心が決める

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 1月2日の晩、ボローニャからリミニの友人宅までは、電車で戻りました。車内があまりにも明るいので、車窓が鏡のように電車の中を映し出し、窓に映った反対側の座席の窓の中に、わたしたちの傍らの窓とわたしたちが映り、合わせ鏡のように、入れ子式の箱のように、どこまでもどこまでも、窓の中に、さらに小さい車両内と窓が映り続けています。

 そういう眺めがおもしろいなと思うと同時に、外の夜景がほとんどまったく見えないことに驚きました。

 そうして、人の心や頭も同じで、「これはこうだ」、「あの人はこうだ」などと頑なに思い込んでしまうと、そういう自分の思い込みにばかり焦点が、光が当たって、いくら現実はそうではないことが分かるできごとや言動があっても、目に入らないのではないかと思いました。

 逆に、どんなに心を波立たせるようなことがあっても、自分自身が本当に平静な心を持ち、自分を根っこのところで信じて、大切に思えていたら、何があろうと、だれから何を言われようと、心穏やかでいられるはずです。

 言うは易く行うは難しではあるのですが、今年は、もっと客観的に、よりさまざまな視点に立って、物を考えるように努め、多少の波にすぐに動じない、落ち着いた心でいられる自分に鍛えていきたいと感じています。

Benvenuto al giorno 1 de "Il Potere delle Energie Vitali".Siamo molto felici che tu ti stia unendo a noi! Nelle...

Posted by Deepak Chopra Meditazione on Domenica 22 novembre 2015

  “La sicurezza e la pace sono dentro di me.
   My security and peace are within.

  「安心と平安は、わたしの中にある。」

 主語に並ぶ二つの単語は、本当にさまざまな訳し方ができるのですが、わたしはこんなふうにとらえながら、瞑想講座を聴きました。心の中で何度も繰り返すだけで、波のように優しく、心に強さと自信を育ててくれるような気がします。

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Luminoso dentro buio fuori nel treno verso Rimini il 2 gennaio.
Così la finestra mostrava solo le immagini dell'interno del treno,
occultando completamente i paesaggi esterni.
Ciò accade anche nella nostra mente e nel nostro cuore;
quando crediamo qualcosa ostinatamente,
siamo pieni solo dei nostri pensieri e delle nostre ragioni
e non riusiamo a riconoscere la realtà.
Nello stesso tempo, anche quando fuori c'è una tempesta,
il nostro cuore rimarrebbe calmo, indisturbato
se avessimo dentro di noi un forte senso di sicurezza e di pace.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-01-16 23:59 | Vivere | Trackback | Comments(14)
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Commented by butanekoex at 2016-01-17 09:04
夜の電車の窓ガラス
車窓にうつる自分の顔は
時として、自分の母親と同じ顔に見え、驚くことがあります。
そんな時は、今は亡き母親が車窓を通して
私に何かを語りかけていると思い、
また、何を言いたいのかと考えてみるのですが
答えはなかなか見つかりません。

「自分の思い込みはやめなさい」
そのように、伝えたかったのかと
なおこさんの記事を読んで、目が覚めた気がしました。
言うは易く行うは難し、その通りですが
落ち着いた心で居られる自分を私も意識して過ごしていきたいと思いました。
Commented by ayayay0003 at 2016-01-17 09:17
夜の電車に乗ると
様々な思いがよぎりますね。
それくらい普段はゆっくりもの事を考えられていない自分がわかります。
窓ガラスの自分は、正直あまり直視できないのですが(笑)
自分自身ですらこんな自分なのか?とハッとなり、思い込みはほんとあるものだなあ・・・と気が付かせてくれますね!
なおこさんの記事を読んで、私も、バタバタしてまわりをゆったりとした気持ちで見れてないので、落ち着いた自分で物事を考えていきたいと思いましたよ(*^_^*)
Commented by りえ at 2016-01-17 10:31 x
直子さん、新年初コメントもうしあげますー!
本当ですね。体も心も、1つ信を持ってまわりに流されず、でも自分の殻にとじ込まらず・・・。難しいですが、鍛えていけるよう、私も頑張りたいです!
本年もよろしくお願いいたします。
Commented by nagisamiyamoto at 2016-01-17 12:57
なおこさん、こんばんは・・っておはようございますかな?
忙しい毎日に追われるとついつい偏った考え方で動いてしまうことってありますよね。
それを避けるために最近現代史を調べるようになりました。人間が行った過去の過ちや成功をみることによって、自分に何かプラスになればいいかなと。パリのテロ以降、ガイドさんたちの仕事が減り続けていますが、このタイミングでまた勉強し始めるガイドさんたちの影響を受けたからだと思います。
仕事と人生と未来のこと。
阪神大震災から21年。もうこんなに経ってしまったんですね。
Commented by London Caller at 2016-01-17 20:45 x
イタリアで電車に乗ったことありますよ。
特にヴェローナから、いろいろな場所に行きました。
とても便利でしたね。
イタリアでは二階電車もあるんですね。
イギリスではありませんよ。^^;
Commented by milletti_naoko at 2016-01-18 08:48
butanekoさんは、そんなふうに車窓に映るご自分の顔に、お母様を重ねていらしたんですね。蝶が近づいてくるのは亡くなった親しい人が会いに来てくれているんだと言っていた、マルケ州の友人たちを思い出します。わたしは今自分が母が亡くなった年とちょうど同じ年を迎えて、何かにつけて感慨深いことがあります。いつでも、いつまでもわたしたちを温かく見守ってくれているものと、そんなふうに最近は感じるようになりました。

皆さんのコメントを拝読して、同じ夜の電車の窓ガラスを見ても、人それぞれに心に浮かぶことが違っておもしろいなと思いました。

穏やかな心でいられたら、自分も周囲も一番楽で幸せなのですが、なかなか難しいですよね。でも、最後にご紹介したイタリア語の瞑想講座の言葉を心の中で繰り返すうちに、少しずつ心が穏やかになるということが、最近は増えてきました。一休さんのコマーシャル前の一言ではありませんが、「慌てない慌てない」、そうして、「怒らない、落ち込まない、悲観しない」ように気をつけようという意識を持つだけで違ってくる、そんなふうに期待しています。
Commented by milletti_naoko at 2016-01-18 09:03
アリスさんはそんなふうに、電車での時間にいろいろなことに思いをめぐらせているんですね! 昼なら風景が見えるのに、夜は外が見えないことが、わたしたちがあれこれとじっくり考えるのを助けてくれるのかなと、コメントを拝読して感じました。わたしも窓ガラスに映る自分の顔を見るのは、何だか気恥ずかしいです。うちで出かける前に身づくろいをするほど、さわやかな気合が入った気持ちではなく、何だか疲れてしまっている、そういう表情が出てしまうからでしょうか?

先日オンラインでディーパクのインタビューを生で聴いていたら、「瞑想の時間が日に1度取れないなら、2度取りなさい」とディーパクがよく言っているのだと知りました。慌ただしいときこそ、本当に難しいのですが、心を落ち着ける時間を取ることが大切だということかもしれませんね。
Commented by milletti_naoko at 2016-01-18 09:07
りえさん、新年初コメントありがとうございます♪♪

いろんな意味でもう少しどっしりと構えていられたらと思うのですが、心は思うほど落ち着いていてはくれないので、なかなか難しいですよね。お互いに頑張りましょう!

こちらこそ、今年もよろしくお願い申し上げます♪
Commented by milletti_naoko at 2016-01-18 09:19
なぎささん、こんばんは……あら、わたしよりも夜更かしを!! 記事を書くのがいつも寝る前になって反省をしているのに、なかなか改まらないわたしです。

ガイドさんたちもお仕事が減ることと同様に、主な観光名所を回られることが多いので、命の危険もあって、本当に大変だと思います。現代史を調べられているんですね。わたしは最近は現代史もなのですが、古代史や中世史が、テロや移民についての報道を耳にするたび浮かぶようになりました。古代メソポタミア文明が栄えたシリア。難儀に苦しむ移民たちを受け入れられず、異民族に滅ぼされた古代ローマと、征服者だった古代ローマの人々も、征服された土地の人にとっては移民であったこと。イギリスがアヘンの販売を中国が許さないからと戦争に及んだこと……

仕事と人生、わたしこそもっと真剣に今年は向き合っていかなくては。大震災から、もうそんなに経ったんですね!
Commented by milletti_naoko at 2016-01-18 09:31
London Callerさん、ストライキや遅延で困ることもあるイタリアの鉄道ですが、快適に旅ができたようで、何よりです。そう言えば、ローマ空港から市内へ向かうレオナルド・エクスプレスが確か2階建てでしたよね。

確かに! でもイギリスにはイタリアよりずっとずっと、2階建ての名物バスが多いですよね。
Commented at 2016-01-19 03:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2016-01-20 04:49
鍵コメントの方へ

鍵コメントになっているのですが、ひょっとしたら、つもりがないのに鍵をかけられてしまったのかもと思いつつ…… わたしもそういうことが時々あるものですから。

自分が生まれ育ったのとは違う文化を持つ国に住み、そういう国で育った人を配偶者として暮らしていると、やっぱり「あれ、あれあれあれ」と驚くこともあるし、お互いにどうしても受け入れられなかったり、当惑してしまったりということが、たまに出てきますよね。外での仕事や人との関わりの中においても。そういうとき、もっと自分が柔軟であれたらと思うと同時に、頑なな相手の人に対しても、穏やかであれたらと、難しいのではありますが、そう思います。「芯の部分」をディーパクは「真の自分」と呼んでいていて、いつだったか飯田氏の本を読んで以来、どんな人、自分の中にもある真の自分という考えが、すうっと胸に入るようになりました。

そうやってずっと続けることがあり、しかも、お友達もできて定期的にいっしょに集まられるなんて、すてきですね。近くにいたら参加できるのにと、残念です。

ありがとうございます。本当にそうですよね。お互いに、心穏やかに過ごせる1年にしていきましょう!!

Commented at 2016-01-22 00:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2016-01-23 06:51
鍵コメントの方へ、了解いたしました♪

おっしゃるように瞑想をして心を静めて初めて見えてくるものが、多いような気がします。わたしも最近さっぱりその時間を取っていないので、反省しています。そちらでの活動にはご一緒できませんが、いつかお茶でもどこかでごいっしょできると、うれしいです♪

ありがとうございます。わたしの方もさっそくそちらのブログのリンクをいただきました。こちらこそ、これからもよろしくお願い申し上げます♪
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