湖の夕日と夫婦げんか、ディーパク瞑想講座英語版15日目

 「あなたがうれしい気持ちであれば、そばにいる人もうれしい気持ちになるし、あなたがいらだっていれば、そのいらだちを相手も感じるようになる。わたしたちの心は無意識のうちに、鏡のように相手の心の持ちようによって、移り変わりがちだ。」

 ディーパクの英語版瞑想講座のDay 15を、今日5日遅れで聴いていて、心に響いたのが、こういう教えでした。

f0234936_6495760.jpg
Tramonto al Lago Trasimeno 25/7/2016

 と言うのも、たまに夫とけんかになるときは、夫が声を荒立てて、あるいは不機嫌に何かを言って、それでわたしも気分を害し、そうして、イタリアの人と言うのは、うちの夫に限らず、悪気はないのだけれど、言いたいだけ悪感情をむきだしにして一通り言えば、あとはけろりとして忘れる場合が少なくないのですが、そういうむきだしの怒りに慣れていない日本人のわたしは、あとあとまで嫌な気持ちを引きずってしまい、もともとの理由はたいしたことではないのに、夫が機嫌を直して、うれしそうに優しそうに和解を求めるように話しかけても、むっつりして話を蒸し返し、それで夫が再び不機嫌になるというパターンが少なくないのです。

 こういうときイタリア人の奥さんだったら、売り言葉に買い言葉で反撃をして、しばらくしたらお互いにけろりとして何もなかったように、笑っているかもしれません。結局けんかの発端はささいなことであって、夫はこういう人だと分かっているのだから、わたしが気分を切り替えれば、すぐに二人とも心穏やかな気分で過ごせるのにと思いつつ、ついそうやって、不機嫌に物を言われると、わたしまで不機嫌になってしまう、そういうことを、ディーパクの言葉を聴きながら、思い出しました。

 「人間関係には二人以上の人が関わるけれど、どちらかが相手の言葉や態度を、懐深くに温かく受け止めれば、そこで何かが変わってくる。あなたの方から、負の連鎖、鏡写しの代わりに、愛や優しさの連鎖、鏡写しに変えていけるはずだ。」

 説明を聴きながらメモを取り、ノートに書いている間は耳がお留守になるため、どの言葉も、本来ディーパクが言ったこととは若干ずれがあるかもしれませんが、わたしはこんなふうにとらえながら、今日の講座を聴きました。


 そうして、講座の冒頭ではオープラが、テレビ番組のインタビューに確か離婚の理由として、「夫といても幸せを感じられなくなったから」と語っていた女性がいたけれども、「自分が夫の幸せのために何をしているか、できるかを自問する必要があるのではないか。結局わたしたちが受け取れる愛というのは、自分自身や他の人々に対して、自分たちが注いできた、注いでいく愛なのだから。」と言っていて、それも心に残りました。イエスの黄金律ではありませんが、自分がしてほしいことを人にしなさい、自分がそうしてもらいたいように、人に優しくしなさいということなのだなと感じながら聴きました。

f0234936_6501315.jpg

 湖は空が雲で覆われていれば、雲を映し、わずかでも光があれば、その光を映し出します。相対する人の心が共に鏡であるならば、意識的に、どちらかが嵐や曇り空の中でも、一条でも光を発していけば、そこから光が、優しさや穏やかさ、落ち着きが、どちらにも戻ってくるのでしょう。

f0234936_6502035.jpg

 写真は、月曜に見たトラジメーノ湖の夕景です。

****************************************************
Le nuvole, il cielo, la luce del tramonto
tutto si riflette sull'acqua calma del Lago Trasimeno. 25/7/2016
****************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-07-29 23:50 | Umbria | Comments(10)
Commented by ayayay0003 at 2016-07-30 07:58
なおこさん、ほんとにそうですね!
相手が不機嫌だとこちらもついそれに反応してしまっていては、負の連鎖、ケンカになっちゃいますよね!
こちらに余裕があるときであれば、こちらはなるべく穏やかに返すことが出来るのですが、たいてい不機嫌な時というのは、仕事で超忙しい時とか、遊びでも過密スケジュールで疲れてる時とか、お互いに余裕がない時が多いため家もついつい衝突してしまうパターンが多いです!(笑)
私たち夫婦は、イタリア人的性格の夫婦かも^^;となおこさんのイタリア人夫婦論?を読んで思ったりしました(笑)
日本人でも、奥ゆかしい同士なら喧嘩にはならないかもしれないですね!
なおこさんが紹介してくれる講座の言葉にはいつも教えられることが多いです♪
Commented by Bolognamica2 at 2016-07-30 15:02
なおこさん、おはようございます!
ご無沙汰しております。

息を呑むような美しい写真と共に、冒頭から心に響くメッセージ……いつも素敵な記事をありがとうございます(^-^)

我が家もなおこさんの所と同じパターンで……相手は引きずらないようですが、私は怒りというか、イライラした気分がなかなか抜けない方なので(そんな風に言われたらすぐに切り替えられる訳がない!という感じですが^^;)、結構引きずる方で、まだ怒ってたのか!?と呆れられる事も(笑)。

蒸し返すつもりはなくても、喧嘩の時って私はまだ言葉の問題もあって、まくし立てられると言いたいことが上手くイタリア語で言えず、きっとそれに自分もイライラしちゃうんだと思うのですが、後になって冷静になった時に、こう言いたかったんだという事を言おうとすると、また蒸し返してーと怒られたり(苦笑)

ディーパク氏の言葉、身に染みます。
やはり常に思いやりを持って相手の立場に立って物事考えないとダメですね…負の連鎖が続く時は、自分が変わればいいのですものね。相手との関係も、何事も最後はやはり自分次第ですね、、、今回も勉強になりました(*^ω^*)
Commented by London Caller at 2016-07-31 06:41 x
ああ、いいことばですね。
2011年の漢字の「絆」を思い出しました。
人と人のきずな、大切なものですよね。
もう5年前のこと!!
Commented by milletti_naoko at 2016-08-01 15:08
アリスさん、もちろんイタリア人にも穏やかな人やだんなさんはいるし、爆発する女性の友達もいて、彼女の場合はだんなさんが穏やかな人です。いつもいっしょにいる大切な家族や友人だからこそ思いやりを持ってと思うのに、遠慮がなくなってついいらいらが顔に出てしまうのは、わたしもいっしょです。で、夫には大声ではっきり言わずに嫌な顔をしたり嫌味っぽく口調を抑えながら言うのが腹が立つようで、この辺は文化の違いかなという気もします。

アリスさんのお宅もなんですね! 大切なのは二人心地よく過ごせることなのだと、軸をしっかり持てれば、少しはこのけんかのいつもの路線を変えられるのではと、変えていかなければと、講座を聴きながら思いました。
Commented by milletti_naoko at 2016-08-01 15:13
みかさん、おはようございます。こちらこそ、真率なうれしいコメントをありがとうございます♪

イタリアの人って、感情的にぼんっと爆発して、そのまま感情や言葉をぶつけられて、言う方はすっきりするけれども、言われた方はいつまでも嫌な感情を引きずることってありますよね。「ぼくはこういう奴だって分かっているだろう」と夫は時々言うのですが、だったらわたしがいつまでも気に病むことを分かって物言いを考えろと思う一方、大切なのはどちらが正しいか、勝ち負けではなくて、二人が心穏やかに過ごすことなのだから、わたしの方がスイッチをさっと切り替えた方が、と言うか、ひどく難しくはありますが、最初からそれほど心を動じさせなければ、それが一番どちらにとっても精神的にいいなというのは分かっているので、ディーパクの言葉になるほどと思いました。
Commented by milletti_naoko at 2016-08-01 15:15
London Callerさん、絆が漢字として大切だと考えられたということは、それを人が皆感じているということですよね。絆が大切にされていく世の中でありますように。
Commented by papricagigi at 2016-08-03 04:51
わかります~。「あるある!このパターン!」と思って読みました(笑) うちも相方は半分イタリア人なので、どっかーんと意思表示をしてその後はケロリ。で、すでにケロッとしている彼と、何かがくすぶり続けている私… 笑えますね。彼にとっては英語が母国語だし、言いたいことをズバッと無駄なく行ってのけるんですけど、私は日本語でさえ口下手で喧嘩下手なのに、英語となると未だにじだんだを踏むことばかり。このアンフェアなスタンスそのものに自分がイライラしたりするんです。。。喧嘩の原因そのものはくだらないことが多いんですよ。あと、私は「言われたこと」そのものよりも「言い方」の方に腹をたてることもありますが、それは彼には理解が難しいようです。物は言いようだろう!って何度も説明するんですけど、これも文化の違いなのでしょうか。
わたしもこの15日目の言葉を聞いて、そうだなぁ、負の連鎖を断ち切ること、私にかかっているんだなぁ~って思いました。少しずつ、ですね♪
Commented by milletti_naoko at 2016-08-03 19:21
Papricagigiさんのだんなさまも、烈火タイプなんですね! 言われる内容よりも言い方に腹が立つ、それ、わたしも同じです。日本ならもう少し相手の気持ちに配慮した言葉遣いをするのではないかと思いつつ、うちの夫も義父母やとりわけ親しい友人には時々こういう困った立腹調で失礼な物言いをするものの、それ以外の人の前ではどちらかと言うと温厚でおとなしくしているので、日本のだんなさんも、相手が奥さんとなると、こういう失礼な物言いをすることがあるのかもしれないと、ふと考えたりもしています。わたしも物は言いようだと言うのですが、ぼくがこう言う言い方をするけれど悪気がないことは、君ももう分かっているだろうと言われ、そうするとわたしも、「だったら私がどれだけ嫌な思いをするか、あなたも分かっているでしょう」とは言ってみるのですが、結局は堂々めぐりなんですよね。と言うわけで、難しいけれど、こちらが水に流すのが、結局は一番いいのだろうなと、水に流せるように努めてみようと思い始めたところです。
Commented at 2016-08-21 09:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2016-08-21 23:01
鍵コメントの方へ、すぐにわっと言い返せばいいような、相手は単に感情に走って物を言っているので、何を言ってもむだのような、とは言えこちらがいつまでもくすぶっていると、またぶり返しで、文化の違いもあって、なかなか難しいです。
<< 夏山のぼり 人気ドラマ三人組と学ぶウェブ基... >>