世界最大のクリスマスツリー、グッビオ

 高さ750m以上、根本の幅450mを誇るグッビオのクリスマスツリーは、世界最大のツリーとして、ギネスブックに登録されています。1981年のクリスマスに、ボランティアの手によって完成したこのクリスマスツリーは、グッビオの町を見下ろすようにそびえる山、インジーノ山の斜面に、色とりどりの光によって、描かれています。

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Albero di Natale più grande del mondo, Gubbio 26/12/2015

 いつかこの目で見てみたいと思っていたこのツリーを、今日ようやく見ることができました。巨大なツリーの根の広がりは、グッビオの中世の町並みを取り囲む城壁に隠れているのだそうです。(下記リンク参照)

 ツリーの高みの左手には、グッビオの町の守護聖人、聖ウバルドの遺体が眠り、その名を関する大聖堂と十字架が、照明に照らされて見えます。

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Basilica di Sant’Ubaldo, Gubbio

 さらに、今日はインジーノ山(Monte Ingino)のふもとから、この聖ウバルド大聖堂まで、グッビオの町を通り、歩いて登りました。

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Partenza 15:44

 出発地点の駐車場からは、それほど高い位置にあるように見えなかったので、夫の誘いに乗って、歩いて登ることにしました。

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La Via del Presepe

 しばらく歩くと、川沿いに等身大のプレゼーペの人形が飾られています。

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16:17

 最初のうちは、初めて通る小路があったり、見晴らしが美しかったりして、時間も十分あるからと、展望台や教会に立ち寄りつつ、登っていきました。この辺りで、「大聖堂まで30分」という標示を、夫が見つけました。

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Porta di S. Ubaldo e Mura Urbiche 16:23

 実際には、左の写真の聖ウバルドの門の右後方に、左の写真に見える、町を取り囲む長いながい城壁が続いています。わたしのカメラでは1枚の写真に収まらないため、写真を2枚並べてみました。

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 門を通って城壁の外に出ると、なだらかな坂がジグザグに山頂へと続いています。なだらかなのは、ロウソク祭りの際に、地区対抗で巨大なロウソクを担ぎ、先を争って、この坂を大聖堂まで駆け上がらなければいけないからです。平坦な坂は登るのは楽なのですが、距離が長くなり、大聖堂までたどり着くのに、かなり時間がかかってしまいました。

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 こんなふうにリフトで登る人もいます。眺めはすばらしく、歩く必要はありませんが、高所恐怖症のわたしには、別の意味で大変そうです。

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Basilica di Sant’Ubaldo 17:06

 ようやく聖ウバルド大聖堂が見えてきたのは、山のふもとを出発してから、1時間20分後のことでした。

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 聖堂内には、ロウソク祭りで運ばれ、ウンブリア州のシンボルマークにもなっている三つの巨大なロウソクが展示されています。

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 聖堂を訪ね、展望台からの眺めを楽しんでから、山を下りました。夕日が沈み、刻々と変わっていく空の色がとてもきれいです。

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18:04

 ちょうど聖堂を去る頃に、山の斜面に描かれる巨大なクリスマスツリーの明かりがともされました。モミの木を縁取る緑に、ツリーを飾る青やピンク、黄色の光。クリスマスツリーの中を、色とりどりの光の間を通って、道を下ります。空が暗くなるにつれて、ツリー用の明かりがはっきりと見えるようになります。

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 来た道を戻るのかと思ったら、夫が目抜き通りを歩こうと言います。中心広場の前にはクリスマスツリーが立ち、スケート場もできています。

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 広場のすぐ近くのバールの前に、ドン・マッテーオがここで撮影されたんですよと、写真が飾られていました。

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18:45

 駐車場に戻ったのは、出発してから3時間後のことでした。

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L'albero più grande del mondo, Gubbio, Umbria 26/12/2015

- Bellissima la passeggiata verso la Basilica di Sant'Ubaldo;
siamo saliti ammirando i panorami, poi sotto il cielo di tramonto
siamo scesi tra luci variopinte dell'albero.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ドン・マッテーオ2月日本上陸、Don Matteo10は1月から / Don Matteo in Giappone! (23/12/2015)
- グッビオとドン・マッテーオ / Gubbio & Don Matteo (6/2/2012)

参照リンク / Riferimenti web
- Alberodigubbio.com - Descrizione
- Alberodigubbio.com – Languages - Japanese (ツリーの詳しい日本語説明あり)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-12-26 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2015-12-27 11:01
なおこさん、おはようございます^^
グッビオの世界一のクリスマスツリー素敵ですね(^^♪
ほんとうのもみの木に電飾を飾るのは大変な作業では?
なんて心配してしまいました!
ダビデの星の部分の電飾もちゃんとあるのですね!
同じイルミネーションでも、厳かなイルミネーションに感じました☆
そんなに長い間はないのでしょうね!
見ることは難しいのでありがとうございました(^_-)-☆

それにしても、聖ウバルド大聖堂往復が3時間とは素晴らしい強脚ですね!
大聖堂からの夕日も美しくてよかったですね♪
あのドン・マッテ―オの街なのですね(^^♪
Commented by Mehreenkhan at 2015-12-27 12:15
素敵な散策でしたね。出発してから3時間もの間、歩けるのはきっと素敵な建物、美しい景色あってのことだからですね♪
巨大ロウソクを担いで運ぶお祭り!楽しそう!!ですが、実際すごい大きいのですね。重さも相当ありそうです(笑)
そのロウソク祭りもそちらでは伝統的なものなのですか?
Commented by kazu at 2015-12-27 21:49 x
ギネスに登録のツリー、高さが750メートル以上だなんて、信じられないです。クレーンでも使わないと飾り付けは難しいでしょうね。この木は生木ですか?以前家でも大きな木に電飾を付けたことがあるのですが、外すのが面倒で春まで放っていたら、新芽が絡み付いて大変でした。後片付けも皆さん、ご苦労ですが、きっと町の誇りなのでしょうね。ほんとに綺麗だろうと思います。

そうそう、この町を舞台にした、ドンマッテオのメイキングをミラノのホテルで見ましたよ。1チャンネルで放送してましたが、出演者がとても魅力的ですね。グッビオの街並みもほんとに美しい。なおこさんが楽しみにしておられるのが良くわかります。しかし、この町に行くのは列車では難しそうですね。やはりペルージャ辺りからバスになるのでしょうか。興味が出て来ました。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-28 18:58
アリスさん、こんにちは。わたしも初めてこの目で見られて、きれいだなと感動しました。高くしかも細い木の上の方に明かりを取りつけるのは、山の斜面がひどく急なこともあって、大変だろうと、夫も上を見上げながらしみじみと言っていました。

星は東方の三博士が目印としたという星を、彗星として表しているのではないかと思います。2枚目の写真には、大聖堂の後方の山頂に、彗星の電飾の看板が設置されているのも、写っているのですが、このときはまだ明かりがついていないので、分かりにくいですよね。このクリスマスツリーは来年の1月10日日曜日まで見ることができるようです。

アリスさん、大聖堂の中や周囲の眺めをじっくり見たあと、日が沈んでしまうと暗くて山は歩きにくいからと、どんどん下っていく夫について、必死で駆け下りました。昨晩から全身筋肉痛です。夫はリフトで下ろうかと言ったのですが、度胸がありませんでしたし、おかげで明かりのともったツリーのただ中を歩き、ツリーの明かりも間近で見られてうれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2015-12-28 19:12
めひりんさん、山を登りながら見下ろせるグッビオの町並みも美しく、大聖堂からの見晴らしもすてきで、うれしかったです。教会の近くにバールがあったので、わたしとしては夕焼けの眺めを楽しみながら、何か飲んでゆっくりしたかったのですが、ちょうど夕日が沈もうとする頃だったからか、夫が妙に急いでいたので、慌てて駆け下りました。

ロウソク祭り、テレビドラマのドン・マッテーオが日本で放映されるときには、イタリアのものがそのまま採用されていれば、オープニングに祭りのにぎやかな様子も一瞬流れるはずですし、確かロウソク祭り当日に設定されていた回もあったような気がします。見どころ満載で楽しそうなのですが、数年前にわたしたちが前日に訪ねたときでさえ、中心街はラッシュアワーの東京の電車の駅のように混雑していたので、夫が人混み嫌いなこともあり、おそらくは駐車場も見つけるのが大変だろうということで、まだ訪ねたことがありません。開催は毎年5月15日で、平日にあるため授業があって行けないことが多いのですが、週末にあたると混雑はさらにとんでもないものになりそうです。

ロウソク祭りは、グッビオの町の大切な伝統行事です。いつかまたYouTubeの映像からこれはというものを選んでご紹介しますね。たくさんある中から、時間のあるときに、要所をとらえていて、しかも長すぎないものを選ぶつもりです。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-28 19:23
かずさん、わたしたちが見つけた電飾は、すべて地面に生えた木に取りつけられていました。たいていは今も緑で生きた木なのですが、中には枯れてしまったように見える木もありました。取りつけるには、遠方から見てきれいなツリーになるように取りはからう必要があり、しかも山の斜面がひどく急で、細い木が多いので、取りつけは大変だったと思います。かずさんのコメントを見て思ったのですが、明かりが確実に見えるためには、剪定も必要ですよね。サイトでは取りつけや手入れにあたるボランティアの人々の名前と写真が見られるページがあるのですが、どの方の顔にも町への誇りと愛が感じられるように思います。

あら、ちょうどホテルでそういう番組をご覧になる機会があったんですね! 次号のJITRAの記事ではグッビオを取り上げるつもりなので、この機会に公共交通機関での行き方も調べてみますね。
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