凍結肩の右肩と新たな左肩の痛み、その後

 昨年秋以降激痛に悩まされ、動きがひどく制限され、凍結肩(癒着性関節包炎、狭義の「五十肩」)と判明した右の肩は、専門医の診療を受け、昨年末から今年6月初めにかけて、週に2度リハビリに通ったおかげで、痛みもかなり和らぎ、可動域もかなり回復することができました。

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Fiori di elicriso 2/7/2016

 ところが、4月上旬頃から、少しずつ左肩が痛みだし、6月のフランス旅行前に超音波検査で、tendinosiという診断を受けました。その頃は、以前から予約していた両肩の超音波検査と皮膚科でのホクロ検査が予定されていた上に、光視症と後部硝子体剥離のために、緊急診療も含めて、かかりつけ医や病院の眼科にたびたび足を運ぶことになり、さらに迫る旅行のための宿などの予約も必要で、ひどく慌ただしかったため、イタリア語版Wikipediaで調べて、対応する日本語がないので、病気の説明だけ読み、リハビリで通っていたカイロプラクティック院の専門医に、超音波検査の結果と両肩の様子を見てもらって、「右肩は可動域をまだまだ取り戻さなければいけないけれど、もう半年もリハビリに通っているなら、後は自宅で体操をきちんと毎日続ければそれでいいですよ。左肩もなるほど、腱炎とtendinosiがあるから痛むのだと、痛みの理由が分かりました。右肩と同じように、左肩の方も、毎日体操をすること。」と言ってもらって、自宅で運動をすればいいものと、安心していました。

 ただ、眼科からも後部硝子体剥離のために、今後のことを考えて、重いものは持たぬように言われ、肩についても専門医から、両肩とも重いものを持つのは避けるように言われたため、かかりつけ医からは、6月の旅行は延期した方がいいと言われていたのに、久しぶりに友人と旅行をしたい夫から、「荷物はぼくが持つから」と誘われ、わたしもちょうどジヴェルニーのモネの庭を映画で見て、フランス旅行に自分も行きたいと心が動き、予定地の一つ、モン・サン・ミッシェルは以前から行きたかったところなので、目と肩には気をつけるつもりながら、結局はフランス行きを決行しました。

 そうして夫は悪気はなく、わたしも夫をあてにしすぎてはいけなかったのですが、自宅使いの重いノートパソコンと一眼レフのカメラを携帯したら、自分の荷物だけでひどい重さになり、わたしの荷物を運べるような状況ではなかったので、結果的には、旅行中、わたしの荷物は自分で運ぶこととなりました。ただし、1週間後にシャルトルで合流した友人たちの借りたレンタカーに入るようにと、荷物は極力少なく抑えていたので、助かりました。そうして、旅行中は、きちんと体操をする時間や体力的な余裕がなく、専門医の助言に反して、重いものは持った上に体操はしないままに2週間が過ぎました。そうして、イタリアに戻って、夜眠れぬほどの咳とのどの痛みが1週間以上続き、やはり体操ができない日が続きました。

 そのためか、7月の初め頃から、時々左肩がひどく痛むようになり、この2、3週間ほどは激痛のために、主義に反するものの、時々鎮痛消炎剤を飲んで、しのぐようになりました。同時に、以前特に冬の朝に痛んで、かかりつけ医に、関節症(artrosi)と診断された右指の関節が、特に朝痛むようになり、しかも以前に比べて痛む関節の数が増えました。痛みがひどくなった頃から、医師に言われたように、「痛みがひどいようであれば体操を加減する」ように気をつけながら、できるだけ毎日、指示された両肩の体操、そうしてエゴスキューの肩のEサイズをするようにしました。そうして、わたしの関節の痛みを心配して、夫が自分もかつて飲んでよかったという関節によい栄養補助剤を、わたしのために注文してくれて、そのカプセルも7月18日から毎日摂取するようになりました。週末などに出かけるときと、朝早くから仕事があるときは、体操が難しいのですが、そうやって最近は、かなりまじめに体操に取り組んでいます。さらに、イラクサとアマーロ・スヴェデーゼ、ハチミツとシナモン、さらにショウガ、カレープラント(elicriso)など、鎮痛消炎剤や関節によいという薬草を、あれこれとハーブティーなどにして飲んだりしています。

 ところが、右肩は日が経つにつれて、動きをより回復し、痛みも軽くなる一方なのに、左肩は何かの拍子に激痛が走り、気がつくと、五十肩の症状が重かった頃の右肩ほどではないものの、肩の可動域が狭くなり、さらに左肩が日中も痛んで、何かの動作で激痛が走るばかりか、夜に左肩の痛みで目が覚め、早朝も痛みのためにベッドに横たわっていられず、朝はその痛みがしばらく続くため、朝の涼しいうちに済ませておきたい水やりや掃除、アイロンがけを、夕方まだ暑い頃に、しなければいけないようになりました。

 左肩の病状が悪化して、ひょっとしたら左肩まで凍結肩になろうとしているのではないか、あるいは、何か他の病気かもしれないと、カイロプラクティックの専門医に診療を受けようと思ったのですが、公費補助が出る診療枠は8月15日まで空きがないので、8月22日の夏休み後の開院以降にまた電話をするようにとのことです。鎮痛剤も残り少なくなってきたし、6月からの2か月間に、肩の症状がどう変わっているか検査を受けるためにも、かかりつけ医の診療所を訪ねようかとも思ったのですが、昨年かかりつけ医が自宅で体操をするようにと繰り返すばかりで、超音波検査を指示してくれたのは、激痛のためにもうどうしようもない状態になってからであったこと、そうして、凍結肩という専門医の診断を伝えても、単なる肩の痛みととらえているふうであったことから、行ってもしかたないか、必要な検査が何かも分かるまいと、あきらめました。そうして、昨年、鎮痛消炎剤を飲んでも、結局生姜湯やニンニク、オリーブオイル、アマーロ・スヴェデーゼなどの薬草療法を試みていた頃同様に、肩は痛んだことを思い、どうしても痛みが耐えられないとき以外は、できるだけ鎮痛消炎には頼らず、薬草を使おうと考えました。

 そうして今日になって、そう言えばそもそもtendinosiとは日本語で何だろうと、Wikipediaイタリア語版の解説ページの左手から、該当する英語を調べ、さらにその英語の病気名は日本語で何と言うかを調べてみて、どうやら「慢性腱炎」あるいは「腱症」と言うらしいと分かりました。本当は医師に診てもらうのがいいのですが、専門医の診療は、早くとも8月22日までは待たねばならないので、これから、この「慢性腱炎」と「腱鞘」について、手持ちの肩の痛みの本や、インターネットでいろいろと調べて、専門科医診療までの対策を練ってみるつもりでいます。

 幸い特に痛むのが今は左肩なので、日常生活や仕事への支障が、右肩の場合に比べると少ないので、助かります。以上、自分自身の覚え書きの意味を込めて、長々と書き留めてみました。

 写真は、先月マルケ最大のブナの木を訪ねた帰りに立ち寄った村で見かけたカレープラントの花です。

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Belli i fiori di elicriso, i fiori del sole.

A giugno la tisana di elicriso mi ha aiutato a calmare la tosse.
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関連記事へのリンク
- 財布にも痛い五十肩@イタリア
- ぎっくり腰と腰痛・肩こり撃退体操、エゴスキュー
- 飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア前編
- 飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア後編

参考図書・リンク
- 「エゴスキュー・メソッド」肩のE-サイズ日本語資料 (PDF)
↑↑ 昨年は肩の痛みに、まず下の本にある全体調整メニューを試みたのですが、肩関節の拘縮で二つ目のEサイズが不可能で、また、次に試みた、以前に何度か続けたことのある腰や肩の体操は時間がかかる上に、後の痛みがひどいために断念し、短い時間で済んで、痛みの少ないこの体操を、今のところは続けるつもりでいます。
- ピート・エゴスキュー著、越山雅代監修・訳、『痛み解消メソッド驚異のエゴスキュー』、ロングセラーズ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-04 22:32 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2016-08-05 08:24
なおこさん、今度は、左肩の方が痛むのですね!
あまりの痛みに消炎鎮痛剤に頼るというのは分かる気が致します。あまりの痛みでは、何もするにも集中力に欠けるし、何もする気になりませんよね!右肩をかばっていたら、左肩も悪化したのかもしれないですね^^;
聞き腕ではないということですが、やはり左肩が痛んでもかなりの負担がおありだと思います。
ご旅行には、行かないなんていう選択は正直なところ出来ないくて当然だと思います。いろいろと思うところはおありだと思いますが、いいように考えられて、ゆっくりと治してってくださいませ(^^♪
体操や、いろいろな薬草療法も、時間をかけたらおそらくゆっくりではあるけれど良い方向に効いてくるものと信じたいですね。
どうか、御無理だけはしないようにお身体ご自愛くださいませね♪
Commented by Sabio at 2016-08-05 08:58 x
なおこさん、おはようございます。

五十肩の痛み、辛いですよね
私も40代・50代で経験したので、よくわかります。
それぞれ症状は違い、3-4年前に経験した五十肩は治るのに一年近くかかりました。
加齢による筋肉や腱の老化なのかどうかはわかりませんが、
「このまま治らなかったらどうしよう・・・」と思うほど、改善のスピードが遅かったです。

はっきり言って、整形外科では何も治療できず気休めの痛み止めを処方されるだけ・・・
結局、整体師や作業療法士によるストレッチ&時の経過で治っていったような気がします。
痛くてもストレッチと肩甲骨まわりを温めるという方法がベストだと思いました。
お辛いと思いますが、必ず治る時が来るので、気長に向き合って下さいね。
Commented by butanekoex at 2016-08-05 16:01
なおこさん、肩の痛み、おつらいでしょう。
それでなくても、数重なる通院にうんざりされることとお察しいたします。
薬草やストレッチで少しでも改善できますように。
私は、両腕の肘と両手の親指の付け根が炎症を起こしたことがありますが
整形外科ではやはり、薬の処方はなくて
ストレッチを進められました。
ストレッチだけで1年くらいかけてようやく痛みを感じなくなりました。
薬には頼らず済んだといういうことは
軽症だったのかと思いますが
なおこさんの肩も必ずよくなるはずです。
でご無理だけはなさらないように、お大事になさってくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2016-08-05 22:53
アリスさん、ありがとうございます。専門医の診療を待って、それまでに自分でできることを継続してやっていくつもりでいます。夫がまた8月15日頃から友人たちと北イタリアに行こうと言うのですが、長いドライブは肩につらいし、旅行中は体操も薬草の服用も難しく、以前より痛みが悪化しているので、今回はわたしは様子を見て、参加するか否かを決めるつもりでいます。ちょうど個人授業で教えている生徒さんたちが次々に短期旅行から戻る時期とも重なりますし……
Commented by milletti_naoko at 2016-08-05 23:02
Sabioさん、ありがとうございます。なんと両方の肩で経験がおありなんですね。さぞかしおつらかったことでしょう。療法士には少なくとも半年と言われ、夫のいとこに治るまでに1年かかった人もいて、インターネットで調べたら長いと2年と書いてあったような記憶もあるのですが、約1年経って、右肩はかなり楽になりました。

日本の整形外科では痛み止めだけなんですね! そう言えば、わたしも肩や腰の痛みで日本で何度か整形外科に行ったものの、結局原因がはっきりせず、治療の効果もあまりなかったような記憶がぼんやりとあります。わたしの五十肩は、一番ひどい頃のコルチゾンの注入と作業療法士さんの施術やリハビリのおかげで、幸い少しずつ快方に向かっています。

やっぱり温めるのがいいのですね。今朝は昨日体操をはりきりすぎたからか、左腕の腱炎と左肩が朝ひどくなってしまいました。腱炎がありながらも鎮痛剤を飲んで動かし続けたおかげで、肩関節が拘縮しなかった親戚もいるので、痛みと相談しながら、ストレッチを続けるつもりでいます。最近は夏で暑いし、てっとり早いので、肩がひどく痛いときには冷やしていたんですが、やっぱり温めた方がいいのですね。これからはできるだけ温熱療法を心がけます。
Commented by milletti_naoko at 2016-08-05 23:08
butanekoさん、ありがとうございます。イタリアでは専門医に診てもらったり検査が実際にできるまでの期間や待ち時間が長いので、そういう意味ではおっしゃるとおり、またかという気持ちがあります。ただ、リハビリに通っていたカイロプラクティック院では、比較的近日中の予約が取りやすいし、スタッフや意思にすでに経過を見てもらっていた安心感があるので、助かります。

整形外科では薬を処方する代わりに、ストレッチを勧められたんですね。もうけようとして薬を売りたがる医師が多い中、とても良心的だと思います。butanekoさんのお言葉、心強いです。

こんな個人的な泣き言のようなことを長々と書いてもとは思ったのですが、忘れずうちに自分の覚書も兼ねて、また、どなたかの参考になるかもしれないと思って書いてみました。皆さん、辛抱強く長い記事を読み、温かいコメントをくださって、ありがとうございます。


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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