^
Sole mioですか?、わずか2~3分の充電でそんなに長い間あたたかさが続くものを他には知りません!
ヨ―ロッパはやはり底冷えするのでそういう合理的にあたたまるものが発達しているのかもしれませんね!
日本は、やはり使い捨てカイロ流行りで、いいのですがゴミが出るしあまり環境にやさしいとは言えないですね^^;
そういうものが欲しいと思いました(^-^)
Commented by milletti_naoko at 2015-02-10 18:44
アリスさん、かの有名な歌から取られたであろう名前もいいけれど、さっと簡単に充電できていつまでも温かいので、本当に重宝な一品です。湯たんぽだと、面倒な上にガス代も高くなり、何よりただでさえ湿度が高い冬の屋内の湿気がさらに多くなってしまうのですが、Sole mioにはその心配はありません。約1kgと重いので、カイロと違って持ち運びはできませんが、ずっと足元に置いたり、布団に入れたりして温めるには便利です。ずっと前に電気毛布を買ったものの、電気の導線の上や電気が流れる近くで眠るのは体に悪いと夫が言うのでお蔵入りしていますが、Sole mioならそういう問題もありません。写真や製造会社のカタログ・アマゾンの商品紹介の写真と比べると、わたしの使い方がいかに荒く、にも関わらずとっても頑丈で、今もちゃんと使えているかということがお分かりかと思います。使い方が荒いというよりは、引越しのときの扱いが荒かったのでしょう。日本のカイロも懐かしいです。卒業式などで、長い間寒い体育館に、薄めの礼装でいなければいけないときなどに、とても重宝しました。こちらではカイロは手に入らないのですが、ユニクロのヒートテックのおかげで助かっています。

環境に優しいと言えば、わたしが購入してから12年経っても、ほとんど変わらず同じ型・性能の製品が売られていて、むやみに新しいものを開発して目新しさで売ろうとするのではなく、いい物は同じものをそのまま採用して作り続けること、そうして、すぐに壊れてしまうものではなくて、一度買うととても長持ちする、頑丈な品であるところもいいと思います。充電用のコードが取り外せるのも、壊れにくい理由の一つでしょう。非ヨーロッパ圏でも輸出できるところがあると書いてはありますが、日本規格のプラグへの変換コネクタだけをつければ、日本でも使えるのかどうかは疑問です。もし興味がおありであれば、製造業者に問い合わせてみるので、お知らせください。
Commented by suzu-clair at 2015-02-10 21:12
いい名前ですね、sole mio♪
イタリアらしいな、なんて思っちゃいました(笑)。

電気あんかのような暖房器具でしょうか。
足元を温められるのはありがたいですね。
私も自室では、今もこたつを愛用しています^^
↑のコメントのやりとりを横から拝見して恐縮ですが、
イタリアのほうにはカイロはないのですね!
カイロとかこたつとか、
さらには新しいものだとヒートテックとか、
日本人は寒い冬を暖かくしのぐ対策を、
いろいろ考え出してきたのだなと改めて思いました。

そちらも、かなり冷え込んでいるのですね。
こちらのほうも、ここ数日この冬一番の寒気団がやってきているらしく、
底冷えの日が続いています。
それでも、こんな日も長くは続かないでしょうし、
必要な季節ですね。

湖の夕日、美しいですね。
水面に映る光が、どこまでも長く伸びて、
寒い冬を暖かく照らし出していて心温まります☆
美しいお写真をありがとうございます。
Commented by nagisamiyamoto at 2015-02-11 04:47
なおこさん、こんばんは
うわ、ナイスネーミングですね。私は寒さに強いので、暑さに対抗するすぐれものが夏にほしいものです。
今月を何とか乗り越えれば、春はもうすぐですね。今年も結局ゆたんぽは使うことがなさそうです。この分なら風邪も経験しないかもしれません。
あともう少し・・・春まで頑張りましょう!
Commented by milletti_naoko at 2015-02-11 20:29
Suzuさん、名前もいいですよね。北イタリアの会社らしいですが、(わたしのは使い倒して見かけが悲しいのですけれど)この商品、金色でまるい形をしている上、しっかり足元を温めてくれるので、色からも形からも働きからも、まさに「わたしの太陽」という感じです。

コタツは、日本では伝統的には床に座って生活していたために生まれた道具ではないかと思いますが、いいですよね。コタツに入ってみかんを食べる日本の冬がなつかしいです。

大気は寒いけれど、美しい夕日に心が温まりました♪ こちらこそ、いつも心のこもったコメントをありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2015-02-11 20:32
なぎささん、こんにちは。何だかナポリの青空と光り輝く太陽、そして情熱が伝わってきそうな、いい名前ですよね♪ 寒さにお強いからこそ、厳しい冬を職場で乗り切られているのでしょう。極度に寒がりのわたしから、なぎささんに拍手を送ります。

日が長くなり、日ざしの暖かさに春の近づきを感じる今日この頃です。
Commented by kazu at 2015-02-11 23:32 x
なおこさん、こんばんは。日が随分長くなりましたが、まだまだ寒いですね。この「私の太陽」、もっと早くに知っていれば、と今つくづく思いながら読ませて頂きました。随分以前になりますが、フィレンツェで11月の中頃だったのですが、アパート暮らしの部屋はほんとに寒くて夜は震えていました。アパート全体にまだ温水器が循環する前で、チルコンダータというのでしょうか、部屋に付いている暖房機が機能していませんでした。大家さんは湯たんぽを持って来てくれましたが、あの時もし「私の太陽」を知っていたら、間違いなく購入していました。

又、旅行先のホテルでも寒い部屋は時折あって、日本で毎晩電気毛布に包まれて寝ている身には辛いモノがあります。ホテルにでもこんな商品、部屋に置いていてくれたらほんとに重宝するのにと思います。ところで電気毛布、イタリアにもあるのですね。重量は軽いですか。どこに売っているのでしょうか。軽いのなら旅行用に買いたいです。ホテルのベットに掛かっている毛布だけでは寒がりの私は心許なくて。電気毛布さえあれば冬の旅行に怖いモノはありません(笑)
Commented by milletti_naoko at 2015-02-12 17:46
かずさん、おはようございます。フィレンツェでもアパートはやっぱり寒かったんですね。それにしても部屋についている暖房機が使えないとは、それは本当に大変でしたね。湯たんぽも暖かいのですが、Sole mioはいちいちお湯を沸かす必要がない上、熱が長く持つので、とても便利です。かずさんが留学された頃にも(いつ頃でしょう?)、すでに販売されていたかもしれませんね。

電気毛布、わたしと夫が購入したのは、正確に言うと、ベッドの自分たちが眠るその下、シーツとマットレスの間に置く仕様になっているので、ダブルベッド用ということもあり、かなりかさばる上、重たいのです。探せばもっと軽くて持ち運びやすいものがあるかもしれませんが、旅行中はただでさえ荷物が多く重いので、わたしとしては、室内暖房の温度を上げてもらう、あるいはご自分で調整するか、でなければ、わたしは安宿に泊ることが多いのでこうすることが多いのですが、部屋にある予備の毛布や掛け布団以外にも、追加で頼んで部屋に運んでもらうことをお勧めします。かずさんが利用されるホテルは設備もサービスも充実したものが多いと思うので、暖房も毛布も、寒いと言えばすぐに手配をしてくれることと思いますよ。
Commented by patata at 2015-02-13 23:23 x
なおこさん、こんにちは^^
このsole mio, 2,3分で温かくなり、2,3時間効果があるとは!優れものですね!
私は冷え性でもあるので、特に足元が冷えて冷えて仕方ないのです。また冷え性や、低体温だと癌が繁殖しやすくなるとの情報もあり、そもそも冷え性は健康にも悪いですよね。今はベットの中がとてつもなく寒いので湯たんぽを忍ばせています。
是非購入したいと思い、早速夫にアマゾンのページを見せて、来年の冬に買いたいとお願いしてみました…
素敵な商品、教えていただきありがとうございます!なおこさんも書かれているように、パソコンなどの作業中、足元が冷えるので、Sole mioはとても役立ちそうですね!!
Commented by milletti_naoko at 2015-02-14 08:39
Patataさんったら、なんて我慢強い! イタリアの家屋は、足元が冷えるのがつらいですよね。必要でしたら、4月頃までまだ時には夜が冷え込むときがあるかもしれません。近くの電気屋さんでも、何かの機会にのぞいてみてください。

短所は最初のうちは熱すぎることなのですが、その点はぶ厚い靴下をはいたり、Sole mioをタオルに幾重にもくるんだりして解決しています。
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