ヤギとヤモリと多言語道場

 「にほんごはむずかしいです。」と、先週の金曜日、生徒さんが廊下で言っていたら、それを聞いたファルシ語(ペルシア語)の先生が、日本語の「むずかしい」という言葉は、ファルシ語で「ヤギを捕まえる」という表現と発音がよく似ていると言いました。ぴょんぴょん飛び跳ねて岩山も駆け上れるヤギを捕まえるのは難しそうというか、不可能にも思えて、「ヤギを捕まえるよりは日本語の方がまだ易しそうだ」と、生徒さんも笑っていました。

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 上の写真は、ミニメトロで中心街に向かう途中、学校が見えた瞬間に撮影したものです。右手奥に小さく見える、とんがり屋根の鐘楼のある大きな建物が校舎です。もともとは歴史ある修道院という古い建物なので、最近、生徒さんが、日本語の教室の隅の棚のうしろに、ヤモリ(geco)が潜んでいるのを発見しました。日本に暮らしていた頃、網戸の蚊を食べるためか窓にはりついていたヤモリはこわかったのですが、こんなふうに隠れた隅にヤモリがいると知ってほっとするのは、のぞきこまないと見えない位置にいるから、そして、数年前に夜のペルージャを散歩したとき、夫が、「中心街の古い壁には、昔はヤモリがたくさんいたのに、最近はめったに見かけなくなった。」と残念がっていたのを覚えていたからでしょう。

 休み時間などのたびに、少しずつ他の言語でのあいさつを覚え、最近は、セルビア語、ロシア語、ペルシア語、スウェーデン語などでも、何か一言は言えるようになりました。ヘブライ語とペルシア語、ロシア語とセルビア語など、互いによく語彙が似ている場合があって興味深いです。先週だったか、ポーランド語の先生と話していて、「なおこ」という名前の音は、ポーランド語ではなんとイタリア語で言うと「a occhio」にあたる表現で、「だいたい」という意味を表すと知ってびっくりしました。

 フランス語の勉強はすっかりさぼっています。スペイン語も然りで、せっかく校舎内で、しばしばフランス語・スペイン語の先生たちや生徒さんに会える機会があるというのに、この2か国語でおしゃべりしようとしても、話がさっぱり前に進みません。スペイン語は、それでも英語・スペイン語2か国語の瞑想講座を受講中なので、まだいいのですが。

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L'espressione della lingua perusiana che indica 'catturare una capra'
ha una pronuncia molto simile a quella dell'aggettivo giapponese MUZUKASHII che significa 'difficile'.

Ci ha insegnato così un docente di perusiano, ascoltando il nostro allievo. E abbiamo pensato. Sì, sarà sicuramente difficile catturare una capra e probabilmente la lingua giapponese, pur sembrando difficile, sarà molto più facile che catturare una capra...
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-05-20 22:50 | Insegnare Giapponese | Comments(6)
Commented by ayayay0003 at 2015-05-21 06:21
なおこさん、おはようございます♪
「むずかしい」がペルシャ語で「やぎをつかまえる」という発音と似てるって面白いですね~(^-^)
そして、ロシア語とセルビア語、ヘブライ語とペルシャ語が似てるっていうのも!お隣というか場所が近いからということもあるかもしれませんね!
私が、昨年訪れましたバルト3国のエストニアは、対岸のフィンランドと言語が似てるといってましたよ。隣のラトビアとは、全く異なり、お互いの意思疏通がむずかしいそうです~(^^;
なんだか、不思議に思いました!
ミニメトロからの景色、綺麗ですね~(*^ー^)ノ♪
ヤモリは、家にはまだまだ夏場になるとたくさんいますが、私は、苦手じゃないので、カワイイと思うのです。(笑)
Commented by ムームー at 2015-05-21 11:15 x
なおこさん
こんにちは。
言葉って面白いですねぇ。
この景色は日本って?思いました。
ああいうお家が最近こちらでも
増えてきています。
ヤモリって最近見かけませんわ、
トカゲは庭の隅にいましたが、
生き物が見れるのは楽しいです。
いつもありがとうございます。
Commented by suzu-clair at 2015-05-21 20:01
日本語は難しいでしょうね。
外国の方が上手に日本語で話してくださるのを聞くと、
こんな難しい言葉をがんばって習得してくださっておられるのに、こちらは相手の方の国の言葉をまともに話せないことを申し訳なく思うことがあります。

なおこさんのお勤めの学校は、
じつにさまざまな言語を扱っていらっしゃるのですね!
私も昔は、多国籍の人々とともに働く企業に勤めていたので、
いろんな言語が飛び交う環境がとても楽しかったです。
さまざまな国のあいさつや簡単な日常会話を交わすことが、とても楽しかったことを懐かしく思い出しました。
なおこさんは、もっともっとたくさんの言語に触れて生活していらっしゃると思いますので、
似ている語彙のなりたちなどもわかったり、いろんな発見がおありでしょうね。

ヤモリは、家を守ると言いますが、そちらのほうでもそのような考えはあるのでしょうか?
またまた自分のことを書いて恐縮ですが、
私はフランス留学した最初の日に、
部屋の中にヤモリが出てきて、
窓から出ていってくれたような、そうでないような…という状態となり、ちょっとドキドキしましたが、
「ヤモリは家を守るから…」「これはこっちでは珍しくないのかもしれない。郷に入っては郷に従え、だ…」
などと、強引に言い聞かせて慣れようとしました(笑)。
なおこさんの学校のヤモリも、学校を守ってくれているのかもしれませんね^^
Commented by milletti_naoko at 2015-05-22 07:10
アリスさん、こんばんは。お互いに近い国々を訪ねられたので、ガイドさんがいろいろと言語などの説明もしてくださったんですね。歴史的経緯などからでしょうが興味深いですね。

ヤモリがかわいいなんて、アリスさん、すばらしい!
Commented by milletti_naoko at 2015-05-22 07:11
ムームーさん、本当に言葉っておもしろいですね♪ 日本にも似たような風景があるなんて、興味深いです。

庭や家にこっそり生き物が隠れているというのは、生き物にもよりますが、それだけ緑が多いということで、いいことですよね。こちらこそ、いつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2015-05-22 07:15
すずさんが耳を傾けて話を聞いてくれるのを、外国の方もうれしく思われていることと思いますよ。せっかく日本語を勉強したのに、日本に行って日本語で話をしても、英語や自国語で返されてがっかりという言葉もよく耳にします。

ヤモリが家を守るというのは「屋守り」と解釈できるからでしょうか。初めて知りました。なるほど、うちにはいませんが、そうすると学校を守ってくれているということなんですね。滞在先の家の部屋にヤモリが出たなんて!! わたしもそれはぎょっとしたと思います。学校で見えない隅にいてくれれば気にならないのですが、時々うちの寝室で見かけるサソリや、今夜も階段で久しぶりに見かけたゲジゲジとか、できれば会いたくない御仁がいろいろといます。
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