洗濯のイタリア語と悪臭退治90度から回し、イタリア

 2005年秋に購入してから11年になるドラム式洗濯機で、今朝洗濯しようと思ったら、洗濯槽から悪臭がするのに気づきました。洗剤や柔軟剤を入れる取り外し可能な部分や、汚水がたまる部分は、使用説明書に書かれているように定期的に洗うようにしているのですが、説明書に書いてあるのに、していないことがありました。

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 洗濯槽に汚れや臭いがつくのを避けるために、月に1度は水温90度で洗濯することと書いてあるのですが、妙に賢い我が家の洗濯機は、たとえば洗濯物の量によって洗濯に使う水の量を加減することができるのです。使用説明書によると、うちの洗濯機で90度のお湯での洗濯は、綿(cotone)コースを選んだ場合のみになっていて、あとのコースはすべて水温が60度以下となっています。ひょっとしたら他のコースでも90度の熱湯で洗うことが可能かもしれないのですが、そもそも二人暮らしで90度でも色落ちしない綿の衣類の洗濯物が一度にそんなにたまらない上、一度だけ最初に綿のコースで洗ったら、丈夫なはずの食器用ふきん(asciugapiatti)や台所用手ぬぐい(asciugamano)まで、周囲がほつれたり、穴が開きそうになるほど、洗い方が強力であることが分かったため、以後は90度での洗濯はしていませんでした。

 イタリアに暮らしているため、イタリアで販売される洗剤や柔軟剤を使っており、洗濯機もイタリア製なので、イタリア語で、洗濯機の悪臭を取るにはどうしたらいいかを、インターネットで調べてみました。すると、よっぽどひどい場合でなければ、「水温90度で何も入れずに洗濯コースを選んで洗濯する」だけで臭いが取れる場合が多いし、もし心配であれば、あるいはそれでも取れなければ、「水温90度かつ酢を加えてから回しをするといい」とあり、それでもだめな場合には、何か特別な洗剤を購入して使わなければいけないと書かれています。

 我が家で使用している酢は、市販のバルサミコ酢と、義父母が赤ワインを利用して作っている自家製の酢です。悪臭取りに使うのに、バルサミコ酢は論外でしょうし、義父母自家製の酢は、色が赤っぽい上に、市販の酢に比べてかなり強いという印象があるため、何か問題があってもいけないと思い、とりあえずは、水温を90度に設定し、何も入れずに綿コースを選んで、洗濯機を回してみました。イタリアの洗濯機は、洗濯を一通り終えるまでにひどく時間がかかるのですが、綿コースは一番念入りに力強く洗うため、2時間以上かけて、洗います。洗濯機がそれだけ長い間、90度の熱湯を何度も注いだり、回したり、排水したりを繰り返してくれたおかげで、幸い、酢を使わずとも悪臭を追い払うことができました。その後、いつもより多めに洗剤を入れて洗ったら、洗濯物には洗剤に含まれる芳香剤の香りだけがしていました。

 こういう話だけで終わるのもどうかと思い、イタリアで暮らす日本の方、あるいは日本で暮らすイタリアの方のお役に立てばと、洗濯関連のイタリア語・日本語を併記し、絵も添えてみました。かつて同僚の先生が日本に帰国したとき、日本に家族で移住した元教え子から、柔軟剤を日本語で何と言うか教えてほしいと言われたと、話を聞いたことでもありますし。

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Lessico del bucato in italiano e in giapponese

- Alcune parole non si trovano quasi mai nei manuali di lingua straniera, ma servono assolutamente per vivere nel paese in cui si parla la lingua.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-09 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(5)
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Commented by mokochan at 2016-11-10 10:09 x
なおこさんBuongiornoです。
私も今、洗濯機槽を洗っているところです、と言っても洗剤をいれてまわしているだけですが。毎日量の多少はあっても使うものですからね、水あかとか洗剤の影響で汚れますよね。
昨日はアメリカの大統領選に世界中が注目しましたが、夏のイギリスのEU離脱決定もあり、すごく歴史が動いている中に生きているのを実感します。日本はこれからどうするのか
ちゃんと考えなければなりません。
昨日の記事の写真をみて、先月観た映画インフェルノを思い出しました。フィレンツェの景色を楽しみにしていたのですが内容がいまひとつのような気がしてがっかりしました。
日本語訳の本は沢山の絵が一緒にはいっているそうで、本のほうがいいわよ!と友人が言っていました。ダンテの神曲はイタリアの学校で読むそうですね。私も読んでみようかしら?とちょっと思いましたが、なおこさんもお読みになりましたか?
Commented by ayayay0003 at 2016-11-10 10:19
なおこさん、旅行に出ててちょっとご無沙汰しました(^_-)-☆
海外旅行(イタリア旅)に出て、必要な単語と言う点でも、このような洗濯に関する単語は知っておくと役立つと思います!長期旅行の際は、コインランドリーを使う機会はありますし、洗剤も忘れて現地調達ということもありえますからネ☆
ス―パーでのお買い物は、楽しいですが、知らないと間違ったものを買ってしまうかも?なんてことも有りえますネ!
柔軟剤なんかは洗剤に比べるとわかりにくいかな?と私も思いましたので、このようにイタリア語と日本語標記していただくとどちらの滞在の方にも役に立つと感心いたしました(^^♪

90℃のお湯で洗う?というのに驚きました!(@_@;)
日本ではありえない設定ではないでしょうか?
国が違えば・・・なんですね!
Commented by mokochan at 2016-11-10 17:20 x
なおこさん
ダンテの神曲についてですが、メルマガのほうに詳しく
書いてあったのですね。。失礼しました。
プリントアウトしてじっくり読んでみます。
もちろんイタリア語では読めませんが、日本語訳で読んでみようかなと興味がムクムク湧きました。
Commented by milletti_naoko at 2016-11-10 23:40
mokochanさん、こんにちは。あら、ちょうど洗濯機槽のお掃除中なんですね! 米大統領選については、今後の動きに注目したいと思います。予想に外れて、アメリカや世界の政治がいい方向に向かってくれればと思う一方、ツイッターでトランプ支持者による弱者虐待を報告する数々のツイートを見て、真実でないことを祈っています。

ダンテの『神曲』は、ペルージャ外国人大学の語学講座および大学の課程の文学の授業などでしばしば学び、本も3巻とも購入し、ダンテ購読も受講したので、いろいろな章を読み、構成についても教わり、ロベルト・ベニンニの朗読・解説公演も実演・テレビ放映で数度見ていますが、いつかと思いつつ、まだ全編を通して読んだことがありません。古代ギリシアからダンテと同時代までの歴史上の人物や事件が数多く登場するため、学んだところを思い出しても、脚注がひどく多く、歴史をまずは概観して頭に置いておかないと、注を読くためにしばしば横に逸れるのがつらいような気もしますが、注が多くて困るのは、すでに何冊か読んだ、ジュール・ヴェルヌ作小説のフランス語完全訳や、夏目漱石の『草枕』などにも当てはまるのに、それでも読み通しましたっけ。

『神曲』に興味を読んでいただけたようで、うれしいです。わたしも何だか読み返してみたくなりましたが、すでに読みかけて放置している本が数冊あるという……
Commented by milletti_naoko at 2016-11-11 00:04
アリスさん、お帰りなさいませ! コメントをきっかけに、ノルマンディーのル・アーヴルのコインランドリーがうまく機能せずに、その場に居合わせたスコットランドの若者に助けられたことを思い出しました。イタリアに実際に暮らしている人のことを考えて、発音表記は考えなかったのですが、旅行者の役に立つようにするためには、発音記号だけでもつけたらよかったですね。

わたしのブログ表紙の右欄にリンクがあるラルースのオンライン無料多言語辞典で、それぞれの語を調べれば、発音も聞くことができます。たとえば、伊英辞典の次のページから。
http://www.larousse.fr/dictionnaires/italien-anglais/lavatrice/21998
ただ、以前と違って、今は無料ではありますが、サイトに登録しないと、音声を聞くことができないようです。英語はwashing machineなので、日本語の「洗濯機」はその直訳かもしれませんね。

90度という温度には、わたしも最初はびっくりしました。まあ、そのおかげで、妙な化学合成液を使わずとも、高熱の水が汚れを押し流し、きれいにしてくれたのだと思うのですが。
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