ミニひなげしとミミの耳

 昨日の夕方、料理に必要だからと、ハサミを片手に、ローズマリーの枝を摘みに行きました。ついでに花壇に目をやって、めずらしいヒナゲシがあれば撮影しようと、カメラケースも、肩からかけて庭に出ました。用を済ませて台所に戻り、ふと手に持っていたハサミを見ると、なんと

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小さなちいさなヒナゲシの花が、ひょろりと細く、びっくりするほど長い茎と根ごと、ハサミにくっついているではありませんか。

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 古代小麦の穂の間に、鮮やかなピンク色のヒナゲシを見つけて、これはめずらしいと撮影をしたときに、ハサミを地面に置いたのですが、そこにちょうど咲いていた小さなヒナゲシがあまりに軽く細長いので、ハサミを再び手に取ったときに、そのまま根ごと抜けてしまい、ハサミについて、台所までやって来たのでしょう。

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 と言うのも、我が家のヒナゲシは、花の色や模様ばかりではなく、花の大きさや高さもまちまちで、大きく育って麦より高くなる花もあるものの、こんなふうに、ふつう見かけるヒナゲシよりもずっと小さいヒナゲシが多いからです。

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 ローズマリーの葉や、わたしの指と比べれば、いかにこのヒナゲシが小さいかがお分かりかと思います。それなのに茎は、麦より高いヒナゲシに負けないくらい長いのです。

 花が小さいのに茎がひどく長いのも、ハサミを持ち上げたときに、ヒナゲシが根ごと抜けてついてくることも、とてもめずらしいので、夫に見せに行くと、それは写真を撮らなければと言います。

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 それで明るいところで写真を撮ろうとテラスに出たら、ミミがやって来たのでした。ご覧のとおり、花はミミの耳よりも小さいのです。

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 ふだんは、「なでてなでて」と言わんばかりに、すぐに背中を向けるミミが、このとき辛抱強くずっと顔を向けていたのは、ひょっとしたらヒナゲシは食べられるもので、自分のエサだと思っていたのかもしれないと、今写真を見ながら、ふと思いました。

 わたしも夫も、ヒナゲシもバラも、そうして概して花は、摘まずに地面や鉢に生きて咲く様子を愛でるようにしています。この小さなヒナゲシは、こうして摘まれたのも何かの縁かと、花瓶に挿して、台所に飾っています。

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Un fiore incredibilmente piccolo di papavero

l'ho trovato attaccato alle forbici
che avevo appoggiato per un attimo sulla terra
per fotografare un raro fiore di papavero rosa.
Di solito preferiamo ammirare i fiori vivi
piuttosto che raccoglierli, ma
forse il fiorellino è venuto da noi per farci compagnia e
ora è nel vaso in cucina.
La gatta Mimi stava lì tutta paziente.
Pensava che fosse qualcosa da mangiare?
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-10 23:25 | Fiori Piante Animali | Comments(6)
Commented by ayayay0003 at 2016-05-11 06:37
小さい、小さい、ひなげし可愛いですね(^^♪
ミミちゃんがそばにやって来てお花を愛でていたというのも、なおこさんの説は当たってるかもしれないですね(^-^)
なおこさん御夫婦が、お庭に咲いているお花はお庭で愛でているというお話を聞いて、ふと亡き母が同じようにチューリップの花を植えてたけど、あまり切り花にはせず庭で愛でていたのを思い出しました♪
なんだか、こころあたたまるお話、ありがとうございました♪
ミミちゃんが正面を向いた写真、とても可愛いですね(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2016-05-11 16:50
アリスさん、こうやって手に取って近くで見ると、花のかわいらしさを一段と感じました。今年は例年にも増して、びっくりするほど小さいヒナゲシの花が多いので、夫は残念そうで、「大きいヒナゲシしか写真は撮らない」と言うのですが、小さなヒナゲシの中にも、この白い縁取りのある花のように個性ある花が多いのです。

アリスさんのお母さまも、そうやって庭で花を愛でられていたんですね。うちは、台所の広い窓のすぐ向こうに、庭やテラスの花が見えるという事情もあります。そうやって夫が大切にしているバラなので、摘んでくれるのは何か祝いの意味があるときで、なおさらにうれしく感じます。

どういうわけか、ミミは、台所の窓を外からのぞき込むときには顔がいつも見えるのに、顔を見せて近づいたと思うと、すぐ背中を向けることが多いので、このとき長い間顔を見せていたのは何だかめずらしかったです。
Commented by Mehreenkhan at 2016-05-11 21:13
naokoさん こんばんは。
小麦の穂に混じってヒナゲシが咲いているのですね。
なんて可愛らしい♪

ハサミと一緒についてきた小さなヒナゲシ。
大きくなりたくって、グイグイと茎を伸ばして太陽へと向かっていたのでしょうか(笑)

ミミちゃん、確かに自分のエサと間違えているのかもしれませんね。お利口にしていたらいつかもらえると♪
Commented by milletti_naoko at 2016-05-12 04:46
めひりんさん、今年は夫があえて同じ場所にヒナゲシの種と麦粒をまいたのです。それで、麦畑と呼んでいいのか、花壇と呼んでいいのか、呼び方に困るのですが、感じとしては麦の間にヒナゲシが咲いているので、庭にあって従来は花壇でも、やっぱり畑と呼ぶべきでしょうか?

小さな小さなヒナゲシのその茎の長さと花と根のかわいらしさにびっくりしました。そうですね。麦の間から顔を出して日を浴びようと、上へ上へと育っていったのでしょう。

ミミ、めずらしく殊勝にしていて、かわいらしいです♪
Commented by London Caller at 2016-05-12 06:55 x
この角度から見ると、ミミちゃんは子猫みたいですね!
とてもかわいいです。

ローズマリー?ジャガイモといい組み合わせですね。
またはラムと味もすばらしいです。
きのう、羊肉料理を作りましたか?
イタリア料理によくラムを使っていますか?
イギリス料理ならビフのほうが多いと思いますね。
中華料理は豚肉です。^^
Commented by milletti_naoko at 2016-05-12 18:59
London Callerさん、ありがとうございます。夫も笑っていますが、ミミは見る角度によって、表情も大きさもかなり変わって見るので、かわいく、また不思議です。

ローズマリーのジャガイモとの相性、抜群ですよね。この日はタラをジャガイモといっしょに、ニンニクとローズマリーで香りをつけ、パン粉とオリーブオイルをふりかけて、オーブンで焼きました。イタリアでは、羊の肉も食べますが、復活祭前後以外は、出かけた先にメニューがあれば食べるくらいで、近所のスーパーでは見かけません。国によってよく食べる肉に違いがあるのはおもしろいですね。
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