イタリアのクリスマス、プレゼーぺと羊たち

 イタリアでは、クリスマスツリーと共に、幼子イエスの生誕場面を再現する模型、プレゼーペ(presepe)を飾って、クリスマスを祝います。

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Presepe @ Sacro Speco di Narni (TR) 27/12/2014

 プレゼーペの写真は、いずれも年末年始に、聖フランチェスコゆかりの教会で撮影したものです。

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Presepe @ Eremo di Montecasale, Sansepolcro (AR) 4/1/2015

 歴史上プレゼーペを初めて考案し、実現したのは聖フランチェスコです。イタリアではクリスマスの飾りやイルミネーションは、早ければ12月8日、あるいはその前から取りつけが始まり、片づけるのは、東方の三博士が長旅の末、ようやく幼子イエスに出会えた日を祝う主顕節(1月6日)が終わってからです。

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Presepe della Costa Rica, Mostra dei Presepi del Mondo
@ Basilica di Santa Maria degli Angelil, Assisi 6/1/2013

 地方の教会では、クリスマスイブ直前になって、ようやくプレゼーペを飾るという場合もあります。ですから、クリスマス前から1月6日にかけて、イタリア各地の教会を訪ねると、それぞれに工夫を凝らしてしつらえたプレゼーペも見ることができます。ウンブリアやイタリアの各地で、町やイタリア、世界のプレゼーペを展示する催しもあります。

 主イエスの誕生を聞きつけて、最初に祝いに駆けつけたのが羊の番をしていた羊飼いたちでああったため、プレゼーペには、たいてい羊たちの像も飾られています。

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Pecore incuriosite, Toscana 10/10/2015

 先週土曜日、小旅行からの帰り道に、羊の群れに出会いました。そうして、わたしが撮影を続けるうちに、こちらに顔を向ける羊が増え、「何をしているんだろう」と言わんばかりに見つめ始めました。

 未年生まれのわたしとしては、未年が終わろうとしている今、羊たちに出会えてうれしかったのですが、イタリア人の夫は笑いながら、「プレゼーペみたいだね。」と言っていました。

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Pecore a dicembre, Italia vs. Giappone

- Sabato in Toscana abbiamo visto un gregge di pecore. Sono nata nell'anno della pecora, il 2015 è l'anno della pecora ed ero lieta di vedere gli animali del mio segno. Poi mio marito ha detto: "Sembra un presepe." E' interessante vedere come intimamente la nostra mente sia influenzata dalla cultura in cui siamo nati e cresciuti.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-12-10 21:55 | Feste & eventi | Trackback | Comments(10)
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Commented by ayayay0003 at 2015-12-11 07:37
なおこさん、おはようございます^^
プレゼ―ペが登場すると、ああ、クリスマスが近くなったなあと感じて、とっても嬉しいです(^-^)
羊がたくさん登場するとは、初めて知りました(^_-)-☆
なんとなく自分の干支が登場すると日本人としては嬉しく感じるのは、他所の国の方には理解出来ないかもしれないですね!
たくさんの羊、日本ではあまり見かけることがありませんから、私にとっても珍しいです、ありがとうございます(*^_^*)
Commented by Mehreenkhan at 2015-12-11 11:54
前記事のコメントでプレゼーペという言葉があって、何だろう?って思っていましたがようやく理解できました。そういうことだったのですね。どのプレゼーペも素敵ですね。各教会で飾られているものを見てみたいです。

でも、生で羊の群れが見れるなんて素敵すぎます!!
Commented by milletti_naoko at 2015-12-11 17:43
アリスさん、こんにちは。幼子イエスの生誕場面ですから、どんなに小さいプレゼーペでも聖ヨセフと聖母マリアは必ずいて、さらにたいていいるのが家畜小屋にいた牛とロバです。場所が広ければ、さらに、最初に祝いに駆けつけた羊飼いと羊たちや、羊飼いに主の誕生を告げた天使や、1月6日になってようやく飾る教会もある東方の三博士も登場します。そうして、大規模なプレゼーペになると、さらに付近の町や砂漠、店や人々が暮らす家、その生活ぶりなども飾られます。お雛さまに似て、飾られる人や物の数、量は、設置できる場所や設置する人の好みにもかなり左右されますし、独創的なプレゼーペもたくさんあります。

特に干支の年に、誕生日の翌日ということもあって、羊に出会えてうれしかったです♪ ありがとうございます。わたしこそ、アリスさんに分かっていただけて、そうして喜んでくださったと知ってうれしいです。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-11 17:45
めひりんさん、プレゼーペは、イタリアのアッシジ出身の聖フランチェスコが初めに考案したということで、世界の他の国にも飾るところはあっても、特にイタリアで、飾って祝う慣習が定着しているようです。

こちらでは時々羊に出会うのですが、やはりめずらしい、ありがたいことなんですね!
Commented by kazu at 2015-12-11 18:27 x
やはりイタリアではもうプレゼピオが飾られているのですね。私の旅行は毎年クリスマスの時期なので、各地でいろんなプレゼピオを見ることになるのですが、当初、飼い葉桶にキリストが置かれているのと、何もない空っぽの飼い葉桶の風景の違いが分かりませんでした。思い切って、地元の人に聞くと、24日の午前0時を境に、キリストのお人形を飼い葉桶に置くとか。成る程、それはキリストが誕生するからだ!と妙に感激したことを思い出します。羊もプレゼピオには欠かせない動物ですよね。ヨーロッパでは、時々こうした羊の群れが道を行進しているのに出会って、目を丸くしますが、確かに私もカメラを向けた時、何匹かの羊と目があって、突進されるのではないかと慌てたことがあります。彼らも旅行者が自分たちに感心を持っているのは不思議なのでしょうね。
Commented by London Caller at 2015-12-11 19:35 x
キリスト降誕ですね。
幼いころ、教会の幼稚園で
キリストのこと、よく勉強しました。^^;
今あまり覚えていませんけど。
Commented by suzu-clair at 2015-12-11 20:15
今年も、なおこさんのブログで、
プレゼーペを拝見できる季節を迎えましたね♪
こちらのほうでは、
それほどプレゼーペを見る機会はないので、
こうしてまたイタリアのプレゼーペを拝見できることが嬉しいです♪

羊の群れと出会われたのですね。
羊たちがなおこさんのほうを向いていたなんて、
なんだかひとときの羊との会話をもてたかのようですね。
羊年の終わりに、
羊さんたちに出会えてよかったですね♪
Commented by milletti_naoko at 2015-12-11 21:18
かずさんは、例年ちょうどクリスマス前後にイタリアを旅行されていますものね。人形の置き方は、日時にこだわる人や教会、町もあれば、最初からすべての人形を飾る場合もあります。イタリアではミサも、24日が終わって25日が始まる午前零時にミサが始まる教会も多く、そういうミサが伝統的であるようですが、夜遅いので、わたしたちは翌朝クリスマス当日のミサに出かけています。一方、義弟夫婦は例年真夜中のミサに参列しています。クリスマスはイタリアの地方や家庭によって、家族で集まって盛大に祝うのが、クリスマスイブの夕食か当日の昼食かが違ってくるようです。ペルージャの義家族は、クリスマス当日の昼食時に集まって祝いますが、マルケの友人宅では、イブの夕食に皆で集まって祝いの宴を楽しみ、そのあと真夜中から始まるミサにでかけていました。そういう事情もあって、真夜中のミサでまさに幼子イエスが誕生したとされるそのときに、日だけではなく時間にもこだわって、人形を置くところも多いのでしょうね。東方の三博士や博士たちを乗せたラクダ、贈り物なども、1月6日になって置く場合もあれば、最初から飾ってあるところもあります。

かずさん、突進されるのではないかなんて、かなり至近距離から羊に出会われたんですね。羊の群れがいるときは、牧羊犬がどこかにいて、人が近寄ると吠えながら近づいて来る場合も多いので、わたしは用心しながら遠巻きに見ていました。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-11 21:27
London Callerさん、わたしも教会の幼稚園で、クリスマス劇の上演があったことだけぼんやり覚えています。その頃の記憶はあいまいですが、英語を勉強するためにはキリスト教の知識も大切と、日本で働いていた頃、英語で聖書を読む会に通い、クリスマスの頃には、毎年幼子イエスが生まれる前後の章を皆で読み、アメリカの宣教師さんの説明を聞いていました。この十数年は、クリスマスには毎年夫と教会に出かけ、教会で生誕の頃の様子が書かれた章を読み上げるのを聴いています。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-11 21:31
すずさん、確かにプレゼーペはイタリアの年末年始の大切な慣習の一つですし、あちこち出かける先ですてきな、あるいは興味深いプレゼーペを見かけることも多いので、冬はしばしばご紹介していますよね。いつものことではありますが、初めて知る方も多いだろうと書いた記事で、ご存じの方には退屈かもしれないと気にしていたので、うれしいと言ってくださって、わたしこそうれしいです♪

そうですね。おっしゃるように、目と目で羊たちと会話ができていたのでしょう。羊に出会えて、うれしかったです♪


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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